成長期が訪れる予兆はありません


成長期は基本的には、誰にでも一定の年齢になれば訪れます。成長期が始まる前の予兆は、とくに何もありません。

成長痛が起こる、生理が始まる、体つきが変わってくるなどの状態は、成長期は始まってから起こります。また成長期が終わる予兆も、外見だけではわかりません。

成長期が終わることをはっきりと判断するためにはX線を撮影する必要があります。X線にて、骨端線の状態を確認するようにしましょう。

成長期は一定の年齢になると始まります

成長期は基本的に赤ちゃんの頃と思春期の2つの段階で起こります。成長期の段階を経て、大人の身体へと変わっていくのです。

成長期の始まりの予兆は特別ありません。身体の変化が見られた時には、もうすでに成長期の状態に入っていると考えられています。

成長期の年齢は個人差や男女差が大きくあり、一概に何歳から始まるとは言えません。一般的に男子が11歳6ヶ月から16歳前後、女子が10歳から15歳前後と言われています。

女子の方が男子よりも早く成長期が始まる傾向があります。これは成長期の女性ホルモンの影響が強く関わっているとされているのです。

成長期の始まりを知る手段はありません。男子であれば筋肉質になる、女子であれば乳房が膨らみ始めるなどの外見の様子で判断する方法しかないのです。

そのため身長を伸ばすために成長期に入ったからと言って生活を変えても意味がないと考えられています。成長期が始まる前から生活を見直すように意識しましょう。

成長期の終わるタイミングは外見で判断することはできません


成長期の終わる頃を、事前に外見上で知ることはできません。身長の伸びが止まるなどの変化によって、終わったと感じることができます。

はっきりと知るためには、病院やクリニックなどでX線を撮影する必要があります。X線で撮影を行うと、大人の骨と子供の骨は明らかに違うのです。

大人の骨は1本の完全な骨の形です。子供の骨は、骨の端っこにすき間が確認できます。

このすき間のことを骨端線と言われています。この骨端線の部分で硬い骨が作られ、骨が成長すると考えられているのです。

すき間がなくなり骨端線が閉鎖することで、骨の成長が停止します。その結果として成長期は終わり、身長が伸びなくなるとされています。

また部位や体格によっても閉鎖するスピードや順番が異なります。

医学的な根拠はありませんが、手足から、太もも・腕・背骨などの順番で閉じるのではないかと言われています。とくに骨盤周りの骨端線を確認することで、身長が伸びる可能性があるか否かが決まるとも考えられているのです。

成長期に入る前の段階から成長の状態をチェックしましょう

成長の進行具合には個人差が大きいため、見た目だけでは客観的に成長期の状態を判断することはできません。客観的に判断するためにも、グラフなどをつけることが重要と言われています。

成長期がしっかり訪れ、正常に発育しているかどうかをきちんと確認することが大切です。確認を行う方法として、発育曲線グラフを活用するやり方があります。

発育曲線を活用することで、同年齢の子と身長の差がないか、身長が著しく伸びる時期があるかどうかを確認することができます。身長の差が大きければ、何らかの発育に問題を抱えている可能性があるでしょう。

そのため発育曲線の中で-2.0SDや+2.0SDよりも差が大きくなっている場合には、小児科などで診察を受けるようにしてください。また成長の状態に不安がある場合にも、早めに相談するようにしましょう。

医師や専門家からアドバイスをもらうことで、正常な発育に活かせる場合もあります。また検査などを行うことで、両親の安心感にも繋がり、メンタルが安定する効果も期待できるのです。

両親のメンタルの安定は、子供の発育に大きく影響を及ぼすとも言われています。

(まとめ)成長期が訪れる予兆ってあるの?

1.成長期が訪れる予兆はありません

成長期は一定の年齢になれば誰にでも訪れます。成長期が始まる前や終わるときの予兆は、とくにありません。

生理が始まる、体つきが変わるときには、すでに成長期が始まっています。成長期が終わっているかは、X線を撮影し骨端線の状態を確認してください。

2.成長期は一定の年齢になると始まります

成長期は2段階で起こります。成長期の年齢は、個人差や男女差が大きくあるのです。

女子の方が男子よりも早く始まり終わります。成長期の始まりを知る手段はありません。

外見の変化が訪れる時期には、すでに成長期が始まっています。

3.成長期の終わるタイミングは外見で判断することはできません

成長期の終わる頃を外見上で知ることはできません。はっきりと判断するためにはX線を撮影する必要があります。

X線で骨端線が閉鎖していれば、大人の骨に変わってきたと判断できます。骨盤周りの骨端線を確認することで、身長が伸びるか否かが決まります。

4.成長期に入る前の段階から成長の状態をチェックしましょう

正常に発育しているかどうかは、成長曲線グラフで確認するようにしましょう。成長曲線グラフを活用することで、発育の状態を客観的に判断することができます。

成長に不安がある場合には、早めに医師に相談しましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe
経歴
富山県立富山中部高等学校卒業
金沢医科大学医学部医学科卒業
順天堂医院 初期研修医
順天堂医院 初期研修修了
順天堂医院 整形外科入局
順天堂大学大学院 整形外科学講座
下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
順天堂大学大学院 医学博士取得
SBCグループ・西新宿整形外科 入職
西新宿整形外科  医院長
ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 田邊雄医師