成長期にカルシウムを取りすぎると症状が出ることがあります


カルシウムを取りすぎれば尿路結石や、その他ミネラルの吸収抑制などの症状が出ることもあります。しかし、日本人は慢性的なカルシウム不足と言われています。

そのため、普段の食事で取ろうとする時は過剰摂取を心配する必要はありません。カルシウムを十分取るには小魚や青菜などを積極的に食べることもおすすめですが、吸収効率の良い牛乳や乳製品が便利に利用できます。

また、成長期の体では骨を硬くするだけでなく筋肉を動かす・神経や血液の働きに関与するなどの働きもあるため、十分カルシウムを取ることが大切です。

カルシウムの過剰摂取による症状は尿路結石などがあります

カルシウムを取りすぎると起きる可能性のある症状に、尿路結石・ミルクアルカリ症候群・カルシウム以外のミネラル吸収抑制・便秘などがあります。成長期の子供の場合大人よりも多いカルシウム摂取が必要になるため、取りすぎを心配せずしっかり取りましょう。

それにタンパク質に含まれるリンも合わせて取っていれば、カルシウムと結びついて体の外へ排泄できるため、多少多いとしても問題はあまりありません。

日本人は慢性的にカルシウムが不足している

日本人の場合、カルシウムについては、取りすぎよりも慢性的に不足状態にあることを気にした方が良いです。

とくに成長期にはより多くの量が必要となるため、積極的に取るようにしましょう。日本では食の欧米化が進んだためにカルシウム不足も慢性化してしまいました。

小魚や青菜を食べる機会が減った分を、乳製品で補い切れていないというのが理由の一つです。もちろん小魚や青菜の摂取量を増やすことも良いですが、カルシウムの吸収効率の良い牛乳や乳製品を上手に活用して摂取量のアップに努めましょう。

普段の食事からの摂取であれば取りすぎの心配はありません


成長期の子供に食事でカルシウムをしっかり取らせようとしても取りすぎになることはなく、カルシウムを多く含む食材を積極的に使いましょう。

カルシウム摂取量を増やすには

小魚や海藻、乳製品、青菜にはカルシウムが多く含まれているため、これらの食材をバランス良く毎日の食事に取り入れるのがよいです。

牛乳はカルシウムの吸収効率が良い飲み物のため、学校給食にも毎日出されています。成長期の子供には学校で飲むだけでなく、自宅でも同じくらいは飲ませてあげましょう。

しかし、牛乳を飲むと下痢になる子の場合は、ムリせず乳製品を取ればよいです。チーズやヨーグルトなどの乳製品をうまく利用して摂取するようにしましょう。

サプリは使い方に注意

成長期の子供に必要な栄養素の不足を補おうとサプリメントを取ることがあります。しかしサプリメントでカルシウムを取ろうとすると取りすぎになる場合があり、注意しましょう。

またサプリメントはカルシウム以外に含まれている成分が、成長期の子供の体に影響を及ぼすこともあります。サプリメントばかりに頼りすぎず、なるべく食事から摂取するようにしましょう。

成長期の子供の体でカルシウムはあらゆる働きをします

子供の骨は軟骨が増えて伸びますが、その伸びた部分をカルシウムによって石灰化してさらに伸びるための土台をつくります。身長が大きく伸びる成長期ですが、カルシウムは骨を丈夫にする働き以外にもさまざまなものがあるでしょう。

筋肉を動かす

筋肉の収縮にカルシウムが必要で、中でも心臓の筋肉はカルシウムイオンが少なすぎた場合動かなくなることがあります。

神経や血液の働きに関わる

体の働きは神経を通って指示を出されるためにそれぞれの働きを行っています。

この時に行われる神経を通った指示にはカルシウムが必要で、不足するとスムーズに伝達されなくなるのです。また、カルシウムが十分足りているとイライラを鎮めることにも役立ちます。

そして血液中ではケガなどで出血した場合に血を固める働きにも、カルシウムが必要となり、細胞分裂や増加、ホルモンの分泌にも関わりがあります。軟骨細胞などの増加や成長ホルモンの分泌がさかんになる成長期の子供では、これらの点からもカルシウムは重要と言えるでしょう。

(まとめ)成長期にカルシウムを取りすぎるとどうなるの?

1.成長期にカルシウムを取りすぎると症状が出ることがあります

カルシウムの取りすぎで症状が出ることがありますが、日本人は慢性的に不足しているため取りすぎを心配する必要はありません。食事で積極的に取り、サプリの利用は控えましょう。

カルシウムは成長期の体であらゆる働きをするため不足しないよう取りましょう。

2.カルシウムの過剰摂取による症状は尿路結石などがあります

カルシウムの取りすぎにより尿路結石やミネラル吸収の抑制などの症状が起きることがあると言われます。しかし成長期の子供はたくさんのカルシウムが必要で過剰摂取の心配は日本ではあまりなく、それよりも慢性的な不足を心配しましょう。

3.普段の食事からの摂取であれば取りすぎの心配はありません

食事でカルシウムを取る時、取りすぎになることはまずありません。そのため積極的に小魚・海藻・乳製品・青菜を使ったメニューを用意しましょう。

サプリを使う場合カルシウム以外の成分で心配な場合があるため、食事での摂取が安心です。

4.成長期の子供の体でカルシウムはあらゆる働きをします

成長期の子供の体で、カルシウムは骨を丈夫にするほか、筋肉を動かすことや神経、血液の働きにも関与しています。細胞分裂や増殖、ホルモン分泌にも関わるため、身長を伸ばすことなど成長に欠かせない働きをさかんに行う成長期には十分な摂取が必要です。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe
経歴
富山県立富山中部高等学校卒業
金沢医科大学医学部医学科卒業
順天堂医院 初期研修医
順天堂医院 初期研修修了
順天堂医院 整形外科入局
順天堂大学大学院 整形外科学講座
下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
順天堂大学大学院 医学博士取得
SBCグループ・西新宿整形外科 入職
西新宿整形外科  医院長
ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

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運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 田邊雄医師