骨端線をレントゲン撮影するのは骨端線が閉じていないか調べるためです


骨端線のレントゲン撮影は、骨端線が閉鎖されていないかどうかを調べるために行います。

子供の身長が伸びる期間は骨端線が開いている間だけですので、この時期にいかに身長を伸ばしていくかが大切です。
骨端線は子供の骨が成長して大人の骨になると、自然と閉じていきます。

個人差はありますが、15~17歳頃を目安に骨端線が閉じると言われています。
一度閉じた骨端線が再び開くことはなく、開かせる手段もありません。

レントゲン撮影をすると骨端線の状態がわかります

レントゲン検査をすると骨端線が開いているのか閉じているのか、すぐに判断することができます。

通常、骨をレントゲン撮影した場合、骨は白い影となって写りますが、開いた骨端線は黒い影となって写り込みます。
骨端線は軟骨ですので、レントゲン撮影しても白く写りません。

骨端線は骨の繋ぎ目にありますが、骨端線が閉じた状態というのは骨と骨がくっついて繋ぎ目に隙間がなくなった状態です。

骨の成長は軟骨の代謝が進んで、軟骨が硬い骨に置き換わっていくことで起こります。
軟骨がすべて硬い骨に置き換わると骨の繋ぎ目の隙間が消失し、骨端線の閉鎖を迎えたことになるのです。

レントゲン検査は子供の低身長治療を取り扱う専門医療機関で受けることができます。
専門のクリニックでは成長ホルモン治療で子供の身長を伸ばしますが、治療を行う前にレントゲン検査をして骨端線の状態を調べます。

骨端線が開いていれば治療によって身長を伸ばすことができますが、骨端線がすでに閉じている場合は治療を行っても身長を伸ばすことができません。

成長ホルモン治療はなるべく早めに受けた方がよいと言われるのは、骨端線が閉じてしまった後では成長ホルモンを投与しても効果が現れないためです。

成長ホルモンが骨端線の成長を促進します


成長ホルモン治療は、低身長に悩む子供の身長を伸ばすための治療法です。
通常であれば成長ホルモンは体内で分泌され、とくに就寝時間中に分泌量が増えます。

しかしなんらかの原因によって成長ホルモンの分泌量が少ないと、成長期になっても子供の身長は伸びにくくなります。

専門のクリニックで行われている成長ホルモン治療は、体内で分泌されなくなった成長ホルモンを補う治療法です。
成長ホルモンを投与された子供は、最初の1年で大きく身長を伸ばすことができます。
2年目以降の伸び率は徐々に落ち着いてきますが、最終的には標準的な身長に近づけることが可能です。

成長ホルモン治療のメリットは身長を伸ばす効果が得られるだけでなく、通院する回数がとても少なく済むことです。

在宅での自己注射が認められており、基本的に検査以外で通院する必要がありません。

成長ホルモンは経口投与しても効果が現れないため、注射での投与になります。
使用する注射器は痛みが出にくい設計になっているため、子供が小さい場合も負担を最小限に抑えられます。

骨端線が閉じる前に治療を開始する必要があるため、治療を考えているのであればレントゲン検査を受けましょう。

子供の身長に不安を感じたら、レントゲン検査を受けましょう

子供の身長の伸び方には個人差があり、身長が伸び始める時期や伸び率なども大きく違ってきます。
しかし標準的な身長と比べて明らかに低いと感じる場合は、専門のクリニックでレントゲン検査を受けて骨端線を調べましょう。

成長ホルモン治療は骨端線を伸ばす効果が高いですが、急激に身長を伸ばす治療法ではありません。体質や治療を始めるタイミングによっても、身長の伸び方は変わってきます。
最終的に標準的な身長に至るケースでも、伸び方が非常にゆっくりなこともあります。

焦らず、子供の発育を見守っていく姿勢が大切です。

また治療によって身長が伸びた場合、子供の心理に変化が生じることがあります。
身長が伸びた影響で自信が持てるようになる子供が多いと言います。

骨端線の成長は身体だけでなく、心の成長も促してくれる可能性を秘めているでしょう。

(まとめ)骨端線をレントゲン撮影するのはどうして?

1.骨端線をレントゲン撮影するのは骨端線が閉じていないか調べるためです

骨端線をレントゲン撮影するのは、骨端線が閉鎖されていないかどうか調べるためです。

子供の骨が成熟すると骨端線は自然と閉じていきますが、一度閉鎖した骨端線は再び開きません。骨端線が開いている間にいかに身長を伸ばすかが、将来の身長に関わります。

2.レントゲン撮影をすると骨端線の状態がわかります

骨端線をレントゲン撮影するのは、骨端線が閉鎖を迎えていないかどうかを調べるためです。

専門のクリニックで行う成長ホルモン治療は身長を伸ばす効果が期待できますが、骨端線が閉じる前に治療を開始する必要があります。

3.成長ホルモンが骨端線の成長を促進します

成長ホルモン治療はなんらかの原因によって、体内で分泌されなくなった成長ホルモンを補う治療法です。
治療を開始した最初の1年にもっとも身長が伸びやすくなります。

骨端線が閉じる前にレントゲン検査を受けましょう。

4.子供の身長に不安を感じたら、レントゲン検査を受けましょう

子供の身長の伸び方には個人差がありますが、低身長の疑いがある時はレントゲン検査で骨端線を調べる必要があります。

成長ホルモンを投与しても骨端線の成長は人それぞれなので、焦らずゆっくりと成長を見守りましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師