成長期が止まる時期は17~18歳頃に終わるのが一般的です


成長期の骨には、骨端線と呼ばれる軟骨組織があります。この軟骨組織が骨に置き換わることで、骨が成長し身長が伸びていくのです。

軟骨組織がすべて骨に置き換わり、骨端線が閉じることで成長が止まると言われています。また成長のラストスパートと呼ばれる「第二次性徴期」の終わるタイミングでも、成長の止まる時期をある程度把握することができます。

この時期には個人差があるものの、17~18歳頃と考えられているのです。

骨端線が閉じることで、成長が止まります

成長期の骨には、大人にはない骨端線という線があります。骨端線とは骨端軟骨から成り、骨幹と骨端の境界の部分に存在します。

骨芽細胞

骨を作るための細胞です。コラーゲンを作り、そのコラーゲンにカルシウムを付着させることで新しい骨をつくります。

破骨細胞

古い骨を破壊し吸収する作用のある細胞です。古くなった骨のカルシウムやコラーゲンを酵素などで溶かしていきます。

骨端軟骨には上記の2つの細胞があり、成長期に2つの細胞が活発に働くことによって、徐々に大人の骨へと変化し、しっかりとした硬い骨になっていきます。そのため成長期が止まる時期になると、骨端線は閉じてしまい、ほとんど見えなくなるのです。

すべての骨の骨端線が一度に閉じる訳ではありません。個人差はありますが、一般的には手や足の骨から骨端線は見えなくなり、次に腕、背骨の順に閉じていくと考えられているのです。

閉じる時期は女性では15~16歳頃、男性では17~18歳頃と言われています。まれに20歳代でも骨端線が閉じていない場合があり、このような骨端線の状態はレントゲンなどで確認することができるでしょう。

第二次性徴期が終わるタイミングで成長が止まります


成長には「第一次成長期」と「第二次性徴期」があります。「第一次成長期」とは生まれてから4歳頃までの期間のことで、その期間に身長は2倍近くまで急速に伸びていくでしょう。

「第二次性徴期」とは思春期の時期を指し、この時期にも急激に身長が伸びる期間があります。この時期には、身長だけでなく生殖能力や自律神経など多くの器官が大人の身体へと変化していきます。

つまり、この期間が終わる頃が成長が止まる時期と考えられているのです。「第二次性徴期」の始まる時期や終わる時期には個人差があります。

一般的に女子は男子よりも早く10歳前後から始まり、男子は11歳頃から始まると言われています。そのため10~12歳頃には、平均身長が女子の方が高くなるのです。

12歳過ぎた頃から男子の方が高くなっていきます。始まる時期の目安として、声変わりや初潮などの大人の身体へと変化していきます。

終わる時期は男女ともに17~18歳頃と言われていますが、なかには20歳過ぎても続くという方もいるそうです。

第二次性徴が早い、遅い場合には病院で診察を受けましょう

第二次性徴は、大人の身体へと変わる大切な時期です。この第二次性徴が早い場合や遅い場合はあります。

注意が必要な場合(男子)

・9歳までに精巣が発育
・10歳までに陰毛が生える
・11歳までに脇毛が生える、声変わりする
・14歳になっても精巣が大きくならない
・15歳になっても陰毛が生えない

注意が必要な場合(女子)

・7歳6ヶ月までに乳房が膨らむ
・8歳までに陰毛が生える
・9歳までに生理が始まる
・13歳になっても乳房が膨らまない
・乳房が膨らんでから5年以上経っても初潮がこない
・16歳になっても初潮が来ない

これらの場合「思春期早発症」、或いは「思春期遅発症」という病気の可能性があります。思春期早発症は早期に身体が大人へと変化しますが、成長後には低身長となると言われているのです。

この診断を受けると、ホルモンの分泌を抑えるなどの治療を行います。また、思春期遅発症は発育が遅れる症状があられる病気です。

他にも脳などの病気で成長が早くなる、遅くなるなどのケースもあります。第二次性徴に対し気になる症状がある場合には、早期に病院で診察を受けるようにしてください。

(まとめ)成長期が止まる時期はいつ頃?

1.成長期が止まる時期は17~18歳頃に終わるのが一般的です

成長期の骨には、骨端線と呼ばれる軟骨組織があります。骨端線が閉じることで、成長期が止まると考えられているのです。

また第二次性徴期が終わるタイミングでも成長期の止まる時期を判断できます。一般的には17~18歳頃に成長が止まると言われているそうです。

2.骨端線が閉じることで、成長が止まります

成長期の骨には骨端線と呼ばれる軟骨組織があります。この組織に新しい骨を作る骨芽細胞と古い骨を分解
・吸収する役割のある破骨細胞があり、2つの細胞が働くことで強い骨に変化していくのです。

大人の骨へと変化すると、骨端線は完全に閉じてしまいます。

3.第二次性徴期が終わるタイミングで成長が止まります

成長には「第一次成長期」と「第二次性徴期」があります。「第二次性徴期」には、身長だけでなく多くの器官が大人の身体へと変化していくのです。

一般的に17~18歳頃、第二次性徴が終わり、成長が止まる時期だと考えられています。

4.第二次性徴が早い、遅い場合には病院で診察を受けましょう

第二次性徴は、大人の身体へと変わる大切な時期です。この時期が早すぎる、或いは遅すぎる場合には「思春期早発症」「思春期遅発症」などの可能性があります。

気になる症状がある場合には、早めに病院で診察を受けるようにしてください。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

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院長 齋藤まい医師