成長ホルモンはグリコーゲンの分解を促すホルモンです


グリコーゲンはブドウ糖が連なった多糖類であり、人間の身体のエネルギー源の一つとして考えられています。
普段は肝臓や筋肉中に蓄えられており、身体を動かすだけでなく、疲労回復や血糖値のコントロール、集中力向上などの効果を持っていると言います。

成長ホルモンには、グリコーゲンを分解する働きがあるといわれています。

グリコーゲンは血糖値が下がると分解が促進されるといいます

お米やパン、麺類などに多く含まれている「糖質」は、グリコーゲンとして肝臓や筋肉中に蓄えられると考えられています。
蓄えられたグリコーゲンは、最終的にはブドウ糖に分解され、私たちが身体を動かしたりものを考えたりする時のエネルギー源として使用されるといいます。

人間が生きる上で必要としているエネルギーは想像以上に多く、肝臓からは毎分1.8~2.2㎎/kg(体重)のブドウ糖を血中に放出しているともいわれています。
つまり、ブドウ糖、グリコーゲンは子どもが健康的な生活を送る上で必要不可欠といっても過言ではないでしょう。

グリコーゲンは多数のブドウ糖が連なった多糖類だといいます。
血液中のブドウ糖量、つまり血糖値が上がることでグリコーゲンの合成が促進され、反対に下がることでグリコーゲンの分解が促進されると考えられています。

そして、グリコーゲンの分解を促進させているのが、成長ホルモンだといわれています。
成長ホルモンは通常、脳の下垂体から分泌されています。

子どもにとって成長促進作用のあるホルモンがこの成長ホルモンですから、身長を伸ばすためにも不可欠といえます。

グリコーゲンは子どもの心身を健やかに保つ働きを持っています


グリコーゲンが不足してしまうと、ブドウ糖が身体に供給されなくなり、さまざまな不調が現れてしまうと考えられます。
ここでは、グリコーゲンにはどのような働きがあるのかをご紹介していきましょう。

疲労回復

ブドウ糖が不足すると、身体は疲れやすくなり、やる気が出なくなってしまうことがあります。
睡眠や栄養バランスの良い食事、運動なども大切ですが、グリコーゲンを常に体内に貯蓄しておき、疲労回復しやすい身体にすることも大切です。

集中力の向上

ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源として知られています。
つまり、ブドウ糖がなければ、子どもたちは勉強したり考えたりすることもできなくなってしまうでしょう。ブドウ糖をしっかりと補充しておくことで、集中力を向上させ、脳の活性化を行うことができると考えられています。

血糖値のコントロール

血糖値が下がり過ぎると、動悸や手足の震えなどの症状や、イライラするなど心身の不調が現れることがあります。肝臓や筋肉中に蓄えられているグリコーゲンが成長ホルモンの働きによって分解されると、血液中にブドウ糖が放出されます。

成長ホルモンが不足すると子どもの成長に悪影響を与えます

成長ホルモンはグリコーゲンをブドウ糖に分解させ、子どもの心身の健康を保ち、成長を促進させるのに不可欠であるといえます。もし、そんな成長ホルモンが不足してしまったら、どんな問題が起きるのでしょうか。
血液中のブドウ糖が欠乏することにより心身の不調が現れるだけでなく、子どもの成長に悪影響を与える可能性が高いと考えられています。

特に、成長ホルモンは小児期においては骨や筋肉を成長させ、身長を伸ばす効果を持っているといわれていますから、子どもの低身長症を招く恐れがあるといえます。
子どもの低身長症にはさまざまな原因が考えられています。

成長ホルモンの分泌が不足することで起こる成長ホルモン分泌不全性低身長症がその代表ともいえます。この症状は器質性のものである場合もありますが、原因不明の突発性のものである場合も多いといわれています。

成長ホルモンは子どもの成長に多大な影響を及ぼすホルモンですから、分泌に異常がみられる場合、早期の段階で治療していくことが望ましいと考えられています。

(まとめ)成長ホルモンはグリコーゲンの分解に関係している?

1.成長ホルモンはグリコーゲンの分解を促すホルモンです

グリコーゲンは肝臓や筋肉中に貯蓄されているエネルギー源とされています。からだを動かしたり疲労回復、血糖値のコントロールなどの作用をもっているといいます。
グリコーゲンの分解を促進するのが成長ホルモンだと考えられています。

2.グリコーゲンは血糖値が下がると分解が促進されるといいます

糖質はグリコーゲンとして肝臓や筋肉中に貯蓄されており、エネルギー源として使われる際にブドウ糖に分解されると考えられています。グリコーゲンは血糖値が下がることで分解が促進され、その働きを促しているのが成長ホルモンだといいます。

3.グリコーゲンは子どもの心身を健やかに保つ働きを持っています

グリコーゲンが不足し、血液中のブドウ糖が欠乏してしまうとさまざまな不調が現れると言います。疲れやすくなる、集中力がなくなる、脳の働きが悪くなる、血糖値が下がり過ぎる、動悸や手足の震えが起こる、イライラするなどは代表的です。

4.成長ホルモンが不足すると子どもの成長に悪影響を与えます

成長ホルモンは子どもの心身の健康を保ち、身長を伸ばすなど成長においても欠かせないホルモンだといえます。成長ホルモンの欠乏は子どもの成長に悪影響を与えますから、分泌に異常がある場合、治療していくことが奨められています。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師