子供の身長を伸ばすためにおやつでの栄養補給は効果的です


子供が身長を伸ばしていくには多くの栄養素が必要となりますが、おやつも栄養素が豊富に含まれているものであれば、成長ホルモンの分泌を助ける効果が期待できます。

ただし栄養素を摂取するのはおやつではなく、食事がメインであることに変わりはありません。
おやつを食べ過ぎて肝心の食事が食べられないという事態を招かないよう、注意を払いましょう。

おやつは子供の好みに任せて甘いものや味の濃いものに偏らず、成長をサポートするためのものとして捉えましょう。

おやつで不足しがちな栄養素を補いましょう

子供の好き嫌いに任せて食事のメニューを決めてしまうのは良くありませんが、嫌いな食材であっても、形を変えて食べさせることができるというのはおやつのメリットでもあります。
普段から不足しがちな栄養素はおやつに取り入れて、子供に食べさせるのも工夫のひとつです。

子供のおやつとして思い浮かぶのはスナック菓子やケーキ、チョコレート、クッキーなどが多いでしょう。いうまでもなく、このようなお菓子では身長を伸ばすために必要な栄養素を十分に得ることができません。

おやつ=市販のお菓子という発想はいったん置き、栄養面を重視したおやつを考えてみましょう。
身長を伸ばすためのおやつに適しているとされる食材は、ナッツやフルーツ、海藻、卵などです。
これらには身長を伸ばすために必要なミネラルやビタミンが豊富に含まれています。

たとえばミネラルの一種であるヨードには、喉から分泌される甲状腺ホルモンを作る働きがあります。
ヨードはうがい薬にも使われている成分ですが、骨の代謝を活性化することでも知られているのです。
骨の代謝が活発になると骨の密度が増して、骨端線が伸びていきます。
骨端線がいかに成長するかが、子供の身長の伸びに関わってきます。

またカルシウムには骨を伸ばす効果はありませんが、丈夫な骨を作るために必要です。
カルシウムは吸収しづらい栄養素ですが、カルシウムを骨に定着させるマグネシウムや、吸収率を上げるビタミンDなどを同時に摂取するよう心がけてみましょう。
さらにビタミンB6はタンパク質をエネルギーに変える働きを持っています。

食事からもしっかりと栄養素を摂りましょう


おやつは足りない栄養素を補うものとして重宝しますが、栄養素の摂取はあくまで食事がメインと考えましょう。

食事において重視したい栄養素はタンパク質になります。
タンパク質は人間の身体を構成するための材料となり、筋肉や骨、血液などを作るために必要な栄養素です。
大豆などに含まれる植物性タンパク質は、低脂肪で低カロリーなのが特徴です。
美容や健康によいとして女性からの人気が高いですが、成長期の子供にとって低脂肪や低カロリーばかりの食事では元気が出ません。

そこで動物性タンパク質を含む肉や魚も取り入れて、バランスのよいメニューを考えることが求められます。
肉や魚には体内で生成することのできない必須アミノ酸が含まれているので、肉や魚を食べることは必須アミノ酸を補うことになります。
ただし動物性タンパク質は脂肪も多く含んでいるため、食べすぎると肥満を招くことがあるでしょう。

つまり、植物性タンパク質と動物性タンパク質を組み合わせた食事が理想的な食事であると言えます。

栄養面を見直しても低身長が改善されない時は専門のクリニックに相談しましょう

栄養面を見直して食生活を改善しても、身長がなかなか伸びない場合は迷わず専門のクリニックに相談しましょう。
専門のクリニックでは、ホルモン剤を投与して子供の低身長の治療を行っています。
成長ホルモン治療は治療を開始した1年目にもっとも身長が伸びます。

2年目以降は緩やかな伸び方になりますが、治療をしない場合と比べると身長の伸びに大きな違いが出てくるでしょう。
成長ホルモン治療は身長を伸ばすために有効な治療法ですが、成長期がすぎて骨端線が閉じてしまうと効果を得られません。

子供の身長について悩むことがあれば、できるだけ早い段階で専門医に相談して治療を受けましょう。

(まとめ)おやつで栄養補給をすると子供の身長が伸びやすい?

1.子供の身長を伸ばすためにおやつでの栄養補給は効果的です

身長を伸ばすには多くの栄養素が必要ですが、おやつも栄養面を重視したものであれば身長が伸びやすくなる可能性があります。
子供の成長に配慮したおやつが適していますが、あくまで栄養補給のサポート役として捉え、食事をメインに栄養素を摂取させましょう。

2.おやつで不足しがちな栄養素を補いましょう

おやつで不足しがちな栄養素を取り入れると、効率のよい栄養補給が可能となります。
ビタミンやミネラルが補給できるおやつであれば、タンパク質やカルシウムの働きを促す効果が期待できます。

3.食事からもしっかりと栄養素を摂りましょう

おやつは不足しがちな栄養素を補うのに適していますが、栄養素の摂取は食事をメインとしましょう。植物性タンパク質と動物性タンパク質を上手に取り入れた食事が、子供にとって理想的な食事であると言えます。

4.栄養面を見直しても低身長が改善されない時は専門のクリニックに相談しましょう

食生活の見直しは身長を伸ばす上で重要ですが、それだけでは子供の身長が伸びにくい場合があります。専門のクリニックで行われる成長ホルモン治療は、身長を伸ばす効果が高い治療です。

身長についての悩みがあれば、早めに専門医に相談しましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師