骨端線がなくなると身長はこれ以上伸びなくなります


骨端線は成長期の子供に見られるものですが、骨端線がなくなると身長が伸びなくなるのは本当です。

レントゲンで撮影すると骨端線は黒い影のように写りますが、骨端線がなくなると黒い部分がなくなって骨の部分だけが白く写ります。
骨端線がなくなるというのは骨が成人レベルにまで成長して、これ以上骨が伸びない状態になっているのと同じことです。

個人差はありますが、骨端線がなくなるのは成長期が終わる頃だと言われています。
骨端線がなくなる前に専門のクリニックで治療を受ければ、身長を伸ばすことができます。

骨端線がなくなる前に低身長治療を受けましょう

専門のクリニックで行っている低身長治療は効果が高い治療として知られていますが、骨端線がなくなる前に治療を開始する必要があるでしょう。

子供の身長を伸ばす成長ホルモン治療では、成長ホルモンを投与して身長を伸ばしていきます。成長ホルモンの成分はタンパク質であり、体内で作られる成長ホルモンと同じ成分になります。

そのため副作用のリスクが大変低く、安全性が高い治療として認められているのです。

成長ホルモンは口から投与しても効果が得られないため、専門のクリニックでは自己注射の指導を行っています。以前は通院しながら注射を受ける必要がありましたが、現在では厚生労働省によって自宅での自己注射が許可されています。

自己注射がはじめてだったり、子供がまだ小さかったりするうちは、自己注射に不安を覚えるかもしれませんが心配はいりません。
専門医からの指導を受けられる上、使用する注射器も使いやすさと痛みの軽減を考慮した構造になっているので安心です。

成長ホルモンの投与を開始した最初の1年間にもっとも身長が伸びやすく、治療前の2~4倍もの伸びを見せることがあると言います。
身長の伸び方は次第に緩やかになっていきますが、治療を行わない時よりも大幅な身長の伸びが期待できます。

まれに骨や関節の痛みといった成長痛が表れることがありますが、痛みが長く続くようであれば専門医に相談しましょう。

子供の成長を促すには食事面のサポートが大切です


食事面からのサポートも骨端線がなくなる前に始めたい取り組みの一つです。

専門のクリニックで効果の高い治療を受けていても、普段の食事から十分な栄養素を補給できなければ、骨の成長に影響が出てくるでしょう。
子供の成長を促すのに効果的だとされる栄養素の中で、代表的なものを挙げていきます。

タンパク質

子供の成長に必要な栄養素の中で、もっとも大きな役割を担っているのがタンパク質になります。

タンパク質というと肉類や魚介類、乳製品などの動物性タンパク質がイメージされやすいですが、大豆にも多くのタンパク質が含まれているのです。
大豆に含まれるのは植物性タンパク質になりますので、動物性のタンパク質と組み合わせてバランス良く摂取するようにしましょう。

カルシウム

カルシウムについて注意したいのが、カルシウムには身長を伸ばす効果がないということです。
タンパク質には骨を成長させて身長を伸ばす作用がありますが、カルシウムの働きは丈夫な骨を作ることにあります。カルシウムが多く含まれているのは魚介類や乳製品です。

適度な運動は骨端線にとってよい刺激になります

適度な運動は骨端線を刺激して、骨の成長を促進すると考えられています。
子供の運動量は昔と比べると低下の一途をたどっていますが、運動量の減少が低身長の原因になっていると指摘されています。

激しく身体を動かして体力を消耗するような運動ではなく、遊び感覚で楽しみながら取り組める運動がよいでしょう。

子供は運動を通してさまざまな動作を習得し、運動能力やバランス感覚を成長させていきます。情操教育の面から考えても、適度な運動は子供の成長に良い影響を与えると言えるでしょう。

運動する習慣が身につけば食欲も増進して、身体の発育に繋がります。
家族そろって運動を楽しみながら、子供とのコミュニケーションをはかるのもおすすめです。

(まとめ)骨端線がなくなると身長が伸びなくなる?

1.骨端線がなくなると身長はこれ以上伸びなくなります

骨端線は成長期の子供だけに見られますが、骨端線がなくなることによって骨が成人と同程度まで成長したことを表しています。

子供の身長を伸ばすには専門のクリニックでの治療が有効ですが、骨端線がなくなる前に受けなければ治療の効果が得られません。

2.骨端線がなくなる前に低身長治療を受けましょう

専門のクリニックで行われる低身長治療は子供の身長を伸ばす効果が高いですが、骨端線がなくなる前に治療を始める必要があります。

成長ホルモンを自己注射で投与しますが、注射器の取り扱い方などの指導は専門医から受けられるので安心です。

3.子供の成長を促すには食事面のサポートが大切です

骨端線がなくなる前に取り組みたいのが食事面からのサポートになります。

タンパク質には骨を成長させ、身長を伸ばす働きがあると考えられています。
カルシウムには身長を伸ばす作用はありませんが、丈夫な骨を作るのに欠かせない栄養素です。

4.適度な運動は骨端線にとって良い刺激になります

適度な運動は骨端線を刺激して、骨の成長を促す働きがあると考えられています。
体力を消耗するような激しい運動ではなく、家族みんなで一緒に楽しめるような運動が適しています。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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お問い合わせ 0120-962-992
院長 齋藤まい医師