偏食による栄養不足で子供の身長が伸びにくくなることがあります


偏食の子供は摂取できる栄養素に偏りが生じたり、特定の栄養素が摂れなくなったりすることから身長が伸びにくくなる傾向があります。
子供が身長を伸ばしていくためには、さまざまな栄養素を摂る必要がありますが、偏食の子供は栄養素をバランス良く摂ることが難しくなります。

偏食の子供に対しては抵抗なく食事ができるよう、工夫や配慮をしてあげることが必要です。
家庭内でどのように対応してよいかわからない場合は、専門医に相談して改善策を見つけていきましょう。

偏食は単なる好き嫌いとは異なります

偏食は激しい好き嫌いであると誤解を受けやすいのですが、実際は単なる好き嫌いとは異なっています。
ある特定の食品に対する嫌悪感がはっきりしており、一般的な好き嫌いと比べて食品に対する選択肢が極端です。

偏食の子供は食品の味や香りだけでなく、その食品が持つ色や形、食感などに敏感に反応します。
ごくありふれた食品に見えたとしても、偏食の子供にとっては恐怖心を感じることも少なくありません。

嫌いな食品を口に入れると、プラスチックやゴムを食べたように感じたり、食感によっては口内に痛みを感じたりすると言います。
偏食の子供はわがままで好き嫌いが激しいだけだと誤解を受けることがありますが、強制的に食べさせようとするのは絶対にやめましょう。

幼稚園や学校、家庭内などで周囲が対応を誤ってしまうと、ムリに食べさせられた経験がトラウマとなって、偏食の傾向がますます強くなることがあります。
どのような食品に対して偏食傾向を持つのかは、子供によって違ってきます。
米やパンなどの炭水化物ばかりを食べる子供もいれば、揚げ物しか食べられない子供もいるでしょう。

いずれにしてもあらゆる食品をまんべんなく食べることができないので、特定の栄養素が過剰摂取になったり、大幅に不足したりするのです。

子供が偏食になる理由があります


食事の時間が楽しいものでないと、子供の偏食を招く原因となります。
大人と違って子供の味覚はとてもシンプルなので、美味しいか不味いかで食品を判断します。
子供が美味しいと感じやすい味は、甘味、塩味、旨味の3つです。

酸味や苦味は大人にとって料理を際立たせる味わいに感じても、子供にとっては不味いとしか感じないことも多いといいます。
ピーマンが子供から敬遠されやすいのも、このような理由があるためです。

子供は不味いと感じたものに防衛本能を働かせるため、その食品を食べた経験が少ないうちは食べても吐き出してしまったり、食べることを拒否したりします。
しかしこうした経験を繰り返すことで少しずつ警戒心がほぐれ、だんだんと食べられるようになることもあります。

子供の食事は根気強く見守ってあげる必要がありますが、食べられないことを責めたり叱ったりすると、その食品に対してマイナスの印象を持ってしまいがちです。
食事の場に楽しさや幸せを感じられなければ、子供は食べることそのものが苦手になってしまうことがあります。

家族そろって食卓を囲んで楽しく食事をさせているか、量や味つけなど子供の成長に合わせた料理を出しているかを振り返ってみましょう。

子供と一緒に食事を楽しみましょう

偏食を改善する一番の方法は、食事が楽しいものだと子供に実感してもらうことです。
食品に対する記憶は味や匂いだけでなく、それを食べた時の感情と強く結びついています。
子供の好き嫌いには味覚以外の要素が影響するので、食事の時間は楽しい雰囲気を作るように心がけましょう。

たとえば、テレビを見ながらの食事や、スマートフォンを操作しながらの食事はできる限りやめさせましょう。
大人もついやってしまいがちなのですが、食事に集中すると自然と楽しく食事をとることができます。

会話を楽しみながら食事をするのが理想です。
子供の成長を促すためには、親からの愛情を十分に感じられる環境が必要です。

周囲のサポートを受けながら、子供の味覚は少しずつ成長していきます。
時間をかけて子供と向き合い、不安なことは専門医に相談しながら偏食を克服するきっかけを作っていきましょう。

(まとめ)偏食で子供が栄養不足になると身長に影響する?

1.偏食による栄養不足で子供の身長が伸びにくくなることがあります

偏食の子供は栄養素の摂取に著しい偏りが生じてしまうため、身長が伸びにくくなることがあります。食事がスムーズに進むよう工夫と配慮が必要になりますが、家庭内での対応に迷った場合は専門医に相談してみましょう。

2.偏食は単なる好き嫌いとは異なります

偏食は一般的な好き嫌いとは異なりますが、周囲の理解を得られにくいことがあります。周囲がムリに食事をすすめると偏食が強まることがあるので、偏食の子供に対して食事の強制は禁物です。
偏食がどのようなものであるかを親がまず理解することが大切です。

3.子供が偏食になる理由があります

子供が偏食になる理由として、食事の時間が楽しく感じられないことが挙げられます。未知の食べ物に警戒心が強いのが子供の特徴なので、子供の食事は根気強く見守ってあげる必要があります。

4.子供と一緒に食事を楽しみましょう

偏食を改善するためには、食事が楽しいものだと子供が感じてくれることが大切です。子供の食品に対する記憶は、それを食べた時の感情と強く結びついてます。
食べられないことを叱ったり、イライラをぶつけたりせず、気長に見守ってあげましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

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運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師