子供の発育とは20歳くらいまでです


子供の発育とは、体の大きさや体重が増えることをいいます。
発育は生まれてから20歳くらいまで続き、この間に体や体重が増えていくのです。
20歳をすぎると発育は止まり、それ以降の体が大きくなることはないでしょう。

子供の発育といっても、どの年齢でも同じ成長をみせるのではなく、急激に発育が促される思春期の時期があります。

子供の大きな発育は思春期にあります

子供の発育は生まれた直後と、成長期に大きな発育がみられています。
新生児の頃がもっとも伸びる時期で、次に思春期の成長です。
多くの場合、女の子のほうが男の子より、思春期を早くむかえます。
思春期は小学校高学年から、高校生くらいまでの時期です。

体の発育は年齢によって異なっています。
神経系は乳幼児期に発達し、頭が大きくなって脳の重量が高まるでしょう。

次いで新生児の頃に身長の発育や臓器の発達がみられるようになります。
肺や心臓などの臓器は思春期にかけて発達していき、大人に近づくでしょう。
最後に生殖器の発達がみられ、思春期をむかえます。

思春期になると、女の子は乳房が発達して女性らしい体になり、陰毛が生えてきて初潮があります
女の子は9歳くらいから成長期が始まり、10~13歳くらいまでに身長や体重が増えて、座高が高くなるでしょう。

男の子は、11歳頃から思春期をむかえます。
精巣や陰茎の発達がみられ、陰毛が生えてから、骨端線の閉鎖がみられるでしょう。
思春期に入ると、1年に8~12cm身長が伸びます。

この時期の急激な成長に影響を与えているのが、男性ホルモンや女性ホルモンといった性ホルモンです。

発育に影響を及ぼす病気に注意が必要です


発育曲線に体重と身長を記録し、グラフが成長曲線より外れているようなら、発育に影響する病気の存在に注意する必要があります。
発育の問題は、低身長・高身長・肥満・痩せすぎ・骨年齢の異常などです。
成長曲線が横ばいになり、身長も体重も増えない場合は、低身長を疑います。

原因は成長ホルモンの不足、甲状腺機能低下症などです。
思春期早発症や副腎皮質過形成の場合は、最初は身長が高くても、最終的に身長が低くなります。
成長曲線より上に大きくはみ出ている場合は、下垂体性巨人症やマルファン症候群などが疑われます。

骨年齢に問題がある場合は、下垂体性小人症・甲状腺機能低下症・先天性副腎皮質過形成・突発性思春期早発症などが考えられるでしょう。
体重も成長に影響を与えるため、太り過ぎや痩せすぎの場合も確認してください。
とくに食べ過ぎていないのに肥満傾向にある場合は、プラダー・ウィリ症候群、クッシング症候群、甲状腺機能低下症などが考えられます。

痩せすぎの場合は、甲状腺機能亢進症や糖尿病などの原因を考える必要があるでしょう。
成長曲線から大きく離れていない場合でも、女の子の鉄欠乏性貧血の症状があれば、医師に相談しましょう。

思春期は発育する時期のため適切な食事が必要です

思春期は幼児期に次いで発育する時期ですから、適切な食事を心がけて発育を促すようにしましょう。
子供の発育には、適度な運動・栄養バランスのよい食事・休養が必要です。
そのなかでも食事は、体の成長に必要となるため、バランスに注意してみましょう。

思春期をむかえる小学校高学年から高校生にかけては、一生のうちもっとも必要カロリーやタンパク質などの栄養補給が必要な時期です。
栄養やカロリーが不足すると、子供の成長に影響を及ぼす可能性があります。
食事は毎日3食が基本です。
朝食をきちんと食べることで、朝から脳がしっかりと働くでしょう。

昼食や夕食は、肉類・野菜・穀類などをバランスよく摂取します。
動物性食品は脂肪が多く含まれ肥満のもととなり、味付けの濃い料理は生活習慣病の原因です。

子供の成長にはカルシウムも必要となります。
カルシウムは骨を強くするために必要なミネラルで、思春期は必要量が増加します。
不足すると歯や骨が弱くなり、イライラの原因になるでしょう。

食事だけでエネルギー源が不足している際に、おやつとして牛乳やヨーグルトを加えると、タンパク質やカルシウムが摂取しやすくなります。

(まとめ)子供の発育とは何歳くらいまでですか?

1.子供の発育とは20歳くらいまでです

子供の発育とは、体の大きさや体重が増えることです。生まれてから20歳くらいまで発育は続きます。どの年齢でも一定の発育ではなく、思春期に急激に発育が促されるのが特徴です。

2.子供の大きな発育は思春期にあります

子供の発育は生まれた直後と、思春期の2回あります。思春期には性ホルモンの影響を受けて、生殖器の発達や陰毛が生えてきて、身長が一気に伸びるでしょう。
年間8~12cmの成長をみせます。

3.発育に影響を及ぼす病気に注意が必要です

子供の発育に問題がある場合は、成長曲線に身長と体重を記録して、通常より大きく外れていないか確認してください。低身長・高身長・太り過ぎ・痩せすぎ・骨密度の異常がある場合は、なんらかの病気が隠れているか確認しましょう。

4.思春期は発育する時期のため適切な食事が必要です

思春期は発育する時期ですから、適切な栄養とカロリー摂取を心がけましょう。この時期は一生のうちにもっともカロリーや栄養が必要となるため、好き嫌いせずバランスのよい食事がおすすめです。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe

 

経歴
2003 年 富山県立富山中部高等学校卒業
2011 年 金沢医科大学医学部医学科卒業
2011 年 順天堂医院 初期研修医
2013 年 順天堂医院 初期研修修了
2013 年 順天堂医院 整形外科入局
2014 年 順天堂大学大学院 整形外科学講座
2013-2018 年 下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
2018 年 日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
2018 年 順天堂大学大学院 医学博士取得
2018 年 SBCグループ・西新宿整形外科 入職
2018 年 西新宿整形外科  医院長
2019 年 ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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お問い合わせ 0120-962-992
院長 田邊雄医師