個人差はありますが子供の成長時期は16、17歳頃までとされています


子供は、生まれたときから大人になって成長が止まるまでの間、ずっと成長し続けます。
生まれたばかりの新生児は身長が50cm程ですが、大人になるまでにはその3倍以上になるほど身長が伸びると言われているのです。

その成長が見られる時期には個人差がありますが、骨の伸びが止まってほとんど身長が伸びなくなるのは17歳頃とされています。

第一次成長期と第二次成長期が大きく伸びる時期です

子供の成長期は0~5歳の乳児期、5~12歳の学童期、12~16歳の思春期によって区切られ、それぞれの時期で成長の仕方が異なるのです。
日本人の年齢別の平均身長がわかる成長曲線では、乳児期には生まれたときに50cmだった身長が、5歳には平均身長の約110cmまで男女ともに大きく身長が伸びているとされています。

それから学童期には、男女で身長の伸びが異なり、5歳の平均身長110cmから12歳の平均身長の男子約155cm/ 女子約153cmまで少し緩やかに成長するようになっていくのです。
その次に訪れる思春期は大体12歳から16歳までとされ、この時期には男子の身長の伸びがとくに大きく、平均身長の約170cmまで、女子は平均の約158cmまで身長が伸びると言われています。

成長曲線には成長期の子供の年齢に応じた平均身長に加えて標準上限、標準下限が設定されているのです。
そしてこの標準下限よりも身長が低い場合は低身長の可能性もあると言われています。

また、身長が成長曲線の標準範囲内にあっても、その年齢になってから身長があまり伸びていないなどのときには注意が必要です。

骨端線が閉じると成長が止まると言われています


成長期には骨の端にある「骨端線」が開いていると言われています。
骨端線部分は「骨端軟骨」と呼ばれる軟骨で作られていて、この骨端軟骨が増殖しながら栄養を吸収することで硬い骨になり、その繰り返しで骨が長く伸びるとされているのです。

成長期が終わると、軟骨部分が少なくなり硬い骨に変わって骨端線が閉じるため、骨が伸びなくなって成長が止まります。
この骨端線が開いているかどうかはレントゲンで確認することが可能です。

成長期のうち思春期は第二次成長期と言われる時期でもあり、身長が急激に伸びてから伸びが止まるという特徴があります。
この第二次成長期の成長には、男女ともに女性ホルモンのエストロゲンが大きく関係していると言われています。

エストロゲンによって成長ホルモンの分泌が増加することで、身長が伸びるとともに骨の成熟も促進されるのです。
そしてエストロゲンにより骨の成熟が進むと、骨端線が閉じて成長が止まるとされています。
そのため、エストロゲンの生産量が多くなる女子の方が骨の成熟が進みやすく、成長の終わる時期も早くなる傾向にあるのです。

身長の伸びが気になるときには早めに対応することが大切です

子供の身長の伸び方は成長曲線で表されています。

そして身長がその成長曲線の標準範囲内に入っていない子供は、その年齢全体の約0.5%いると言われています。
身長が標準範囲内に入っていない場合には、成長ホルモンや甲状腺ホルモンが不足しているなどホルモンを分泌している脳下垂体に問題がある場合が考えられるでしょう。

また、骨や軟骨に病気がある場合や染色体疾患、内臓系の病気にかかっている可能性も考えられるのです。
もしも標準範囲よりも低い身長の場合でも、成長曲線に沿った伸び方をしている場合には病気ではなく遺伝などの可能性があります。

ただ、小さい頃は身長が標準範囲内だったのに成長曲線との差が年々開くような伸び方をしているという場合には、病気などが原因で生じている成長障害の心配があるため、専門の病院に相談した方がいいでしょう。

子供の成長は16、17歳頃までとされています。
子供の身長が急に伸びなくなった気がするという場合には、早めに専門医の診断を受けて成長期の間に原因を改善することで、身長の伸びが期待できるでしょう。

(まとめ)子供が成長する時期はいつまでなの?

1.個人差はありますが子供の成長時期は16、17歳頃までとされています

子供は生まれたときから大人になるまでずっと成長を続け、生まれたときに50cmほどだった身長は大人になるとその3倍以上になるのです。個人差はありますが成長が止まる時期は16、17歳頃と言われています。

2.第一次成長期と第二次成長期が大きく伸びる時期です

子供の成長期は乳児期、学童期、思春期にわけられ、それぞれの時期で成長の特徴が異なるのです。子供の身長の伸びは成長曲線で確認することができ、身長が成長曲線の標準範囲よりも低い場合は低身長の可能性があるとされます。

3.骨端線が閉じると成長が止まると言われています

成長期には骨の端の骨端線が開いているため、骨端線の部分に骨が増殖して徐々に骨が伸びていくのです。成長期の終わる思春期の頃には、身長が急激に伸びてから骨の成熟が進み骨端線が閉じて成長が止まると言われています。

4.身長の伸びが気になるときには早めに対応することが大切です

子供の身長が成長曲線の標準範囲内に入っていない場合、成長ホルモンの分泌異常や骨や軟骨の病気、内臓の病気などの可能性も考えられます。とくに身長の伸びが急激に止まったような場合には、専門医の診断を早めに受けた方がいいでしょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

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院長 齋藤まい医師