成長ホルモンを増やす方法は成長ホルモン治療を受けることです


成長ホルモンの分泌不全が原因で子どもが低身長症になることがあります。

子どもの低身長を起こす病気にはさまざまありますが、これらの場合に成長ホルモンを増やす方法として用いられているのが「成長ホルモン治療」です。
成長ホルモンを増やす方法は、病院で受ける治療の他には、十分な睡眠をとることや適度な運動、バランスの良い食事などが挙げられます。

成長ホルモン治療で病気が原因の低身長症を治療することができます

「クラスのなかでも、子どもの身長が著しく低い」「1年間でほとんど身長が伸びていない」というように、子どもの身長が同年齢の子どもと比べて低い場合、親御さんは非常に悩まれることと思います。

子どもの成長や身長の伸びには成長ホルモンが大きく関わっているといわれています。
子どもの低身長は、この成長ホルモンが何らかの病気により正常に分泌されないことで起こることがあります。

その場合、成長ホルモンを増やすことで治療が可能と考えられており、その方法を「成長ホルモン治療」と呼んでいるのです。
成長ホルモン治療は、子どもが寝る前に成長ホルモン注射を打つことにより、睡眠時に通常の成長ホルモン分泌量を保てるようにする方法です。

本来ならば睡眠時に成長ホルモン分泌量のピークを迎えますが、この治療方法は、それを再現する方法といってもよいでしょう。

基本的に、成長ホルモン治療は医師の診断で「成長ホルモン治療が必要だ」と診断された子どもしか受けることができません。
しかしその分、そういった治療が必要な子どもに対しては非常に効果的な治療だと言えるでしょう。

成長ホルモン治療で用いる注射器は、子どもの恐怖心を和らげるためペン型の細い針であることが多く、痛みが少ないのが特徴的です。

成長ホルモン治療の対象となる病気にはいくつか挙げられます


成長ホルモン治療は、病院の検査や試験などを受け、その結果「成長ホルモン治療が必要」と判断された場合に受けることが可能です。
その場合、医療費の一部を公費で補助してもらえる「小児慢性特定疾病医療費助成制度」というものが適用されることがあります。

ここでは、成長ホルモン治療の対象になる疾病をいくつか挙げていきます。

成長ホルモン分泌不全性低身長症

身長の伸びが1年間で4㎝を下回る場合や、同年齢の子どもの標準身長の基準値を下回る場合に認定を受けることがあるのが成長ホルモン分泌不全性低身長症です。

ターナー症候群

通常2本あるX染色体の1本に欠けがあることで起こるのがターナー症候群です。
この病気は女子に起こると考えられており、治療開始前の子どもの身長は140㎝前後だといいます。

軟骨異栄養症

全身の骨の病気と考えられており、生まれつき胴体や頭部に比べ手足が短いのが特徴です。治療前の子どもの身長は男子で130㎝前後、女子で120㎝前後だといいます。

プラダー・ウィリー症候群

15番目の染色体の一部が欠如することで起こる先天性の病気です。低身長であることのほかに、手足が小さい、性腺に発達不全がみられるなどの症状も伴います。

睡眠や食事、運動でも成長ホルモン増やすことが可能です

成長ホルモン治療以外に成長ホルモンを増やす方法もあります。
ここでは、病院での治療以外で成長ホルモンを増やす方法をご紹介します。

早寝早起きをすること

成長ホルモンの分泌に欠かせないのが十分な睡眠をとることです。成長ホルモンは眠りについた1~2時間後にもっとも多く分泌されるといいます。
成長ホルモンは夜10時~2時頃の間に分泌しやすくなるといいますから、早寝早起きをして十分な睡眠をとることが大切です。

バランスの良い食事をとること

身長を伸ばすためには骨や筋肉の元となる栄養素を摂らなければなりません。バランスの良い食事を心がける必要がありますが、特に必要だと考えられているのがタンパク質です。
カルシウムやマグネシウム、亜鉛、ビタミン類なども積極的に摂らせましょう。

適度な運動を行うこと

体を思い切り動かすことで、骨の成長に関わる「骨端腺」の働きを活性化させ、身長の伸びを促進することが可能だと考えられています。
適度な運動は成長ホルモンの分泌だけでなく、食欲増進や質の良い睡眠に繋がります。

(まとめ)成長ホルモンを増やす方法とは?

1.成長ホルモンを増やす方法は成長ホルモン治療を受けることです

子どもが低身長症になる病気は、主に成長ホルモン分泌不全が原因と考えられています。その治療として、成長ホルモンを増やす「成長ホルモン治療」が用いられています。
睡眠や運動、食事などでも成長ホルモンを増やすことは可能です。

2.成長ホルモン治療で病気が原因の低身長症を治療することができます

子どもの身長は成長ホルモンにより伸びると考えられています。病気により成長ホルモンが正常に分泌されず、子どもが低身長症を起こすことがありますが、それを治療する方法が「成長ホルモン治療」になります。

3.成長ホルモン治療の対象となる病気にはいくつか挙げられます

成長jホルモン治療が必要と病院で認められた場合、医療費の一部を公費で補助してもらうことができます。
例えば、成長ホルモン分泌不全性低身長症やターナー症候群、軟骨異栄養症、プラダー・ウィリー症候群などがそれに該当します。

4.睡眠や食事、運動でも成長ホルモン増やすことが可能です

病院で受ける成長ホルモン治療以外にも、成長ホルモンを増やす方法はあります。
早寝早起きをして十分な睡眠をとること、バランスの良い食事をとること、適度な運動を行うことなどが挙げられます。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
住所 〒160-0023 京都新宿区西新宿7-21-3 新宿大京ビル7階
お問い合わせ 0120-962-992
院長 齋藤まい医師