成長ホルモンは加齢によって減少していきますが全くなくなるわけではありません


成長ホルモンは加齢とともに減少するものですが、全くなくなるわけではありません。
思春期までさかんに分泌されて身長を伸ばすよう働きかけたあとは分泌量が減少していき、以降は体の代謝のために分泌されるようになるのです。

そのため、少しでも身長を伸ばす機会を長くしたいのなら、思春期が遅く訪れるよう、生活習慣の見直しを行うことがおすすめです。お子さんの身長の伸びがあまりにも遅いなど心配がある時には、低身長の専門医に相談する方法もあります。

思春期までは成長ホルモン分泌量が多くなります

生まれてから思春期までは一生の中でも大きく身長が伸びる時期です。
特に3歳から思春期が訪れるまでの間は、最もさかんに成長ホルモンが分泌されるためぐんぐんと身長が伸びていきます。

子供の体が成長する時期の骨は大人と違って軟骨の部分があり、これは骨端線と呼ばれています。
この骨端線の軟骨細胞が増えることによって骨が伸びて背が高くなるのです。

骨を伸ばすには成長ホルモンの分泌が欠かせません。
そのため、十分な分泌が行われないと成長期であってもなかなか身長が高くならず、心配になってしまうこともあります。

思春期は女の子で小学校高学年、男の子では中学生位に迎えると言われていますが、思春期が始まると成長ホルモンが減少して身長がピタッと止まるわけではなく、また背を伸ばすスパートをかけるのです。しかし思春期には背を伸ばす働きと合わせて性ホルモンの刺激により、骨を硬く強くする働きも行われることから、成人した大人になる頃には骨端線も硬く丈夫な骨となって、身長も大きく伸びることが難しくなってしまいます。

そのため、お子さんの身長をできるだけ伸ばしてあげたいとお考えの場合は、早めの対処が大切です。
成長ホルモンの分泌が十分な子供のうちに対処することで、低身長を改善する良い機会になると言えるでしょう。

少しでもゆっくり思春期を迎えるために生活習慣を見直しましょう


思春期以前は成長ホルモンの分泌が特にさかんで、身長を伸ばすために骨を伸ばす働きも充実しています。では思春期の到来を遅くすることができれば、より身長を高くする機会に恵まれるのではないか、と思うことでしょう。

実はそのとおりで、生活習慣の改善によりゆっくりと思春期を迎えさせることで背が伸びるチャンスが長くなることを期待できるのです。
思春期が訪れるのは睡眠時間の長さと関係があると言われています。

そのため、世界的に見ても子供の睡眠時間が短い日本では、他国の子供に比べて成熟が早い傾向にあります。このことから、より十分な睡眠を取らせてあげることが身長を伸ばすことにつながると言えるのです。

子供の睡眠時間をより長く取るためにも、寝る前には食事をしない、寝る2~3時間前にはパソコンやスマホを見ないなど、深く眠りやすい工夫をしてあげることがおすすめです。
また、食生活にも注意が必要です。
肥満の状態では思春期の訪れが早くなりやすいため、高カロリーになりすぎず、かつタンパク質たっぷりで栄養バランスのよい食事を心がけましょう。

低身長の悩みは整形外科の専門医に相談する方法もあります

成長曲線を見た時、平均身長よりも大きく下回っている場合はお子さんが低身長の可能性があります。
成長ホルモンの分泌は加齢によって少しずつ減っていくことからも、できるだけ早いうちに対処しておいた方が安心です。

整形外科には子供の低身長を専門に扱っている医師がいますので、お悩みの内容を相談してみてください。必要があると医師が判断し、お子さんに効果が期待できる場合であれば、成長ホルモンの投与によって身長を伸ばす施術を受けられます。

成長ホルモンによる身長を伸ばす施術は、基本的に全額自己負担になります。

しかし、低身長治療を行うことでこれまでお子さんが抱えてきたコンプレックスを解消することができれば、背が高くなるだけでなく、精神的に前向きになれる、ストレスが軽くなるなどのメリットも期待できるでしょう。ぜひ一度検討してみてください。

(まとめ)成長ホルモンは加齢とともに減少する?

1.成長ホルモンは加齢によって減少していきますが全くなくなるわけではありません

加齢とともに成長ホルモンは減少しますが、なくなるものではありません。子供の頃は身長を伸ばすためにも働きかけますが、大人になると代謝だけになるため、できるだけ子供のうちに背を伸ばせるようにすることです。

2.思春期までは成長ホルモン分泌量が多くなります

3歳から思春期までは成長ホルモンの分泌がさかんです。子供の骨は、成長ホルモンが分泌されると骨端線の軟骨が増えて骨が伸び、背が高くなります。
しかし、大人になると成長ホルモンも少なくなるため、子供のうちに背を伸ばしておきましょう。

3.少しでもゆっくり思春期を迎えるために生活習慣を見直しましょう

思春期の訪れをゆっくりにするためにも、深く十分な睡眠時間を継続して取れるようにしてあげましょう。また、肥満は思春期の到来を早める可能性があるため、高カロリーの食事にならないようにすることもポイントです。

4.低身長の悩みは整形外科の専門医に相談する方法もあります

お子さんに低身長の心配がある時はできるだけ早めに低身長の専門医を受診してみましょう。成長ホルモンの投与により改善する方法もありますが、早いうちの方が投与量を少なくて済むことなどからも、早めに相談することがおすすめです。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

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院長 齋藤まい医師