成長期に過度な運動をすると食欲が落ちることや眠りにくくなることがあります


成長期に過度な運動を続けると食欲や睡眠の質の低下につながります。発育を気にするのであれば、適度な運動の継続を心がけましょう。

強度の高い運動は大人の体になってから行った方が良く、子供のうちは全身をまんべんなく使う運動にしておいた方が安心です。また、運動をするためには、食事でバランス良く栄養を取ってエネルギーを補給し、体を良く休めましょう。

過度な運動をしたあとは食事や睡眠が取りにくくなります

激しい運動をしたあとは疲労がひどく、眠りにくくなり、食欲が落ちやすくなります。すると、疲労回復に必要な栄養だけではなく、成長期の子供の身長を伸ばすために使う栄養素も不足し、その状態が続けば身長の伸びに影響を及ぼす恐れがあるのです。

さらに、よく眠れない状態が続くと、身長の伸びに関わる成長ホルモンの分泌が十分ではなくなってしまいます。そのため成長期の子供に過度な運動は控えた方がよいでしょう。

強度の大きい運動は成長してから

過度な運動というと負荷の大きな内容のものもあり、肺や心臓を激しく動かして行う運動は成長期の子供にはあまり適していません。避けておくとよい運動として、たとえば長距離のマラソンやウェイトトレーニングがあります。

マラソンはエネルギーの消耗が激しく、成長に必要な栄養素まで取られてしまいます。また、ウェイトトレーニングはまだ弱い子供の骨に負担をかけすぎてしまうため、身長の伸びに影響しかねないのです。

精神的なストレスになることも

過度な運動になる原因は、それだけの練習量が必要となる大きな目標に向けて親などからのプレッシャーがかかっていることも少なくありません。すると子供は体だけでなく精神的にも重圧を抱えていることが多いのです。

ストレスも成長に栄養を及ぼす可能性があるため、のびのび体を動かせる内容が理想的でしょう。

成長期にはほどほどの運動を継続して行いましょう


成長期には過度な運動をするよりも、ほどほどの運動を継続して行った方が成長に役立ちます。そしてまとめて長時間体を動かすより、ちょうどよい時間を定期的に行いましょう。

成長期に行う運動の内容

成長期の子供が取り組む運動は、全身をまんべんなく動かす内容のものが理想的です。効果的な運動としてはジャンプをよくし、体を曲げる・ねじる・ひねるという動きのあるものがよいでしょう。

たとえば、バレーボールやバスケットボール、なわとび、ダンスなどがあります。しかし必ずしもスポーツを選ばなくてはならないわけではなく、全身を使って外遊びを楽しむこともひとつの方法です。

好きな運動を選ばせる

体を動かすことがあまり得意でない子は、内容によって大きなストレスに感じることもあります。そのため、子供に試しにやらせてみて「楽しそう、やりたい」と感じられるものを選びましょう。

継続して取り組むことが大切なので、親の一存で決めてしまっては子供にとってのストレスとなり成長に影響を及ぼすこともあります。

運動をするためのエネルギー補給と休養も十分取りましょう

適度な運動をすると食欲がわき、睡眠の質も上がりやすくなります。しかし十分なエネルギーと休養が取れていなければ、適度な運動であっても成長の妨げになる可能性があるのです。

そのため、毎日の食事は背を伸ばすために必要なタンパク質を積極的に取ることができ、エネルギー源となる炭水化物も取れるメニューを用意しましょう。もちろんその他の代謝をサポートするあらゆる栄養素も不可欠です。

そして骨をはじめ、全身をよく休めることで、骨を伸ばしやすくしましょう。

ジュースやスナック菓子を避ける

おやつというと、甘いジュースやスナック菓子を食べている子供も少なくありません。

それらを取りすぎていると運動をしていても肥満になる可能性があり、体をつくる栄養にはならないことから、成長期の子供はできるだけジュースやスナック菓子を避けたおやつを提供しましょう。たとえばお好み焼きや肉まんなどのようなタンパク質を含んだメニューがおすすめです。

(まとめ)成長期には過度な運動を避けるべき?

1.成長期に過度な運動をすると食欲が落ちたり眠りにくくなることがあります

過度な運動は食欲が落ちたり眠りにくくなったりして子供の成長に影響する恐れがあるため、全身を使う適度な運動を心がけましょう。そして運動を成長に生かすには、栄養バランスの取れた食事と十分な睡眠を取ることも必要です。

2.過度な運動をしたあとは食事や睡眠が取りにくくなります

過度な運動をすると眠りにくくなったり食欲が落ちたりします。すると成長期の子供に必要な栄養と睡眠が不足しやすく、身長が伸びにくくなることもあるのです。

そのため強度の大きな運動は大人の体になってからにしましょう。

3.成長期にはほどほどの運動を継続して行いましょう

成長期の子供は適度な運動を継続して行うことが必要です。その時の運動は全身を使って、ジャンプ・曲げる・ねじる・ひねるという動きの入ったものを選びましょう。

また子供がやりたいと思う運動を選ぶこともストレスなく運動を続けるには必要です。

4.運動をするためのエネルギー補給と休養も十分取りましょう

適度な運動を成長期の子供の身長を伸ばすことに役立てるには、運動に必要なエネルギーの補給と、十分な休養が必要です。そして食事では栄養バランスを良くし、甘いジュースやスナック菓子はできるだけ避けましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
川原 昭久医師
かわはら あきひさ/Akihisa Kawahara
経歴
福島県立医科大学 医学部 卒業
平塚共済病院 臨床研修医
昭和大学藤が丘病院 整形外科 入局
下記 昭和大学藤が丘病院関連施設にて勤務・研修
東戸塚記念病院、横浜新都市脳神経外科病院、横浜旭中央病院、海老名総合病院、山梨赤十字病院、戸塚共立リハビリテーション病院、相模野病院
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
下田総合病院
西新宿整形外科クリニック 医院長に就任
ロコモアドバイスドクター 就任(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 川原 昭久医師