骨端線の開き具合により、大体の骨年齢が判断できるとされています


骨が成長し続ける間、骨端線は開いており、骨端線の開く程度によって骨が何歳なのか?という骨年齢がわかります。
中でも骨化が規則的で骨が多い手の骨のレントゲンで、骨年齢がチェックされるのが一般的です。

また、骨の成長には脳の下垂体から分泌される成長ホルモンも深く関係しています。

骨年齢や成長ホルモンの分泌状態は専門クリニックで検査できるので、心配な親御さんは一度相談してみるとよいでしょう。

骨端線の骨化程度は年齢によりある程度決まっており、レントゲンで骨年齢がわかります

骨と骨とのつなぎ目にあるのが骨端線であり、軟骨成長板とも呼ばれています。
骨端線の端にある軟骨細胞は、骨の元となる軟骨がどんどん増えていき、骨化して硬くなり丈夫な骨へと仕上がっていくのです。

ただ、骨端線は大人になると消滅してしまう、子供の時期のみに存在するものであり、骨が成熟し一定年齢に達すると自然に閉じてしまいます。

骨端線が開いている間は、骨は成長する可能性があるわけですが、開いている程度によって、骨の成長の目安となる骨年齢がわかるとされています。

軟骨が骨化される割合というのは、年齢によってある程度決まっているものです。
それが顕著に表れるのが、多くの骨が集まり規則的に骨化が行われやすい手の骨だと言われています。

手の骨のレントゲン撮影を行うことで、骨端線の開き幅や骨の成長状態がわかります。
手の骨を見て、お子さんの実年齢と一般的な骨年齢がマッチするかを確認し、骨が年齢に見合うだけの成長を遂げているか否かを判断することができるというわけです。

お子さんの身長の伸びが気になる方は、専門クリニックで骨年齢を測定してもらうとよいでしょう


もしお子さんの身長が同級生よりも極端に低いのが気になる場合は、一度専門クリニックに相談されるとよいでしょう。

見た目では、はっきりしたことはわかりにくく、骨端線の幅や骨年齢をより明確に知るには、やはりレントゲン撮影をしたほうがよいからです。
先述の通り、骨年齢は手の骨のレントゲン写真からわかります。

手の骨は年齢によって大きさや形が異なり、体の骨の中でも成長度合いがもっともわかりやすい部位だとされているのです。

さらに体の中でも手は面積が狭いので、レントゲンによる放射線の影響も少なくお子さんが検査を受ける上でも安心できます。

手の骨のレントゲン写真を見た時に、骨端線の幅が比較的狭かったり骨が標準年齢よりも伸びていたりする場合は骨の成長が進んでいることになります。
一方で骨端線の幅が広く、骨が標準年齢よりも短いと成長がやや遅れている傾向にあると言えるでしょう。

ただ、骨端線が存在し幅にも余裕があれば今度骨がまだ成長し、身長も伸びる可能性は残されていることがわかるでしょう。

骨の成長には成長ホルモンの分泌量も関係しています

手の骨のレントゲン写真で骨年齢がわかり、実際に年齢よりも骨の成長が進んでいない、もしくは今後骨の成長が見込める事などがわかります。

骨の成長には、脳の下垂体から分泌される成長ホルモンが大きくかかわってくるでしょう。成長ホルモンの分泌量が少ないと骨の成長は遅くなるため、十分に伸びない状態で骨端線が閉じてしまうと、それ以上の身長の伸びは見込めなくなります。

成長ホルモンは、十分な質の良い睡眠や栄養バランスのとれた食事、骨に刺激与える適度な運動など生活環境によって分泌を促すこともある程度可能です。

しかし、分泌機能自体に異常がある場合は日常生活の中で分泌量を増やすのにはムリがあります。
そこで、重要になってくるのが分泌されにくい成長ホルモンを人工的に補うという治療です。

専門クリニックでは採血検査などで成長ホルモンの分泌量が不十分だと診断されたら、成長ホルモン療法を受けることができます。
成長ホルモンを注射により補給してあげることで不足分を満たせるため、標準的な骨の成長や身長の伸びが見込めるのです。

骨端線が閉じてしまう前に、詳しい検査などを検討してみることをおすすめします。

(まとめ)骨端線からもある程度骨年齢ってわかるの?

1.骨端線の開き具合により、大体の骨年齢が判断できるとされています

骨の端にある骨端線の開いている程度によって、骨の年齢は大体わかりますが、主に手のレントゲン写真から骨年齢が判断されます。
成長ホルモンも骨の成長に関係しており、分泌が正常が否かは専門のクリニックで調べることができます。

2.骨端線の骨化程度は年齢によりある程度決まっており、レントゲンで骨年齢がわかります

骨端線の開き程度により、ある程度骨の年齢がわかるでしょう。
それは骨が多く、骨化がある程度規則的な手の骨に顕著に表れるので、手の骨のレントゲン写真が骨年齢の判断に使われるのが一般的です。

3.お子さんの身長の伸びが気になる方は、専門クリニックで骨年齢を測定してもらうとよいでしょう

お子さんの低身長が心配なら、専門クリニックでまず手の骨のレントゲンによる骨年齢チェックを受けられるとよいでしょう。
同年齢の子供の標準画像とお子さんの手のレントゲン写真を比べることで、骨の成長具合が年齢に見合っているかを調べることができます。

4.骨の成長には成長ホルモンの分泌量も関係しています

脳の下垂体から分泌される成長ホルモンには、骨の元のなる軟骨細胞の増殖を促す作用があります。
専門クリニックの検査で成長ホルモンの分泌異常が分かったら、ホルモン療法により補充することも可能です。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師