成長ホルモンが子どもに与える影響は筋肉や骨、器官の成長です


成長ホルモンは脳の下垂体から分泌されるホルモンのことで、子どもの成長には欠かせないホルモンの一つと考えられています。
子どものからだの筋肉や骨、各器官を発達させる働きがあるといいます。

しかし、この成長ホルモンが正常に分泌されないことによって、子どもが低身長症になってしまうことがあります。その場合は、成長ホルモンを投与することで治療法が有効です。

成長ホルモンの分泌がされないと、子どもの低身長症の原因になります

「子どもの成長には成長ホルモンが必要だ」という話はよく耳にしますが、成長ホルモンは具体的にどのように子どものからだに影響しているというのでしょうか?
まず、成長ホルモンというのは、脳の下垂体という部分から分泌されているホルモンのことをいいます。

成長ホルモンの分泌は加齢とともに減少していくと考えられていますが、子どものころに多く、思春期の時期にピークを迎えるのが一般的です。
成長ホルモンが子どもの成長に欠かせないホルモンといわれているのは、成長ホルモンには筋肉や骨、各器官の発達を促す作用があるとされているからです。

つまり、成長ホルモンによって子どもは大人のからだになっていくといえます。
ただ、思春期の時期でも、何らかの原因で成長ホルモンが正常に分泌されなくなることがあるのです。

成長ホルモンの分泌が正常に行われなくなると、子どもの低身長症が起こる可能性が高まります。
これを「成長ホルモン分泌不全性低身長症」と呼びます。
子どもの身長が同年齢同性別の子どもに比べ、極端に低い場合などはこの症状を疑ってみてください。

子どもの成長には3つのホルモンが影響しています


子どもの成長に関わっているホルモンは、成長ホルモン以外にも甲状腺ホルモンと性ホルモンなどが挙げられます。

子どもの成長は、成長ホルモン、甲状腺ホルモン、性ホルモンの三つがそろってはじめて成り立つと考えられています。
甲状腺ホルモンは、その名の通り甲状腺から分泌されるホルモンのことです。

全身の代謝を促進する働きをもっており、子どもにとってはからだの成長だけでなく、知的な発達にも欠かせないホルモンだといわれています。
甲状腺ホルモンが不足すると、甲状腺機能低下症などの病気にかかる可能性があります。

性ホルモンは、その名の通り性的な成熟を促進させるホルモンのことです。
男子は精巣から、女子は卵巣から分泌されると考えられています。
性ホルモンは二次性徴を促すだけでなく、骨を発達させる作用も持っているといいます。

つまり、成長ホルモンだけでなく、甲状腺ホルモンや性ホルモンがなくては、子どもは十分に成長しないといえるのです。

成長ホルモン治療を利用して子どもの低身長を改善してみましょう

子どもの低身長を不安に思い、病院を受診される親御さんも少なくありません。
実際には子どもの低身長は病気が原因というわけではなく、体質的な場合がほとんどだといいます。

しかし、一部の子どもは何らかの病気が原因で低身長症になっていることがあるといいます。
成長ホルモンの分泌が不足することで起こる「成長ホルモン分泌不全性低身長症」などがそうです。

その場合は、成長ホルモン治療の利用を検討してみてください。
成長ホルモン治療は、成長ホルモンを注射器によって体内に投与する治療法です。自宅で、子ども自身または家族が注射するのが一般的です。
成長ホルモン治療はどんな子どもにも効果が期待できるというわけではなく、低身長症の原因や環境によっても左右されるといいます。

例えば、体質的な低身長の場合には、成長ホルモン治療自体は有効とされていますが、大きな効果が得られない可能性もあります。
また、栄養が不足している場合や思春期が早期に訪れた場合なども同様です。
もちろん、成長ホルモン治療の効果で大きく身長を伸ばす子どもは実際に多くいます。

そのため、まずは病院を受診されることをおすすめします。

(まとめ)成長ホルモンは子どものからだにどう影響しているの?

1.成長ホルモンが子どもに与える影響は筋肉や骨、器官の成長です

成長ホルモンは子どもの成長に欠かせないホルモンの一つと考えられており、筋肉や骨、各器官などを発達させる働きを持っているといわれています。低身長症になる原因の一つが、成長ホルモンが分泌されないことだと考えられています。

2.成長ホルモンの分泌がされないと、子どもの低身長症の原因になります

成長ホルモンは脳の下垂体から分泌されており、子どもの筋肉や骨、各器官を発達させるために必要不可欠なホルモンと考えられています。成長ホルモンの分泌は思春期にピークを迎えますが、なんらかの原因で正常に分泌されなくなると、低身長症を招きます。

3.子どもの成長には3つのホルモンが影響しています

子どもの成長に影響を与えるホルモンは、成長ホルモンの他に甲状腺ホルモンや性ホルモンも挙げられます。甲状腺ホルモンには知的な発達を促す作用が、性ホルモンには二次性徴を促す作用があると考えられています。

4.成長ホルモン治療を利用して子どもの低身長を改善してみましょう

子どもの低身長は、体質的な要因の場合もあれば、成長ホルモンが不足することで起こる「成長ホルモン分泌不全性低身長症」などが原因で起こることがあります。成長ホルモン治療によって大きく身長を伸ばすことが可能なため、一度病院を受診してみましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

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院長 齋藤まい医師