卵には子供に与えたい栄養素がすべて含まれています


卵にはタンパク質をはじめ、鉄分やカルシウムなどのミネラルや各種のビタミンなど、さまざまな栄養素が含まれています。
高タンパクで低カロリーなので、成長期の子供には積極的に食べさせたい食材です。

卵アレルギーで食べることができない子供でも、ほかの食材からタンパク質を十分にとることで、発育に影響はないと考えられます。

卵から成長期の子供に不足しがちな栄養素が摂取できます

卵には、食物繊維とビタミンCを除くすべての栄養素が含まれているといいます。

子供の成長に欠かせないタンパク質はもちろん、不足しがちな鉄分やカルシウムなども、卵からとることが可能です。
タンパク質を例にすると、厚生労働省が定めた「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、12~14歳の子供には55~60gが推奨されています。
Mサイズの卵1個からは、6gのタンパク質が摂取できます。

同じく12~14歳が1日にとるべき鉄分の推奨量は、男の子は11.5mg、女の子は14mgです。
カルシウムは男の子1,000mg、女の子800mgとされています。

Mサイズの卵1個に含まれる鉄分は0.9mg、カルシウムは27mgです。
そのほかにも、葉酸や各種のビタミン、リンや亜鉛、マグネシウムなど、卵から少量ずつバランス良く栄養をとることができます。

そんなところから、卵はスーパーフードと呼ばれるほどの、栄養豊富な食材の一つとされているのです。

成長期の子供は1日に4~5個の卵を食べても大丈夫です


卵は「コレステロールを増やす」などといわれ、かつては、とりすぎは健康に良くないとされていたこともあります。

しかし、研究結果により、卵とコレステロールには関係がないことが発表されました。
卵には、レシチンやオレイン酸といった、悪玉コレステロール値を下げる物質が含まれています。

さらに、卵黄に含まれるコリンという物質が、脳を活性化するとして注目されています。
記憶力や学習能力アップ、物忘れや痴ほう症の防止にも効果が期待できることから、子供も大人も毎日食べたい食材といえるでしょう。

とくに大人よりも多くのタンパク質を必要とする成長期の子供には、卵はおすすめの食材です。
高タンパクで低カロリーな卵は、成長期には1日に4~5個ほど食べても大丈夫です。

ただし、卵だけで1日に必要なタンパク質をとることはできません。
また、いくら多くの栄養を含んでいるとはいえ、卵ばかりではメニューが偏ってしまいます。

肉や魚、乳製品や大豆製品など動物性・植物性のタンパク質を中心に、さまざまな食材をバランス良く食べるようにしましょう。

タンパク質は動物性でも植物性でも子供の発育に効果的です

体の細胞のもとになるタンパク質は、成長期の子供にとってはもっとも必要な栄養素です。
安価で良質なタンパク質をとれる卵は、毎日子供に食べさせたい優秀な食材といえるでしょう。

しかし、いくら栄養豊富とはいえ、アレルギーがあって卵を食べることができない子供は少なくありません。市販の食品には原料に卵が使われているものも多いため、神経をとがらせているのではないでしょうか。

さらに肉や魚も苦手な子供には、どうやってタンパク質をとらせようかと、お悩みの人もいるでしょう。肉や魚などの動物性タンパク質には、体内で合成できない必須アミノ酸がバランス良く含まれています。

そのため、少量でも必須アミノ酸を効率良く吸収できるのが、動物性タンパク質の特徴です。
しかし、脂質も多いため、とりすぎは肥満のもととなります。

一方、大豆製品に代表されるのが植物性タンパク質です。

豆腐や納豆はもちろん、アスパラガスやブロッコリーなどの野菜からもとることができます。
肉や魚のように少量で効率良く必須アミノ酸をとることはできませんが、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素が同時にとれるというメリットがあります。

また、低カロリーなものが多いので、たくさん食べても太りにくいというのもうれしいところです。
子供の成長に必要なタンパク質は、動物性・植物性どちらも効果が認められています。

卵にアレルギーがある子供には、医療機関の指導にしたがって、代替食材で工夫をしてみましょう。

(まとめ)子供の栄養に卵がすすめられる理由とは?

1.卵には子供に与えたい栄養素がすべて含まれています

高タンパク低カロリーで、さまざまな栄養素を含む卵は、成長期の子供におすすめの食材です。
卵が食べられない場合は、タンパク質を含む食材を多くとるように心がけましょう。

2.卵から成長期の子供に不足しがちな栄養素が摂取できます

卵には、子供の成長に大切なタンパク質をはじめ、鉄分やカルシウムなどの不足しがちな栄養素も含まれています。
あらゆる栄養素が少量ずつバランス良くとれるため、毎日食べたいとされる食材です。

3.成長期の子供は1日に4~5個の卵を食べても大丈夫です

卵には、コリンという脳の活性化に役立つ物質が含まれているため、記憶力や学習能力アップが期待できます。
高タンパクで低カロリーな卵は、成長期の子供にはなるべく多く食べさせたい食材です。

4.タンパク質は動物性でも植物性でも子供の発育に効果的です

少量で効率良く必須アミノ酸がとれる動物性タンパク質、ビタミンや食物繊維などが同時にとれる植物性タンパク質と、それぞれにメリットがあります。
卵が食べられない子供でも、代わりになる食材からタンパク質をとるように心がけましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
住所 〒160-0023 京都新宿区西新宿7-21-3 新宿大京ビル7階
お問い合わせ 0120-962-992
院長 齋藤まい医師