成長期は、大人になるために変化している大切な時期です


成長期は、身体が急激に変化し大人の身体へと作られる大切な時期です。身体の変化には、個人差が大きくあり急激に変化を遂げる子もいれば、ゆっくりと変化してくる子もいます。

また身体の急激な変化や社会的役割の変化などが起こる時期です。そのため気持ちが追いつかずに精神的に不安定になりやすいとも言われています。

さらに自分自身を形成するための時期とも考えられています。自分で心の不調に気づきにくいため、両親が子供の変化に気づくように心がけてください。

身体の変化は、個人差が大きくあります

成長期は、身体が急激に発達し、大人の身体へと変わる大切な時期です。一般的に男の子は11歳半、女の子は10歳頃から成長期が始まると言われています。

ただこの変化には個人差が大きく、もっと早く始まる子もいれば遅く始まる子もいます。肥満気味の子の場合、早く始まりやすいとも考えられています。

男の子の身体の変化

成長期が始まると、まず睾丸が発達します。それに伴い陰嚢が増大し、赤みが帯びてきます。

次に体毛が濃くなってきます。陰毛や髭などが生え始めると言われています。成長期の後半には声変わりが始まり、成人男性らしい体つきになります。

女の子の身体の変化

まずは乳房が大きくなってきます。その後から腋毛や陰毛が生えてきます。後期には、初潮を迎えます。皮下脂肪もつき、体つきもふっくらしてきます。

さらに男女関係なく、成長期は急激に身長や体重が増えると言われています。男の子場合、1年間で8㎝以上伸びる場合もあります。

また肺や呼吸器系も発達し、持久力や体力が著しくアップします。心臓の重さも2倍になるなど、心機能も大きく発達していきます。

精神的に不安定になりやすい時期です


身体の急激な変化によって、子供は戸惑いやすくなります。また進級などの変化、勉強などさまざまなストレスを感じやすい時期と言われています。

そのため精神的に不安定になりやすいとされており注意が必要になってきます。つまり精神的疾患が発症しやすい時期とも考えられています。

不安や抑うつなど

とくになにもしていなくても不安を感じる場合があります。そのため手足の震え、発汗・胃腸の不快感・動機などの症状が現れる場合があります。

また不安感が強くなることで、パニック障害を引き起こすこともあります。パニック障害は、めまいや胸痛、呼吸困難などの症状が現れると言われています。

さらにうつの状態に陥り、不眠・楽しめない・食欲がないなどの状態も起こる可能性があります。

発達障害

コミュニケーション障害や多動、衝動性などの障害(注意欠如多動性障害)などがあります。

これらの障害があると、孤立しやすくなる場合もあるため注意が必要になります。

成長期の時期は、「自分とは・・・」という問いかけをする時期と言われています。そのため自己形成するための大切な時期です。

そのためあらゆる変化が自己形成に影響を与える恐れがあります。自分を肯定できるようにサポートすることが大切になってきます。

成長期の変化が遅いと感じた場合は、病院に行くようにしましょう

成長期の状態によっては注意を要する場合があります。

男の子の場合

・9歳までに睾丸が発達する
・10歳までに陰毛が生える
・11歳までに声変わりをする
・14歳までに睾丸が発達しない
・15歳まで陰毛が生えない

女の子の場合

・7歳半までに乳房が大きくなる
・8歳までに陰毛が生える
・9歳までに月経が始まる
・13歳まで乳房が大きくならない
・乳房が大きくなってから、初潮が5年以上来ない
・16歳まで初潮が来ない

これらの症状に当てはまる場合には、思春期早発症や思春期遅発症の可能性があります。そのためできるだけ早く病院に行くようにしてください。

また精神面に何らかの不調がある場合にも、病院に行くようにしましょう。

周りの子供と比較するのではなく、その子のスピードで成長していきます。温かく見守るように努めましょう。

(まとめ)成長期は、どんな変化が起こるの?

1.成長期は、大人になるために変化している大切な時期です

成長期は身体が急激に変化します。この変化は、個人差が大きくあると言われています。

環境の変化が起こりやすいため、精神的に不安定になりやすい時期と考えられています。子供の様子を見守るようにしましょう。

2.身体の変化は、個人差が大きくあります

成長期は平均的に男の子が11歳半、女の子が10歳頃から始まります。成長期の変化には個人差が大きいと言われています。

身長や体重も急激に伸び、持久力や体力もアップします。心臓の重さも2倍になると考えられています。

3.精神的に不安定になりやすい時期です

さまざまなストレスを抱えやすい時期です。成長期は、精神的疾患が発症しやすいと言われています。

不安感やパニック障害、抑うつなどが起こる可能性があります。自己形成するための時期でもあるため、周りの人はサポートするようにしましょう。

4.成長期の変化が遅いと感じた場合は、病院に行くようにしましょう

成長期の状態によって、早めに病院に行くようにしてください。思春期早発症や思春期遅発症の可能性があります。

精神面にも不調がある際は、病院を受診するようにしましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe
経歴
富山県立富山中部高等学校卒業
金沢医科大学医学部医学科卒業
順天堂医院 初期研修医
順天堂医院 初期研修修了
順天堂医院 整形外科入局
順天堂大学大学院 整形外科学講座
下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
順天堂大学大学院 医学博士取得
SBCグループ・西新宿整形外科 入職
西新宿整形外科  医院長
ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
住所 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-3 新宿大京ビル7階
お問い合わせ 0120-962-992
院長 田邊雄医師