成長ホルモンを調べる血液検査やレントゲンなどの検査費用は数千円程度ですが、自治体によっては無料のこともあります


成長ホルモンなど低身長の原因を調べる検査は数千円程度かかります。
必要があれば染色体検査や精密検査がプラスされ、検査費用も上乗せされます。

ただ、子どもの年齢や地方自治体によっては、検査費用がかからないこともあります。
さらに治療が開始してからも助成を受けられることがあるので、医師やお住まいの地方自治体に問い合わせましょう。

低身長の検査は数千円かかりますが、助成が受けられることもあります

同年代の子どもに比べて身長が低いと悩む保護者は少なくありません。
低身長症が疑われる場合、病院ではどのような検査をするのでしょうか?

成長曲線と問診

検査では子どもの成長記録から成長曲線を作ります。
さらに食事や睡眠時間、これまでにかかった病気などを質問して詳しく問診します。

レントゲン検査

骨の発育程度を見るためにレントゲンを撮ります。
これによって、これからどれだけ成長が期待できるかを調べることができます。

血液検査

血液検査をおこなうことで、成長に関係するホルモンが正常に分泌されているかどうかを調べます。
さらに血液中の糖やタンパクを調べることで内臓の病気についてもチェックします。

尿検査

尿を調べることで糖尿病や肝臓などの病気がないか調べます。
病院によって違いはありますが、多くの場合は上記の検査を組み合わせて行います。

精密検査がプラスされることもあるでしょう。
これらの費用は7000円程度が一般的で、染色体検査などの検査がプラスされると費用が上がります。

地域によっては6歳まで検査費用が無料のこともあります。
気になる場合はまず、お住まいの自治体に問い合わせてみましょう。

検査は身長が止まる思春期よりできるだけ早めに受けることをおすすめします


個人差はありますが、男子なら11歳、女子の場合は9歳頃から第二次性徴が始まります。

身長を伸ばすには、骨の端になる骨端線という部位の軟骨細胞が増殖する必要があります。
しかし、思春期が終わってしまうと骨端線の軟骨細胞が骨に変わるため骨が伸びにくくなります。

元気に過ごしているから思春期や成長期になれば身長が伸びるはずと考えている保護者も多いでしょう。しかし、思春期を過ぎてしまえば身長は止まるため、期待したほど身長が伸びないということもあるかもしれません。

特に、成長ホルモン分泌不全症やターナー症候群という病気は、身長が低い以外にわかりやすい症状が現れません。
そのため、発見が遅れて受診や治療が遅くなってしまうことがあります。

身長が気になる場合はできるだけ早めの受診をおすすめします。
問題や異常がなかった場合は、安心して子どもの成長を見守りましょう。
もしなにか問題があったとしたら、治療は早いほうが良いと考えられます。

低身長症は各種の助成制度を利用できることがあります

低身長症の治療は、結果が現れるまで時間もかかります。
長い治療期間を乗り越えるためには費用のことも頭に入れておかなくてはいけません。

成長ホルモン療法の費用は健康保険の対象で、自己負担は3割です。
ただし、3割であっても治療期間が長くなれば負担は大きくなります。

このような場合にも利用できる助成制度も確認しておきましょう。

国の「小児慢性特定疾病の医療費助成制度」で低身長症の治療に対する助成をおこなっています。
所定の基準を満たして、認定を受けると治療費の助成を受けられます。

この助成の対象になるのは成長ホルモン分泌不全性低身長症やターナー症候群、プラダー・ウィリー症候群などです。
この制度は基本的には18歳未満が対象ですが、引き続き治療が必要だと認められれば20歳到達まで延長して利用できます。

ただし、基準の身長まで達した場合は利用できなくなります
国の「小児慢性特定疾病の医療費助成制度」の対象にならなかった場合も、子どもの医療費負担を助成する制度を利用できることがあります。

医師に相談するほか、住んでいる自治体の窓口に実際の助成の内容について相談しましょう。

(まとめ)低身長の場合成長ホルモンの検査費用はいくらかかる?

1.成長ホルモンを調べる血液検査やレントゲンなどの検査費用は数千円程度ですが、自治体によっては無料のこともあります

低身長症が疑われるケースでは、成長曲線を作成し、レントゲンや血液検査をおこないます。治療が開始してからも健康保険の対象になり、認定されれば助成を受けることができます。

2.低身長の検査は数千円かかりますが、助成が受けられることもあります

低身長の場合、骨の成長度合いを見るレントゲン検査や体全身をチェックするための血液検査、尿検査がおこなわれます。これらの検査費用は数千円程度ですが、検査がプラスされるかどうかでも違います。助成の対象かどうかは地方自治体に確認しましょう。

3.検査は身長が止まる思春期よりできるだけ早めに受けることをおすすめします

思春期は身長が伸びるラストスパートです。今は低くても思春期になれば身長が伸びるはずと考えている人も少なくありません。
しかし、思春期が終わると身長を伸ばすのが難しくなります。子どもの様子を知るためにも早めに受診して医師の診察を受けましょう。

4.低身長症は各種の助成制度を利用できることがあります

低身長症の治療は健康保険の対象になり、認定されれば国の「小児慢性特定疾病の医療費助成制度」の助成も受けることができます。
さらに地方自治体の児童の医療費に対する助成もあります。
お住まいの地方自治体窓口にどんな制度があるか問い合わせてみましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe
経歴
富山県立富山中部高等学校卒業
金沢医科大学医学部医学科卒業
順天堂医院 初期研修医
順天堂医院 初期研修修了
順天堂医院 整形外科入局
順天堂大学大学院 整形外科学講座
下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
順天堂大学大学院 医学博士取得
SBCグループ・西新宿整形外科 入職
西新宿整形外科  医院長
ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 田邊雄医師