成長期は補助食品より食事改善が大切です


成長期には、多くの栄養を摂取しなければいけないと言われています。しかし成長期には、補助食品を安易に摂取しないほうがよいと考えられているのです。

国立健康・栄養研究所情報センターも補助食品摂取に対する注意喚起を行っています。補助食品による効果が得られないだけでなく、最悪の場合、副作用を及ぼす恐れがあります。

栄養状態に不安がある場合には、専門の医療機関などで診察を受けるようにしましょう。

成長期に補助食品は安易に与えないようにしましょう

成長期は、多くの栄養が必要になると言われています。そのため補助食品によって栄養を補う人が増えてきているのです。

しかし国立健康・栄養研究所情報センターによると、成長期の安易な補助食品の摂取は控えるようにと注意喚起を行っています。成長期は、味覚を育てる大事なときと考えられています。

そのため食事をきちんと食べることが重要になるのです。さまざまな調理法で料理することによって、味だけでなく食感も感じることができます。

補助食品では、唾液の分泌もされずに、味覚も育てることはできません。そのため成長期には、できる限り食品から栄養を補うようにしましょう。

また補助食品は、メーカーによってチェックはされていますが、どの程度のチェックをしているかなど、正確な安全性ははっきり判断できません。「健康食品」と謳っているものも、本当に健康に効果があるかどうかはわからない商品もあるでしょう。

つまり成長期の身体に補助食品がどのような影響を及ぼすか、判明していないのです。安全のためにも、できれば食事で栄養を摂るようにしましょう。

補助食品で背を伸ばすことはできません


補助食品によっては、背が伸びるなどの効果を謳っている商品があります。しかし補助食品を摂っても、背が伸びるといった医学的な根拠はありません。

背を伸ばすと謳っている補助食品には、アルギニンという物質が含まれている場合が多くあります。このアルギニンは成長ホルモンの分泌を促す効果があると言われています。

しかしアルギニンが配合されている補助食品は、全部が血液に吸収されるわけではありません。体外に排出される量も多いと言われています。

またアルギニンを過剰に摂取することで、以下のような副作用を及ぼす恐れがあります。

・胃が荒れる
・腹痛
・下痢
・肝臓や腎臓への負担が増える

そのため副作用を及ぼさないためにも、適量を守ることが大切です。

ほかにもカルシウムは、骨を強くする効果は期待できるものの、骨を伸ばすような効果は認められていません。補助食品を摂る場合には、副作用のことを考慮するようにしましょう。

栄養素によっては過剰に摂取すると悪影響を及ぼします

他の補助食品も過剰に摂取することで、身体に悪影響を与える危険性があります。

ビタミンDの過剰摂取

食欲不振・悪心・嘔吐・発疹・高カルシウム血症などの副作用が起こる場合があります。

鉄分の過剰摂取

便秘・胃腸障害・亜鉛の吸収を阻害などの症状が現れます。

カルシウム

動脈硬化、泌尿器系の結石などを起こす恐れがあります。

ほかにも薬との飲み合わせによっては、思わぬ副作用が現れる場合もあります。そのため補助食品を摂っている場合、薬を飲む際には薬剤師などに相談してから服用しましょう。

基本的に食品だけなら、ほとんどの場合過剰に摂取することはありません。副作用を減らすためにも、しっかり食事で栄養を摂るようにしましょう。

しかし偏食などで栄養状態に不安がある場合も多くあります。そのため栄養状態に不安がある場合には、まず専門のクリニックなどを受診するようにしましょう。

クリニックなどを受診することによって、実際にどんな栄養素が不足しているか知ることができるのです。また不足している栄養は、必要があれば薬などを使用する場合があります。

医師の指示の下、栄養状態を確認しながら、栄養素を補うことができます。その結果として安全に安心して健康状態を保ちやすくなるのです。

(まとめ)成長期は、どんな補助食品を与えた方がいいの?

1.成長期は補助食品より食事改善が大切です

国の研究所は、安易に補助食品を与えないように注意喚起を行っています。補助食品の効果が得られないだけでなく、副作用の危険性もあるためです。

栄養に不安がある場合には、医療機関に相談するようにしてください。

2.成長期に補助食品は安易に与えないようにしましょう

成長期の安易な補助食品摂取は控えましょう。補助食品だけでは、味覚を育てることができません。

またメーカーによっては、どの程度安全なものかわかっていません。成長期は、食事で栄養を補うようにしましょう。

3.補助食品で背を伸ばすことはできません

背が伸びると謳っている補助食品は、医学的な根拠はありません。アルギニンは成長ホルモンの分泌を促進する効果が期待できますが、補助食品に配合されている量では、効果は得られないと言われています。

副作用もあるため、補助食品を摂る際には注意しましょう。

4.栄養素によっては過剰に摂取すると悪影響を及ぼします

ビタミンD・鉄分・カルシウムなどの栄養素を過剰に摂取することで副作用が現れる恐れがあります。薬との組み合わせでも、副作用が現れるため、薬剤師に相談するようにしてください。

栄養状態が気になる場合には、医療機関を受診するようにしましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe
経歴
富山県立富山中部高等学校卒業
金沢医科大学医学部医学科卒業
順天堂医院 初期研修医
順天堂医院 初期研修修了
順天堂医院 整形外科入局
順天堂大学大学院 整形外科学講座
下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
順天堂大学大学院 医学博士取得
SBCグループ・西新宿整形外科 入職
西新宿整形外科  医院長
ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
住所 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-3 新宿大京ビル7階
お問い合わせ 0120-962-992
院長 田邊雄医師