アルギニンとカフェインの飲みすぎには注意が必要です


アルギニンを単体で飲む際には、適切な量を守ればとくに問題がないということですが、アルギニンと一緒にカフェインが含まれているエナジードリンクなどは飲みすぎに注意する必要があります。日本中毒学会の調べによると、2013年から2017年までの5年間で、カフェイン中毒を発症して101人が病院へ搬送され、そのうちの3人が亡くなっているということです。

アルギニンには滋養強壮効果があることから、多くのエナジードリンクに含まれているのですが、アルギニンにはカフェインのもつ脳内興奮作用を高める働きのあることが分かってきているのです。

アルギニンとカフェインの組み合わせは飲みすぎに注意が必要です

アルギニンの経口摂取によってなんらかの問題が発生するリスクはあまり高くありませんが、カフェインとの組み合わせには注意が必要とされています。なぜならカフェインには中毒性があるからです。

エナジードリンクのメーカーでは覚せい効果を高めるべくさまざまな試みを積み重ねてきました。その試みの1つが、滋養強壮効果のあるアルギニンと組み合わせるということです。

カフェインは、単体で飲むより、アルギニンと一緒に飲む方が、覚せい効果をはるかに高く出来ることが分かってきています。しかし覚せい効果が高くなれば、それに比例して中毒性や依存性も高くなると考えられています。

エナジードリンクは簡単に入手することが可能な一方、カフェインのもたらす弊害についての啓蒙はあまり進んでいません。アルギニンとカフェインが含まれているエナジードリンクなどに関しては、飲みすぎないように注意する必要があります。

アルギニンにはリスクもあります


アルギニンを摂取することにはリスクもともないます。とはいうもののアルギニンは人体を構成するアミノ酸の一種なので、極端にとりすぎた場合などを除けば、それほど高いリスクがあるわけではありません。

人体を構成するアミノ酸は20種類あり、そのうちの9種類は体内で合成することができないため、食品から摂取する必要があります。そのようなアミノ酸のことを「必須アミノ酸」と呼んでいます。

残りの11種類は体内で合成することができるので、非必須アミノ酸と呼ばれているのです。

アルギニンは非必須アミノ酸の一種なのですが、体内で合成されるアルギニンだけでは不足するケースもあるため、「準必須アミノ酸」とか「条件付き必須アミノ酸」などと言われることがあります。

国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所および国立健康・栄養研究所によると、アルギニンは「適切に用いる分には安全である」ということです。

ただし妊娠中や授乳中の安全性に関しては信頼できるデータがないため避けたほうがよいということです。

アルギニンを服用することによるリスクとしては、腹痛や下痢などといったことがあげられています。また口唇ヘルペスを繰り返すような人の場合、アルギニンがリスクファクター(危険因子)となっている可能性もあるということです。

アルギニンを摂りすぎることは考えにくいです

アルギニンは非必須アミノ酸の一種ですが、体内で合成する量が少ないので食品などから摂取することも重要です。1日当たり必要なアルギニンの量は2000mgから9000mgとされており、子供の場合は4000mg必要ということです。

アルギニンには速やかに分解されるという特徴がある上、子供の場合は必要量を合成することができないため、子供に関してはアルギニンが必須アミノ酸とされています。

4000mgのアルギニンを摂取するには、毎日卵を1パックと納豆を4パック食べる必要があります。

大人の場合さらに多くのアルギニンを摂取する必要があるので、原則としてアルギニンを摂りすぎるということは考えにくいのです。

アルギニンを効率よく摂取したいのであれば、鶏のもも肉がおすすめです。鶏のもも肉を250gほど食べると、およそ3750mgのアルギニンを摂取することが可能となります。

残りの250gは納豆を1パック食べることで賄えます。子供の成長のためにもアルギニンを積極的に摂取しましょう。

(まとめ)アルギニンの飲みすぎは身体に悪い?

1.アルギニンとカフェインの飲みすぎには注意が必要です

アルギニン自体にはそれほど危険性がないのですが、カフェインと一緒に摂取した場合、カフェイン中毒を誘発するリスクがあります。

そのためアルギニンとカフェインの入ったエナジードリンクなどは飲みすぎに注意が必要です。

2.アルギニンとカフェインの組み合わせは飲みすぎに注意が必要です

アルギニンとカフェインが入っているエナジードリンクなどは飲みすぎないように注意する必要があります。なぜならアルギニンにはカフェインの持つ覚せい効果を高める働きがあるからです。

飲みすぎた場合、中毒や依存症になるリスクが高まります。

3.アルギニンにはリスクもあります

アルギニンは適切に用いられている限り安全だと考えられていますが、人によっては腹痛や下痢を起こしたり、口唇ヘルペスのリスクファクターとなったりする可能性があるということです。

4.アルギニンを摂りすぎることは考えにくいです

アルギニンは非必須アミノ酸ですが、子供の場合、合成量が少ないため必須アミノ酸に分類されます。そのため食品からの摂取が必要となります。

おすすめの食品としては鶏のもも肉があげられます。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
川原 昭久医師
かわはら あきひさ/Akihisa Kawahara
経歴
福島県立医科大学 医学部 卒業
平塚共済病院 臨床研修医
昭和大学藤が丘病院 整形外科 入局
下記 昭和大学藤が丘病院関連施設にて勤務・研修
東戸塚記念病院、横浜新都市脳神経外科病院、横浜旭中央病院、海老名総合病院、山梨赤十字病院、戸塚共立リハビリテーション病院、相模野病院
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
下田総合病院
西新宿整形外科クリニック 医院長に就任
ロコモアドバイスドクター 就任(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 川原 昭久医師