鉄分が子供の脳の成長に影響していると言われているからです


鉄分は体内に3~4g程度あり、体内に酸素を運ぶ重要な役割があると言われています。

脳の発達にも影響しており、子供の成長にとって重要な栄養素の1つと考えられています。
不足すると鉄欠乏性貧血などを引き起こしやすくなります。

鉄分はもともと体内に吸収されにくいため、食事量の少ない子供は不足しがちな栄養素です。
鉄分豊富な食材を意識して多めに摂取することが大切です。

鉄分が不足すると鉄欠乏性貧血などが起こります

子供の貧血の原因で最も多いのが鉄欠乏性貧血と言われています。
鉄分はヘモグロビンを作るための材料となり体内に酸素を運ぶ役割があります。

そのため鉄分が不足すると、赤血球の数が減少し酸素が体内に十分に運ばれなくなります。
特に子供の場合、身体を作るために多くの血液が必要と考えられています。

さらに激しいスポーツを続けている子供の場合、さらに多くの血液を必要とするため注意するようにしましょう。

鉄欠乏性貧血の症状

鉄分が不足してしまうと以下のような症状が現れます。

  • 頭痛
  • 疲れやすい
  • 息切れ
  • 動悸
  • 集中力の低下
  • 理解力の低下

体調不良やただの疲れと勘違いされることも多く、症状に気付かずに過ごしているケースもあります。
鉄欠乏性貧血の特徴として、集中力や理解力低下があり、その結果学習意欲が下がり学力低下につながると考えられているのです。

そのため、学力が必要とされる子供にとって、鉄分は重要な栄養素であり、欠かすことができません。
この鉄欠乏性貧血を起こしやすい時期は大きく2つの期間に分かれていると言います

生後9ヶ月頃~2歳

この時期に同じメニューや食べる量が少ないなどが原因で鉄分が不足しやすくなると言われています。
また母乳に含まれる鉄分も少なく、人工乳も吸収率が低いため鉄分不足になりやすいのです。

思春期

身体が大きく成長する時期も鉄分は不足しやすくなります。
特に女の子の場合、月経が始まる影響で鉄分を失いやすいため注意が必要です。

鉄分を食事でしっかり摂取することが重要です


12~14歳の子供が1日に摂取する鉄分の推奨量は男性が11.5mg、女性が10mgとされています。

子供の場合は、大人以上に鉄分を摂取する必要があるのです。
鉄欠乏性貧血を予防するためには、鉄分を多く含む食材を摂取することが大切になります。

食材に含まれる鉄分には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」があります。

ヘム鉄

肉などの動物性食品に含まれ、吸収率は非ヘム鉄の5~6倍と言われています。

非ヘム鉄

野菜や甲殻類、サプリメントに含まれています。
吸収率が低く、摂取した量の20%以下と言われており、動物性タンパク質やビタミンCと一緒に摂取することで吸収率がアップされやすくなるのです。

一般的な食事で摂取される鉄分の多くが非ヘム鉄と考えられています。
ヘム鉄であるレバーや赤身のお肉などを積極的に摂取し、日々の食生活で非ヘム鉄を補うようにしましょう。

一方で、鉄分の吸収を阻害する食材もあり、注意が必要です。
これらの食材を鉄分と一緒に摂ることで、吸収を阻害すると言われています。

  • 食物繊維
  • フィチン酸を含む食べ物(玄米、ゴマなど)
  • タンニンを含む緑茶、コーヒー、紅茶

鉄分が食事で摂れないときには、補助食品で補うようにしましょう

鉄分の不足は気付きにくいと言われており、子供の状態に注意することが大切になります。

鉄欠乏性貧血の簡易的なチェック方法

鉄分が不足すると身体面や行動面で変化が現れるため、見逃さないようにしましょう。

  • 顔色が悪い
  • 下まぶたの内側が白い
  • 疲れやすい
  • 食事が進まない
  • 口内炎
  • 爪の異常

気になる症状がある場合には、早めに専門の医療機関を受診するようにしましょう。
鉄欠乏性貧血の状態が3ヶ月以上続くと、運動や精神面の両方に影響を与えると言われています。

そのため、できるだけ早めに発見することが大切になってきます。

鉄欠乏性貧血と診断された場合は、食事だけでの改善は困難と言われています。
そのため鉄剤などが処方され、2ヶ月以上服用することで症状の改善が期待されます。

(まとめ)子供の成長にとって鉄分が大切な理由とは?

1.鉄分が子供の脳の成長に影響していると言われているからです

鉄分は脳の発達にも影響しており、子供の成長にとって重要な栄養素です。不足すると鉄欠乏性貧血などを引き起こす可能性があります。
鉄分はもともと体内に吸収されにくいため、子供は特に不足しやすいと言われています。

2.鉄分が不足すると鉄欠乏性貧血などが起こります

鉄分が不足することで、鉄欠乏性貧血になる可能性があります。鉄欠乏性貧血は、頭痛や疲れやすさ、集中力や理解力の低下などの症状があります。
生後9ヶ月頃~2歳、思春期の頃は鉄分が不足しやすくなるため注意が必要です。

3.鉄分を食事でしっかり摂取することが重要です

子供の場合、大人以上に鉄分を摂取する必要があります。鉄分には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類があり吸収率が違います。
鉄分の吸収を阻害する食材もあるため注意しましょう。

4.鉄分が食事で摂れないときには、補助食品で補うようにしましょう

鉄分の不足は気付きにくいため、子供の状態に注意することが大切です。下まぶたの内側が白いなど簡易的なチェック法で貧血の状態を確認するようにしてください。
気になる症状がある場合は、早めに専門の医療機関を受診しましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

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運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師