成長ホルモン治療で頭痛が起こるかどうかは可能性の問題です


成長ホルモン治療を受けたからといって、すべての子どもが頭痛を起こすというわけではありません。
成長ホルモン治療の副作用として、頭痛が起こる可能性があるというだけで、それほど過敏になることでもないでしょう。

また、副作用はほかにもいくつか考えられます。万一副作用が起きた時に的確な指示を仰ぐためにも、信頼できるクリニックを受診しましょう。

成長ホルモン治療で頭痛の副作用を起こすのは稀です

成長ホルモン治療を子どもに受けさせたい親御さんの中には、成長ホルモン治療の副作用を心配されている方も少なくないでしょう。
基本的に成長ホルモンというのは、脳の下垂体から分泌されるもののため、体内に入っても一切問題のないものだといえます。

そのため、成長ホルモン治療は安全な治療法とされており、副作用の心配はほとんどないと考えられています。しかし、体質によっては、副作用を起こす可能性があります。
その副作用の一つが、頭痛です。

頭痛とともに吐き気を伴う場合がありますが、稀なケースだといえます。
成長ホルモンの投与により、頭蓋内の圧力が上昇することが原因だと考えられています。

また、頭痛や吐き気のほかに、けいれんを起こす場合もあり、風邪や食あたりと混同してしまう方がいるといいます。これらの副作用が起きた場合でも、治療初期であることが多く、一時的なものであることが一般的です。

万が一副作用が起きた際に的確な指示を受けられるよう、成長ホルモン治療は信頼できるクリニックで受けるようにしましょう。

成長ホルモン治療を行うと、成長痛を感じることがあります


成長ホルモン治療を始めると、子どもが骨や関節の痛みなどを訴えることがあるといいます。
「何か重大な副作用なのではないか」と心配される親御さんもいるようですが、骨や関節の痛みは一種の「成長痛」であると考えられています。

成長痛については、骨が急激に成長するときに骨端が充血する、または骨を包んでいる膜が伸びるのが原因だと考えられていますが、医学的に証明はされていません。

しかし、成長痛を感じるということは、治療の効果が現れているケースがほとんどだといわれています。骨や関節の痛みは、通常長期間続くことはないと考えられています。

そのため、万が一痛みが長期間続いている場合は、大腿骨頭すべり症や骨端炎などの病気の可能性があるため、医師に相談する必要があります。
また、体質によっては成長ホルモンを注射した箇所の皮膚に発疹ができる場合があります。

全身に発疹が起きる可能性を防ぐためにも、掻いたり擦ったりと刺激を与えないように注意した方が良いです。成長ホルモンを注射した日はぬるめのお湯に入るなどの工夫をしてあげてください。

注射する箇所はお尻、太もも、腕、腹部のいずれかになりますが、同じところにばかり注射すると、注射部位にへこみが生じることがあります。
注射部位は毎回変えることが大切です。

成長ホルモン治療は自宅で注射を打つ治療方法になります

成長ホルモン治療は、自宅で注射器を用いて行うことが基本となります。
そのため、子どもが自分自身で行うか、親御さんが行うかの二択になります。

「子どもに注射が打てるか心配」「子どもが嫌がったら注射が上手く打てないかもしれない」と不安を抱かれている方も多いと思いますが、病院で打つような注射器とは見た目が異なります。
子どもの恐怖心を和らげる、ペンの形をした注射器で、注射針も細くて短い針が採用されています。

どうしても子どもが注射を嫌がった場合、一日くらいなら注射をお休みしても問題ないと考えられています。
注射を嫌がり、治療が続けられないことの方が問題といえるため、子どもが成長ホルモン治療を継続していけるような環境づくりを意識しましょう。

また、子どもが小さいうちは親御さんが注射を打つのが一般的ですが、成長に従って注射部位によっては恥ずかしがることもあるでしょう。
子どもが恥ずかしがるようになった時が、子ども自身で注射を打つ時期と考えてもよいです。

その際は、医師から再度注射器の使用方法を説明してもらうことをおすすめします。

(まとめ)成長ホルモン治療を行うと頭痛が起こるのは本当?

1.成長ホルモン治療で頭痛が起こるかどうかは可能性の問題です

成長ホルモン治療を受けた子どもが必ず頭痛を起こすというわけではなく、副作用として頭痛が起こる可能性があると考えられています。的確な指示を受けられるよう、きちんとしたクリニックで治療を行いましょう。

2.成長ホルモン治療で頭痛の副作用を起こすのは稀です

成長ホルモン治療で考えられる副作用の一つに、頭痛が挙げられます。原因は成長ホルモンの投与により、頭蓋内の圧力が上昇することだと考えられています。
しかし、ほとんどのケースが一時的なものだといえます。

3.成長ホルモン治療を行うと、成長痛を感じることがあります

成長ホルモン治療を始めると、骨が急激に成長する過程で、子どもが骨や関節の痛みを訴えることがあります。これは成長痛の一種と考えられるため、ほとんどの場合心配する必要がないと言えます。

4.成長ホルモン治療は自宅で注射を打つ治療方法になります

成長ホルモン治療は、自宅で子ども自身か保護者の方が注射を打つ治療法となります。子どもの恐怖心を感じさせない注射器が採用されています。
成長ホルモンの効果が出るまで成長ホルモン治療を続けていけるよう、保護者の方も意識することが大切です。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

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運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師