アルギニンとLアルギニンは基本的に違いがないものです


アルギニンとLアルギニンには基本的に違いがありません。Lはアミノ酸の成分構造を表す記号です。

アルギニンは滋養強壮剤などによく配合されている成分として知られていますが、原材料名のところを見てみると「アルギニン」と書かれているケースと、「Lアルギニン」と書かれているケースの2つがあります。

アルギニンについてよく知らないと、両者は別なものかと思ってしまうかもしれませんが、基本的には同じものです。これはなにもアルギニンに限ったことではありません。

アミノ酸であるトリプトファンやリジンなどを見てみると、やはりLトリプトファンやLリジンと表記されているケースがあります。

アルギニンとLアルギニンは基本的に同じものです

アルギニンとLアルギニンは表記の仕方が異なるだけであって、基本的には同じものだと考えて間違いありません。ただし「基本的には」ということは、例外もあるということです。

Lアルギニンの「L」はアミノ酸の成分構造を表す記号だということでしたが、アミノ酸の成分構造を表す記号にはL以外にも「D」があります。ごく簡単に説明すると、人体に存在しているアミノ酸はすべてL型です。

D型のアミノ酸は自然界にはほとんど存在していないと考えられています。そのためD型のアミノ酸を摂取したとしても、身体に対してなんら作用することなくそのまま体外へと排出されます。

ではアルギニンとLアルギニンの違いはなんなのかというと、アルギニンは単に「L」の記号を冠することを省略しているだけです。基本的にアルギニンであろうがトリプトファン、リジンであろうが、正確に表記するとLアルギニンでありLトリプトファンであり、Lリジンとなるのです。

そのため滋養強壮剤や筋力アップのためのプロテイン、疲労回復のためのサプリメントやエナジードリンクなどを購入するときに、「L」が付いているかどうかは気にしなくて構いません。

アルギニンには健康や成長にとって有益な効果が期待されています


アルギニンには私たちの健康、児童や学生の成長にとって有益なさまざまな効果が期待されています。まず子供にとっては身長を伸ばす効果があるとされています。

なぜならアルギニンを摂取することによって、成長ホルモンの分泌が促進されるからです。成長ホルモンは10代でもっとも多く分泌されるため、その時期にアルギニンを積極的に摂取することが重要なのです。

また成長ホルモンには免疫力を高める効果もあるとされています。そのためアルギニンを積極的に摂取することで風邪を予防したり、ウイルスから身体を守ったりすることが可能となるのです。

アルギニンはアミノ酸の一種ですが、ほかのアミノ酸と一緒になってエネルギー代謝システム(TCA回路といいます)においてエネルギーを効率よく産生するため、アルギニンを摂取することで疲労回復効果も期待できます。

大人になると疲れが抜けにくくなるのは、10代の頃と比べて成長ホルモンの分泌量が減少するからです。

アルギニンは非必須アミノ酸と言って、体内で合成することが可能なアミノ酸です。ただ合成量が少ないため、積極的に食品から摂取することが重要となります。

アルギニンの摂り方にはコツがあります

アルギニンは非必須アミノ酸であり、医薬品などとは異なり「このタイミングで飲まなければならない」といった制約がありません。ただタイミングを意識して摂取することによって、アルギニンの効果を高めることが期待できます。

たとえば子供の身長を伸ばしたいのであれば、就寝前にアルギニンを摂取するとよいでしょう。なぜならアルギニンには成長ホルモンの分泌を促進する働きがあるからです。

成長ホルモンは寝ている間に分泌されるという特徴があるため、就寝前にアルギニンを摂取することで、さらに成長ホルモンの分泌を促進できる訳です。また成長ホルモンには疲労回復効果があることも分かっています。

そのため運動をした後にアルギニンを摂取し、成長ホルモンの分泌を促してあげれば、疲労を早く回復することが可能です。アルギニンを多く含む食品としては大豆が知られています。

アルギニンにはサプリメントもありますが、研究の結果アルギニンのサプリメントを服用しても、成長のための効果が高くなることはないということです。アルギニンは食品から摂取しましょう。

(まとめ)アルギニンとLアルギニンの違いってなに?

1.アルギニンとLアルギニンは基本的に違いがないものです

アルギニンとLアルギニンは基本的に同じものです。Lはアミノ酸の成分構造を表す記号です。

そのためアルギニンだけでなくトリプトファンやリジンといったアミノ酸も、LトリプトファンやLリジンと表記されているケースがあります。

2.アルギニンとLアルギニンは基本的に同じものです

アルギニンとLアルギニンは基本的に同じものです。アミノ酸にはL型とD型の2種類がありますが、私たちの身体になんらかの作用をもたらすのはL型のアミノ酸です。

Lの表記がなくても基本的にはL型のアミノ酸なので気にする必要はありません。

3.アルギニンには健康や成長にとって有益な効果が期待されています

アルギニンは児童や学生の成長、大人の健康にとって有益なさまざまな効果があります。なぜならアルギニンを摂取することで成長ホルモンの分泌が促進されるからです。

そのため身長を伸ばしたり免疫機能を高めたりするには、アルギニンの摂取が必要なのです。

4.アルギニンの摂り方にはコツがあります

アルギニンは医薬品ではないので、摂取する時間帯などに制約はありません。ただ成長ホルモンの分泌を促すという点では、就寝前や運動後に摂取するのがおすすめです。

サプリメントではなく食品から摂取しましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe
経歴
富山県立富山中部高等学校卒業
金沢医科大学医学部医学科卒業
順天堂医院 初期研修医
順天堂医院 初期研修修了
順天堂医院 整形外科入局
順天堂大学大学院 整形外科学講座
下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
順天堂大学大学院 医学博士取得
SBCグループ・西新宿整形外科 入職
西新宿整形外科  医院長
ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 田邊雄医師