成長ホルモンが少ないときには、補充療法で足りない成長ホルモンを補います


成長ホルモンが少ないケースでは、成長ホルモンを注射で補って治療を行います。
成長ホルモン補充治療は十分な結果が出るまで時間がかかることもあります。

補充療法と併せて、食事や運動、睡眠など規則正しい生活を送ることで、効果が期待できると考えられます。治療に対する心理的なサポートも家族ができる大切な仕事です。

成長ホルモンが少ない場合は成長ホルモン分泌不全症の可能性があります

成長ホルモンには成長を司り、体のエネルギーを作り出す役割があります。
成長ホルモンの分泌が少ないというケースでは、この両方の役割に影響を与えると言われています。

成長ホルモンは、生涯にわたり下垂体から分泌されるものです。
しかし、何かの原因で成長ホルモンが少なくなったり、出なくなったりしてしまうことがあります。

成長ホルモン分泌不全症は子どもに多い疾患で、下垂体が成長ホルモンを十分に分泌しない場合、成長ホルモン分泌不全症と診断されることがあります。
子どもが成長ホルモン不全症の場合も、早期の治療により効果が期待できると言われています

さらに成長ホルモン分泌不全症は子どもだけでなく、成人してから発症することもあります。
脳の下垂体に腫瘍ができると、腫瘍が圧迫されることで下垂体の機能が低下します。

下垂体の腫瘍や炎症、頭部の外傷などで成長ホルモン分泌不全症が発症すると、成長ホルモン以外の下垂体ホルモンの障害を併発することもあります。
成長ホルモン分泌不全症の診断は採血による精密検査や頭部MRIが必要です。

原因がなくても成長ホルモンの分泌が低下することもあるので、不安がある場合は病院で検査を受けましょう。

成長ホルモンが少ないときは、注射で成長ホルモンを補充します


病院で血液検査をおこなって成長ホルモンが不足していると診断を受けた場合、成長ホルモンを補う治療が必要だと言われています。
成長ホルモンは本来であれば、毎日分泌されるホルモンです。

そのため、成長ホルモンの補充も週に6日程度はおこなうことがあります。多くの量をまとめて注射すると効果が少ないうえ、副作用が出やすいとも言われていることも理由でしょう。

この注射を打つのは本人もしくは家族です。
そのために、簡単に扱える注射器も開発されています。

成長ホルモンの治療が始まると、身長増加は1.5倍から2倍になると言われています。
単純に言えば、今まで4センチ程度伸びていた場合は、6センチ伸びる計算です。

しかし、これだけで周りの子どもの成長に追いつくのは困難と考えられているため、治療は長期間に亘ります。この治療が終了するのは効果が得られなくなる時期です。

骨の年齢が男子なら17歳、女子なら15歳程度が目安になります。
長期間にわたる治療は子どもに負担をかけることもあるので、周囲が心理的にサポートしてあげることも大切になるでしょう。

病院の治療だけでなく、家庭での取り組みで成長ホルモンを増やすことが可能と言われています

成長ホルモンは補充治療によって増やすことができます。ただし病院での補充療法で成長ホルモンを増やすだけではなく、生活習慣でも成長ホルモンを増やすことができると言われています。
成長ホルモンを増やすためには、運動が効果的だと言われています。

ランニングのような有酸素運動以外に、筋トレのような無酸素運動でも成長ホルモンが分泌されると考えられています。
スクワットや筋トレなら自宅でも取り入れやすいでしょう。

食事では成長ホルモンの分泌を促すアルギニンの摂取が大切です。
アルギニンは鶏肉やエビ、納豆に多く含まれているので、積極的に食べるようにしましょう。

また、成長ホルモンが分泌されやすい時間帯は夜の10時から夜中の2時と言われています。
この時間帯にしっかり寝ることも重要です。

成長ホルモンを増やす生活習慣は、どれも簡単で今日からでも取り入れられるものばかりです。
子どもだけでなく、大人にとっても成長ホルモンの分泌は健康のカギです。

成長ホルモンを増やす規則正しい生活を家族で取り入れましょう。

(まとめ)成長ホルモンが少ないときにはどうやって治療するの?

1.成長ホルモンが少ないときには、補充療法で足りない成長ホルモンを補います

成長ホルモンが少ない場合は、成長ホルモン分泌不全症の可能性があります。その場合は足りない成長ホルモンを補う治療が実施されます。
治療は長期間にわたることもあるので、家族のサポートも大切です。

2.成長ホルモンが少ない場合は成長ホルモン分泌不全症の可能性があります

成長ホルモンは生涯にわたって分泌されるホルモンです。しかし、成長ホルモン分泌不全症の場合、成長ホルモンが少なくなったりでなくなることがあります。
下垂体の腫瘍や外傷が原因のこともありますが、原因不明のこともあるので早めの検査をおすすめします。

3.成長ホルモンが少ないときは、注射で成長ホルモンを補充します

成長ホルモンが少ない場合は、足りない成長ホルモンを補う治療がおこなわれます。成長ホルモンは毎日分泌されるホルモンなので、補充もほぼ毎日です。
治療は長期間続くこともあるので、家族のサポートも大切です。

4.病院の治療だけでなく、家庭での取り組みで成長ホルモンを増やすことが可能と言われています

成長ホルモンを増やすのは、病院での補充療法だけではありません。毎日の食事や運動、睡眠の習慣によってもホルモン分泌は促進されます。
生活リズムを整えることで、家族の成長ホルモン分泌をサポートしましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe
経歴
富山県立富山中部高等学校卒業
金沢医科大学医学部医学科卒業
順天堂医院 初期研修医
順天堂医院 初期研修修了
順天堂医院 整形外科入局
順天堂大学大学院 整形外科学講座
下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
順天堂大学大学院 医学博士取得
SBCグループ・西新宿整形外科 入職
西新宿整形外科  医院長
ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

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運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 田邊雄医師