発育曲線は平均値がグラフ化されており、幼児期の成長が順調かどうか参考にできます


幼児の成長が順調かをチェックするには、年齢あたりの身長体重をグラフ化した発育曲線が参考になります。
帯状のグラフでその帯を下回らなければとくに心配はないものの、気がかりな時は早めに専門医に相談しましょう。

また発育に問題がないとしても子供がコンプレックスに感じている場合も、専門医への相談がおすすめです。
その他には、順調に幼児が発育をするために十分な睡眠をとることも必要で、10時間以上確保できることを目指しましょう。

発育曲線から大きく外れていないか、成長が横ばいでないか確認しましょう

発育曲線は、正しくは乳幼児身体発育曲線といいますが、横軸で年齢を縦軸で身長や体重を表し、年齢別の発育の推移をグラフ化したものです。

このグラフの数値は平均値が記されており、帯のようになっている部分は平均値から正常な範囲の上下幅が示されています。
そのためたとえば、平均値より身長が低かったとしても帯の下のラインより低くなければ問題はなく、様子を見ればよいでしょう。

それから身長が低いとしても帯の中や少し下のところで右上がりに成長していれば、この場合もとくに悩む必要はありません。

心配のある曲線とは

子供の身長や体重の数値を発育曲線へ書き込んでいくと、幼児期の成長が順調かどうかを知ることができます。
その際に、帯の下ラインを大幅に下回ったり伸び方が横ばいになっていたりする時は受診も考えてみましょう。
幼児の場合、定期的な健康診断も行われているため忘れずに参加し、成長具合をチェックしてもらうことがおすすめです。

もしそこでとくに問題がないといわれれば様子を見てもよいですが、心配があれば専門医にかかりましょう。

身長の悩みは専門医に相談した方がよりよい改善方法が見つかります


保健所などで行われる幼児の健康診断では、小児科医や保健師などが成長の具合を確認し問題がないかをチェックしますが、低身長が専門とは限りません。
そのため検診では問題がないといわれても、親から子供を見て心配だと感じるのであれば、あらためて専門医のもとを訪れましょう。

そして幼児期に順調に成長していても、周りより身長がやや低い場合などは子供自身が身長をコンプレックスに感じてしまうこともあります。
そのような時にも低身長を専門にしている医師の診察を受けることで、コンプレックスの解消につながることが期待できます。

クリニックによっては病気が原因の場合のみ、低身長改善の治療を行うところもありますが、発育が順調な子供であってもコンプレックス解消を目指して治療に取り組めるクリニックもあるのです。
また身長についての相談をする時は、子供の発育のデータを持参することがおすすめで、なぜなら医師は発育曲線も判断のための資料にするからです。

発育曲線に近い成長を目指す場合は日頃の生活習慣にも目を向けましょう

発育曲線を参考に平均的な成長を目指すには、身長体重のチェックだけではなく、生活習慣にも目を向ける必要があります。

幼児に必要な睡眠は10時間以上

幼児の発育には十分な睡眠が必要で、10時間以上の確保ができるように配慮しましょう。
そしてただ眠るだけではなく熟睡し質の高い睡眠となるようにするには、寝る前の過ごし方や寝室の環境にもポイントがあります。

テレビは寝る2時間前まで

テレビだけでなく、ゲーム機やスマホを扱う幼児も少なくないため、それらも合わせて寝る2時間前までには使用をやめるようにしましょう。
強い光の刺激を浴び続けていると、眠ろうとしても興奮してしまいなかなか寝付けなくなって睡眠が浅くなるからです。

リラックスしてすごす

寝る前に落ち着いた時間を過ごすと眠りはじめから熟睡がしやすくなるので、その時間に叱ったり興奮させるようなことを話したりすることは避けましょう。

寝室はできるだけ照明を暗くする

明るいままでは熟睡しにくいため、不安を感じない程度の明るさまで照明を落とした状態で眠ることのできる環境をつくります。

(まとめ)幼児期の成長は発育曲線を参考にするべき?

1.発育曲線は平均値がグラフ化されており、幼児期の成長が順調かの参考になります

発育曲線で幼児の成長が順調か確認し、心配な時は低身長の専門医にみてもらいましょう。また日頃から幼児期は睡眠時間を10時間以上取るようにし、睡眠不足にならないことも必要です。

2.発育曲線から大きく外れていないか、成長が横ばいでないか確認しましょう

発育曲線は、幼児が年齢に対して身長と体重の増え方が順調かを判断する時に参考になります。数値は帯状のグラフで示され最下線よりさらに下であったり横ばいが続いていたりしなければ心配ありません。

3.身長の悩みは専門医に相談した方がよりよい改善方法が見つかります

保健所などでの幼児検診では、発育曲線を元にした成長の様子のチェックがありますが、低身長の専門医がみているとは限りません。そのためもし検診で大丈夫といわれても心配がある時は、専門医療機関を訪ねてみましょう。

4.発育曲線に近い成長を目指す場合は日頃の生活習慣にも目を向けましょう

身長体重を発育曲線と比較するだけでなく、幼児は10時間以上の睡眠の確保や、寝る前の過ごし方を変えて生活習慣を改善することもおすすめです。質の高い睡眠を取ることができるほど、発育によい影響をもたらすため生活習慣の改善に取り組みましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe

 

経歴
2003 年 富山県立富山中部高等学校卒業
2011 年 金沢医科大学医学部医学科卒業
2011 年 順天堂医院 初期研修医
2013 年 順天堂医院 初期研修修了
2013 年 順天堂医院 整形外科入局
2014 年 順天堂大学大学院 整形外科学講座
2013-2018 年 下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
2018 年 日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
2018 年 順天堂大学大学院 医学博士取得
2018 年 SBCグループ・西新宿整形外科 入職
2018 年 西新宿整形外科  医院長
2019 年 ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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お問い合わせ 0120-962-992
院長 田邊雄医師