アルギニンはにんにくに多く含まれています


アルギニンはにんにくを成分として含んでいる、代表的な食品だとされています。アルギニンはアリシンと並んで、にんにくの特徴的な栄養素です。

にんにく特有の香りはアリシンからもたらされており、にんにくの持つ滋養強壮効果や疲労回復効果はアルギニンがもたらしています。アルギニンは滋養強壮効果や疲労回復効果が高いことから、栄養ドリンクにも配合されているほどです。

またアルギニンにはホルモンバランスを整える効果もあり、抗酸化作用も高いことから、男性機能を改善する効果も期待されています。

にんにくはアルギニンを多く含む代表的な食品です

にんにくは食品の中でも、アルギニンを多く含む代表的な食品として知られています。100gのにんにくに含まれるアルギニンの量はおよそ970gとされています。

滋養強壮というとウナギが有名ですが、ウナギ100gに含まれるアルギニンの量はおよそ1100mgです。

にんにくはウナギには及ばないものの、多くのアルギニンを含んでいますし、ウナギにはない効果もたくさん持っています。

また他の野菜や果物、穀類などと比較した場合、にんにくにはタンパク質や炭水化物、食物繊維やビタミンB6、リンやカリウムといった成分が多く含まれています。

タンパク質は私たちの筋肉や内臓などを作るのに欠かすことのできない栄養素で、炭水化物はわたしたちの脳や身体が働く際のエネルギー源となる栄養素です。

食物繊維には腸管内のコレステロールや有害物質を排出する働きがあり、便秘を改善する効果も期待できます。ビタミンB6にはたんぱく質からエネルギーを作り出す働きがあるので、タンパク質を多く摂る人ほどビタミンB6を多く摂ることが重要です。

カリウムには心臓や筋肉の働きを調節する作用があるので、むくみの改善や血圧調整などの効果が期待されています。リンは骨や歯を丈夫にしてくれるほか、脂肪や糖質の働きをサポートしてくれるということです。

アルギニンには成長や健康に関わる作用があります


アルギニンには、成長や健康に関わるさまざまな作用のあることが分かっています。たとえばアルギニンには成長ホルモンの合成を促進する作用があるということです。

アルギニンはそもそも体内で合成することのできるアミノ酸であるため非必須アミノ酸に分類されます。ところが成長期に大きな手術をしたり、ケガをしたりして体力の損耗が激しいと、アルギニンを必要量だけ合成できない可能性が出てくるのです。

もしアルギニンを十分に合成できなかった場合、成長ホルモンの合成を促進できなくなるリスクが生じます。

成長期に十分な成長ホルモンが合成できないと、背が伸びなかったり筋肉や骨が発達しなかったりといろいろな不都合が生じることとなるわけです。

また成長ホルモンは成長期にだけ分泌されるものではなく、私たちが生命活動を終えるまで分泌され続けるものです。とはいうものの年齢とともにアルギニンの分泌量は徐々に減少していきます。

年齢とともに疲れが抜けにくくなる一因として、成長ホルモンの分泌量の低下があげられるのです。そういった意味では、大人にとってもアルギニンの摂取が欠かせないと言えます。

アルギニンのその他の作用としては、免疫機能を正常に保つということがあげられます。アルギニンを必要量だけ合成できていれば、風邪などから身体を守れるという訳です。

アルギニンのサプリメントには成長促進効果がありません

雑誌やインターネットの記事などを見ていると、アルギニンのサプリメントの効果によって「身長が伸びる」などと宣伝しているケースが見受けられます。たしかにアルギニンは成長ホルモン分泌刺激試験で用いられる医薬品に配合されています。

ただ成長ホルモン刺激試験で用いられるアルギニンは体重1kg当たり0.5gと配合量が多く、しかもそれを30分間にわたり血管内に直接注入することで使用します。

アルギニンのサプリメントに配合されているアルギニンの錠剤は大きくても2g程度で、その成分が血液中に移行したとしても、せいぜい0.05g程度ではないかと考えられています。

またアルギニンを含む薬剤で仮に成長ホルモンの分泌が促進されたとしても、成長の促進は起こらないことが化学的に証明されています。

薬剤でも成長の促進が起こらないのですから、それよりも効果の低いサプリメントで成長の促進が起こるとは考えられないのです。

アルギニンに限ったことではありませんが、サプリメントはあくまでも栄養補助食品です。そのため日頃の食習慣を見直すことが重要と言えます。

(まとめ)アルギニンはにんにくにたくさん含まれている?

1.アルギニンはにんにくに多く含まれています

アルギニンはにんにくに多く含まれています。にんにくの代表的な成分がアルギニンとアリシンであり、その両者によってにんにく特有の香りや滋養強壮効果、疲労回復効果などがもたらされているのです。

2.にんにくはアルギニンを多く含む代表的な食品です

にんにくは食品の中でもとくにアルギニンを多く含む代表的な食品として知られています。

またにんにくはほかの果物や野菜、穀類と比べても、タンパク質や炭水化物、ミネラルなど豊富な栄養素を含んでいます。

3.アルギニンには成長や健康に関わる作用があります

アルギニンには、成長や健康に関わるさまざまな作用があります。なぜならアルギニンの作用によって成長ホルモンの分泌が促進されるからです。

そのためアルギニンは子供の成長にとっても、大人の健康維持にとっても欠かせないのです。

4.アルギニンのサプリメントには成長促進効果がありません

アルギニンのサプリメントには成長促進効果がありません。アルギニンの薬剤には成長ホルモンの分泌を促すものがありますが、それですら成長の促進効果が見られないのです。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe
経歴
富山県立富山中部高等学校卒業
金沢医科大学医学部医学科卒業
順天堂医院 初期研修医
順天堂医院 初期研修修了
順天堂医院 整形外科入局
順天堂大学大学院 整形外科学講座
下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
順天堂大学大学院 医学博士取得
SBCグループ・西新宿整形外科 入職
西新宿整形外科  医院長
ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

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運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 田邊雄医師