成長期に筋肉がつきにくい理由は身長を伸ばすことを優先されているためです


成長期に筋肉がつきにくいのは、それよりも身長を伸ばす方へ栄養が使われるためです。体が成熟すれば性ホルモンの影響もあり、筋肉も付きやすくなっていくためとくに心配はありません。

身長が大きく伸びるのは成長期の間だけなので、まずは身長を伸ばすために元になるタンパク質を十分取りましょう。また、成長期は筋肉を増やすための運動より、全身運動をして栄養を行き渡りやすくすることが発育のためには大切です。

もし筋肉だけでなく身長もあまり伸びないと心配があれば、まずは専門医療機関を訪ねてみましょう。

成長期に身長を伸ばすにはたくさんの栄養素を必要とします

成長期は体を大きくする時期であり、身長が著しく伸びるタイミングです。背を高くするには骨を伸ばすことが必要で、そのためにはタンパク質をはじめとしたあらゆる栄養素をしっかりと摂取しなくてはなりません。

しかし日常生活を送るためにもエネルギーなどの栄養素は必要です。活動と身長を伸ばすことに栄養素が使われるため、筋肉を大きくすることはそのあととなります。

子供の骨を伸ばすにはタンパク質

筋肉をつくる元になる栄養素はタンパク質ですが、子供の骨を長くするためにもタンパク質が必要です。全身の骨を成長させるためにはたくさんのタンパク質が必要です。

さらに運動もしていれば、その分も消費されていきます。食事で十分タンパク質を取っているつもりでも、筋肉がつきにくいと感じることは当然でしょう。

身長を伸ばすのは成長期だけ

成長期に筋肉がつきにくいことを心配するよりも、まずは、背を伸ばすことや成長を意識することをおすすめします。身長を伸ばせるのは子供のうちに限られており、骨に骨端線がなくなれば大きく背を伸ばすことは難しくなるからです。

筋肉をつけるのであれば、体が成長しきってからがおすすめです


筋肉を増やしたいと思う時、成長期の間からムリな筋トレなどをする必要はありません。成長期を終えて体が成熟し、二次性徴を過ぎていけば、筋肉は自然とつきやすくなっていくからです。

とくに男子の場合、筋肉が増え始める時期は男性ホルモンの分泌量が増える二次性徴のあとからになります。そのため、成長期に筋肉がつきにくいこと自体は、とくに心配ないでしょう。

成長期は脂肪率が低くなる

男子においては成長期に脂肪率が下がる傾向にあります。今は筋肉量の多い大人であっても、成長期の頃は痩せてひょろっとしていたということは少なくありません。

筋肉量と身長の伸びは関係がない

筋肉量の多い子は身長が低いと言われますが、これは成長期が早めに終わり筋肉量が増えたためです。つまり、先に筋肉を増やしていたわけではないのです。

ただ、子供のうちに筋肉を増やそうと過度な運動をすると、骨に負荷をかけすぎてしまい、身長が低いままで成長期が終える可能性はあります。

子供のうちは筋トレよりも全身運動を多めに行いましょう

成長期で大きく身長が伸びたものの、筋肉はついてこないと心配になることがあるかもしれません。しかし、その場合であってもムリして筋トレや運動を行わせないことです。

成長期の間は、一部だけを鍛える筋トレのような運動よりも、全身をまんべんなく使う運動の方が適しています。

全身運動で軟骨細胞を増えやすくする

全身をバランス良く動かすことで、骨の伸びる部分にある軟骨細胞へ栄養が行き渡りやすくなります。

すると軟骨組織が増えやすくなり、その分骨がよく伸びて身長が高くなるのです。健やかな体づくりを意識するのであれば、ジャンプや、体を反らす、ひねるなどの動きのある運動がおすすめです。

身長もあまり伸びない時は

筋肉がつきにくいだけでなく身長もあまり伸びない時は、一度専門医療機関で診察を受けてみるとよいでしょう。身長の伸びない原因がわかれば、必要な治療を受けて身長を伸ばすことも期待が持てます。

もし、低身長症などの症状が認められた場合には、成長ホルモンを投与する治療法を選ぶことも可能です。また、専門の医療機関であれば、そこまで身長は低くないけれど、子供自身がもう少し高くなりたいと思っている場合の悩みにも対応しているところがあります。

(まとめ)成長期は筋肉がつきにくいって本当?

1.成長期に筋肉がつきにくい理由は身長を伸ばすことを優先されているためです

成長期の子供が筋肉がつきにくいと感じてもとくに心配はなく、体が成熟すれば次第につくようになります。成長期は身長を伸ばすことを重視し、筋トレよりも全身運動がおすすめです。

筋肉がつきにくいだけでなく身長の伸びも悪ければ専門医療機関を訪ねましょう。

2.成長期に身長を伸ばすにはたくさんの栄養素を必要とします

成長期は筋肉がつきにくいことを心配するより、身長が伸びることを意識しましょう。なぜなら身長が大きく伸びる機会は子供の間にしかないためです。

また成長期の間は取った栄養が体の活動と骨を伸ばすために使われることも筋肉がつきにくい原因です。

3.筋肉をつけるのであれば、体が成長しきってからがおすすめです

成長期に筋肉を増やす必要はありません。成熟すれば自然と筋肉はつきやすくなっていきます。

また、子供のうちに過度な筋トレをすると、骨に影響を与えて身長を伸びにくくなることがあるため、成長期にムリはさせないことが大切です。

4.子供のうちは筋トレよりも全身運動を多めに行いましょう

成長期の間は筋トレをたくさんさせるより全身運動をさせましょう。すると骨の軟骨組織に栄養が届きやすくなって増殖し、骨が伸びれば身長が高くなります。

もし筋肉だけでなく身長の伸びも悪いと不安なら専門医療機関を受診しましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
川原 昭久医師
かわはら あきひさ/Akihisa Kawahara
経歴
福島県立医科大学 医学部 卒業
平塚共済病院 臨床研修医
昭和大学藤が丘病院 整形外科 入局
下記 昭和大学藤が丘病院関連施設にて勤務・研修
東戸塚記念病院、横浜新都市脳神経外科病院、横浜旭中央病院、海老名総合病院、山梨赤十字病院、戸塚共立リハビリテーション病院、相模野病院
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
下田総合病院
西新宿整形外科クリニック 医院長に就任
ロコモアドバイスドクター 就任(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
住所 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-3 新宿大京ビル7階
お問い合わせ 0120-962-992
院長 川原 昭久医師