成長期の関節痛は未熟な体に対する動きの激しさが原因です


未熟な体ではげしく動き回りがちな成長期の子供は、関節痛を訴えることがあります。これはたまった疲労によってひずみが生じたことが原因と言われています。

そのため、痛みはよく休むことで改善していくでしょう。とくにスポーツをする子供の関節痛は注意が必要で、膝の皿下辺りに痛みがある、骨が出ている場合はオスグッド病の可能性があります。

その場合は運動量を抑えて運動後のアイシングなどを行いましょう。また、睡眠時間を十分取ることで傷ついた体の修復を促すため、今より長めに眠ることもおすすめです。

しっかりとした体に成長しないまま激しく動き回ることで痛みが出ます

成長期の子供は身長が高くなってきたとしても、まだ丈夫な骨へ成熟したわけではありません。そして、それは骨に限らず筋肉や関節も同じように未成熟の状態です。

そのため成長途中の未熟な体で激しく動くとその分疲れがたまり、ひずみが生じてくると関節痛として現れることがあります。

休養することで改善

疲労の蓄積が原因で起きる成長期の関節痛は、よく休むことで改善が期待できます。

より疲労を回復し関節痛を緩和するためには、お風呂でマッサージをする、温かくするなどの方法を試してみましょう。そして睡眠不足にならないよう、夜早めに寝ることを促すよう心がけることです。

痛みが続く時

痛くて眠れない場合には痛み止めを使用する方法もありますが、アレルギーや持病がある時は市販の痛み止めを使う前に診察を受けた方が安心です。成長に関する不安がある時は、専門医療機関を受診すると適した施術が受けられます。

スポーツをする子供の関節痛はとくによく観察しましょう


成長期の子供でスポーツをしている場合、膝に関節痛を訴えることがあります。その場合は成長による痛みととらえて放置せず、どのような状態にあるか観察をし、状態によってオスグッド病の可能性も考えましょう。

オスグッド病とは

成長期の子供、とくに10代前半で運動のし過ぎにより膝に関節痛が出る障害のひとつです。膝のお皿の骨と脛の骨がつながっている部分、具体的には膝のお皿の下辺りに痛みが出やすく、運動すると痛みが現れる症状があります。

ひどい場合には痛みで走れなくなることもありますが、多くは運動をすると痛みが生じる状態です。また、オスグッド病の症状のひとつとして、膝のお皿の下に骨が飛び出した状態があります。

改善するには

運動のしすぎが原因なので運動をある程度制限する必要があり、運動後には必ずアイシングをしましょう。この時使う物は湿布やコールドスプレーではなく、氷などでしっかりと15~20分冷やすことです。

また体の固さも影響するため、運動前だけでなく日頃からストレッチを行って柔軟性を高めましょう。

関節痛を改善するために睡眠時間を増やしましょう

成長期の子供の関節痛を和らげ、改善するためにはしっかりと休養を取ることがポイントのため十分な睡眠時間の確保が大切です。日本の子供は睡眠不足傾向にあることからも、今より長い時間眠ることができるように促しましょう。

睡眠時間の目安

成長期の子供でも年齢によって必要となる睡眠時間は少しずつ変わってきます。たとえば小学校低学年は10時間、高学年から中学生で9時間半は眠るとよいです。

しかし関節痛が現れているような疲労の蓄積した状態では、もう少し長めの睡眠時間を取ってしっかり体を休めることをおすすめします。

睡眠中に修復する

夜寝ている間にもっとも成長ホルモンは分泌されますが、身長を伸ばす働きだけではなく傷ついた細胞の修復も促しています。

そのため十分な睡眠時間が取れていれば成長ホルモンの分泌もスムーズになり、たまった疲れの解消もしやすくなるのです。

寝る前に強い光を見ない

寝る直前までテレビやパソコン、スマホの画面を見ている子も少なくありませんが、強い光を見ていると刺激により興奮してなかなか眠れなくなります。

したがって睡眠時間をより多く取るためには寝る前のリラックスタイムも重要で、その間はテレビなどを見ないことがおすすめです。

(まとめ)成長期の関節痛は何が原因?

1.成長期の関節痛は未熟な体に対する動きの激しさが原因です

成長期の子供の関節痛は未熟な体で激しく動いたことによる疲労の蓄積が原因です。休養で改善しますがスポーツをする子は膝の皿下辺りの痛みに気をつけましょう。

また睡眠時間を今より長めに取ることは疲労を解消し関節痛改善に役立ちます。

2.しっかりとした体に成長しないまま激しく動き回ることで痛みが出ます

成長期の子供が激しく動き回ると、まだ成熟していない関節に疲労がたまってひずみが生まれ、関節痛が出ることがあります。関節痛はよく休むことで改善を期待できますが、お風呂でのマッサージや暖めることもおすすめです。

3.スポーツをする子供の関節痛はとくによく観察しましょう

スポーツをする子供の中には膝の関節痛を訴えることがあり、ひどい場合はオスグッド病の可能性があります。膝のお皿の下辺りが、運動をすると痛くなる症状でその部分の骨が飛び出してきます。

改善には運動量の制限やアイシング、ストレッチがおすすめです。

4.関節痛を改善するために睡眠時間を増やしましょう

成長期の子供の関節痛を改善するには休養をしっかり取ることなので、夜の睡眠時間を増やしましょう。寝ている間に細胞の修復が行われるため、少しでも長く眠ることをおすすめします。

睡眠の質を高めるためにも寝る前のテレビやスマホは避けましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe
経歴
富山県立富山中部高等学校卒業
金沢医科大学医学部医学科卒業
順天堂医院 初期研修医
順天堂医院 初期研修修了
順天堂医院 整形外科入局
順天堂大学大学院 整形外科学講座
下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
順天堂大学大学院 医学博士取得
SBCグループ・西新宿整形外科 入職
西新宿整形外科  医院長
ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 田邊雄医師