成長ホルモンの分泌量が多いだけでなく、睡眠や栄養、運動にも配慮が必要です


成長ホルモンの分泌が多いことも身長を伸ばしたい時には必要なポイントですが、十分な睡眠やタンパク質をしっかり取れる食事、適度な運動も欠かせません。これらの点も合わせて行うことで成長ホルモンの分泌が促進され、より背を高くするチャンスになるのです。

もし成長ホルモンの分泌が不足していると感じる時は、低身長の専門医に相談して必要があれば不足する分を成長ホルモン注射によって補うことができます。

栄養不足がすると身長の伸びに影響することがあります

成長ホルモンは骨を伸ばす働きを促すものです。そのため、いくら成長ホルモンが多い状態にあっても栄養素が足りなければ思うように身長は伸びてくれません。

身長を伸ばすためには、骨を伸ばすための栄養素が十分補給されていることが必要不可欠です。そして成長ホルモンの分泌には運動が良いからといって、やりすぎてしまってもいけません。

運動にばかり栄養が使われてしまうと、成長の面で必要な栄養が不足してしまいます。
十分栄養を補いながら適度に運動を行って骨を伸ばしていくことが、背を伸ばしたい時に欠かせないポイントでしょう。

タンパク質をしっかり取る

骨を伸ばすためには、骨を伸ばすときに作られる軟骨細胞を増やす必要があります。そのためには、十分なタンパク質が摂取していることが大切でしょう。

毎日の食事の中できちんとタンパク質を摂れるようなメニューを心がけ、間食についてもタンパク質が含まれている物を選ぶことをおすすめします。

学校や習い事などで忙しいお子さんは食事の間隔があいてしまいがちな時もあるでしょう。
その時は、鮭やツナおにぎりや肉入りお好み焼きなどの軽食を用意して栄養不足にならないよう配慮してあげましょう。

成長ホルモンの合成にもタンパク質は必要な栄養素なので、十分補えるようにしておきましょう。

栄養を行き渡らせるためにも運動は必要です


食事で十分な栄養素を取ったら、骨を伸ばす軟骨細胞へ行き渡らせることも必要なので、運動をして栄養の循環をサポートしましょう。
身長を伸ばしたい時におすすめの運動は、全身運動でさまざまな動きが入っているものが良いでしょう。

子供の場合は体を動かす外遊びを積極的にさせることでいろいろな動きを行うことができます。
忙しく運動不足になりがちな子や、運動が苦手なこの場合は空いた時間にストレッチを行うなどして体を動かす工夫をしましょう。

栄養を骨の軟骨に行き渡らせるためにおすすめの動きは、ひねる、曲げる、そらすというもので、スポーツなどに限らず遊びの中でも十分行うことのできる動作と言えます。

それから、筋トレも成長ホルモンの分泌を促すので、より多く分泌させたい時には継続して行いましょう。有酸素運動を行う前に筋トレをしておけば、栄養を使ってしまう前にできるのでこの順番にも気を付けることがおすすめです。

成長ホルモンが不足している時は専門医の施術を受ける方法もあります

成長ホルモンの分泌がなかなか多くならず、身長が思うように伸びない場合は、不足した成長ホルモンを投与して補う、低身長のための治療法があります。
整形外科で低身長の専門医のもと、施術を行うことが可能です。

そして、このときの成長ホルモンの投与は、注射によって行われます。
この注射は毎日継続して行うものなのですが、病院へ出かけて毎日打ってもらうわけではなく、在宅注射なので家族がお子さんに注射してあげるというものです。

注射というと医師や看護師が行っている長い針での注射を思い浮かべるかもしれませんが、安心してください。
成長ホルモン投与の注射はとても短い針になっており、血管を探すこともなく行います。
ホルモン剤の投与を行うことになれば、医師や看護師からうち方を教えてもらえ、何度か行うと慣れてできるようになるので大きな心配はいりません。

この注射は、年齢の上昇につれて必要となる本数が増える可能性があります。
そのため、お子さんの低身長が心配な時は早めに受診することがおすすめでしょう。
注射の本数ももちろんですが、早いうちにお子さんをコンプレックスから解放してあげることができるという点も大きなメリットになります。

(まとめ)成長ホルモンの分泌が多いだけで身長は伸びる?

1.成長ホルモンの分泌量が多いだけでなく、睡眠や栄養、運動にも配慮が必要です

成長ホルモンが多いだけでは身長をより高くするには難しく、必要な栄養や睡眠、運動も欠かせません。しかもこれらのポイントを合わせて行うことは、成長ホルモンの分泌をさらに促進させると期待できます。

2.栄養不足がすると身長の伸びに影響することがあります

成長ホルモンが分泌されると骨を伸ばすよう働きかけるため、この時軟骨をつくるタンパク質などが充実していることが必要です。運動のし過ぎで栄養が不足することのないように、成長に必要な栄養素を取らせてあげましょう。

3.栄養を行き渡らせるためにも運動は必要です

成長ホルモンが多く分泌され栄養も取ったら、骨を伸ばす軟骨細胞へ栄養を届けるために運動を行いましょう。あらゆる動きを行う全身運動がおすすめで、スポーツに限らず外遊びも適した運動です。筋トレをする時は有酸素運動より先に行うようにしましょう。

4.成長ホルモンが不足している時は専門医の施術を受ける方法もあります

成長ホルモンの分泌が多くならないと感じる時は低身長を専門にしている医師に相談し、必要に応じてホルモン療法を受けましょう。
不足する成長ホルモンを在宅注射で投与していくことで、直接身長を伸ばす働きが期待できます。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe

 

経歴
2003 年 富山県立富山中部高等学校卒業
2011 年 金沢医科大学医学部医学科卒業
2011 年 順天堂医院 初期研修医
2013 年 順天堂医院 初期研修修了
2013 年 順天堂医院 整形外科入局
2014 年 順天堂大学大学院 整形外科学講座
2013-2018 年 下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
2018 年 日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
2018 年 順天堂大学大学院 医学博士取得
2018 年 SBCグループ・西新宿整形外科 入職
2018 年 西新宿整形外科  医院長
2019 年 ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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お問い合わせ 0120-962-992
院長 田邊雄医師