成長期にホルモン注射をすると、身長をスムーズに伸ばす役に立ちます


成長ホルモンが不足して身長があまり伸びない時は、ホルモン注射で補い成長を促す方法があります。もし既往症があれば、ホルモン注射を始める前に専門医へ伝えておきましょう。

そしてホルモン注射を考える時には、必ず専門医療機関を受診することが大切です。前もって予約してから出かけるとスムーズに診療が受けられるでしょう。

またホルモン注射と合わせて生活の中で睡眠時間・食事内容・運動の仕方にも気をつけて過ごすと、身長の伸びに役立ちます。”

ホルモン注射をして成長ホルモンを補うと身長が伸びやすくなります

成長ホルモンには子供の骨が伸びるよう促す働きがあるため、適度に分泌されることで骨端線にある軟骨細胞が増殖し、骨が長くなります。そして増えた軟骨細胞が次第に硬くなることを繰り返しながら、少しずつ伸びて身長が高くなるのです。

そのため、十分な成長ホルモンの分泌が、子供の身長を伸ばすには必要と言えるのです。もし、この成長ホルモンの分泌が不足しているのであれば、ホルモン注射をして補うという方法もあります。

ホルモン注射とは

成長ホルモンの分泌を補うホルモン注射の製剤は、体内でも分泌されている成長ホルモンと同じ成分でできています。そのため副作用の心配がなく、安心して取り組みやすくなっているのです。

また、ホルモン注射によって、あと少し背を伸ばしたいという希望にも寄り添えるようになっています。

既往症がある時は先に伝える

ホルモン注射で成長ホルモンを補いたい時、もしかかっている病気があれば必ず専門医に伝えましょう。

受診先は専門医療機関となりますが、その子の状態を診察や問診だけで把握しきることは難しいといえます。そのため、より安全に治療するためにも、体の特徴などがあればそういった内容もしっかり話しておくことが大切です。

ホルモン注射を希望する時は専門医療機関を受診しましょう


成長期の子供の身長に心配があり、もう少し伸ばしたいと思う時は専門医療機関へ相談しましょう。一般の小児科や整形外科ではホルモン注射を扱っていない場合もあり、具体的な身長改善の治療を進めたい時には専門医療機関へ出かけることです。

ホルモン注射の方法
問診と検査から

専門医の診察を受ける時は予約が必要な場合が多いため、あらかじめホームページなどで予約方法を調べて連絡しておくとスムーズです。そして診察を受けると、問診を行い、成長曲線を作成したり必要な検査を行ったりします。

その結果にもとづき、医師がホルモン注射を行ってもよいか、また効果が期待できるかを判断したのち、ホルモン注射ができることになります。したがって、希望すれば誰でもすぐ行われるわけではなく、必要性と効果の期待を確かめてから行うため安心です。

ホルモン注射の仕方

成長ホルモン製剤を注射によって投与しますが、1日に決められた回数と量を守って続けます。毎日ホルモン注射を行いますが、自己注射または家族が注射を行う方法を採るため、頻繁な通院の手間はかかりません。

この時使う注射器は針がごく短くなっているため、指導を受けて使い方に慣れれば自宅でホルモン注射を行えるようになります。

食事や睡眠など生活習慣の改善も必要です

ホルモン注射を始めた時には、合わせて生活習慣の改善もしておくと、投与した成長ホルモン製剤の働きを発揮することが期待できます。そのためには以下のポイントに気をつけて毎日を送りましょう。

睡眠時間は長く取る

習い事や趣味などで夜寝る時間が遅くなりがちですが、夜の睡眠時間が不足すると性ホルモンの抑制が難しくなって、成長期を短くしてしまうことがあります。そのため、小学校高学年から中学生であっても9時間半は睡眠を取りましょう。

タンパク質の多いバランスの取れた食事

成長ホルモンによって骨を伸ばすよう促されると軟骨細胞を増やす働きが行われますが、その時にはタンパク質から分解されたアミノ酸が必要です。肉・魚・卵・乳製品・大豆製品にはタンパク質を豊富に含んでいるため、どれかに偏ることなくバランス良く食べましょう。

全身運動で骨に刺激を与える

骨に対して縦方向の圧が加わると骨の伸びを助けるため、ジャンプのある全身運動を行いましょう。また全身をまんべんなく動かすと栄養が骨の軟骨細胞へ届きやすくなるので、身長の伸びに役立ちます。

(まとめ)成長期にホルモン注射すると身長がよく伸びる?

1.成長期にホルモン注射をすると、身長をスムーズに伸ばす役に立ちます

ホルモン注射で身長を伸びやすくする方法があり、希望する時は専門医療機関を訪ねましょう。問診と検査の結果から行えるかどうかが決定します。

そしてホルモン注射の治療を利用する時は、生活習慣の改善も合わせて行うようにしましょう。

2.ホルモン注射をして成長ホルモンを補うと身長が伸びやすくなります

成長ホルモンの分泌が十分でない時、ホルモン注射で量を補うと身長が伸びやすくなります。もう少し伸びたい時にも行えることがあり、もし既往症があれば専門医に必ず伝えましょう。

3.ホルモン注射を希望する時は専門医療機関を受診しましょう

ホルモン注射を行ってみたい時は専門医療機関を訪ねますが、まず予約してから出かけましょう。問診や検査をして必要性と効果の期待がある時、治療を行えます。

毎日注射を打ちますが、慣れれば自宅でできるため取り組みやすい方法です。

4.食事や睡眠など生活習慣の改善も必要です

ホルモン注射と合わせて生活習慣も改善し、身長の伸びを助けましょう。そのポイントは、不足のない睡眠時間・タンパク質が多く栄養バランスの取れた食事・全身運動を抑えることです。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe
経歴
富山県立富山中部高等学校卒業
金沢医科大学医学部医学科卒業
順天堂医院 初期研修医
順天堂医院 初期研修修了
順天堂医院 整形外科入局
順天堂大学大学院 整形外科学講座
下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
順天堂大学大学院 医学博士取得
SBCグループ・西新宿整形外科 入職
西新宿整形外科  医院長
ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
住所 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-3 新宿大京ビル7階
お問い合わせ 0120-962-992
院長 田邊雄医師