成長ホルモンがどこで作られるかというと、他のホルモンなどと同様に脳下垂体から作られているといえます


成長ホルモンは子どものときに身長が伸びるために必要なホルモンです。

また、皮膚や骨、筋肉などが作られるときにも必要な、身体作りに使われる大切なホルモンの1つでもあります。睡眠や適度な運動などの健康的な日常生活を送ることで、脳の視床下部からは成長ホルモン放出ホルモンが生成されます。

その成長ホルモン放出ホルモンの働きによって、脳下垂体から成長ホルモンが分泌されているのです。

成長ホルモンが作りだされる場所とその仕組みを確認しましょう

成長ホルモンは小児期の子どもの骨を伸ばすなどの働きをもつ、成長のために必要なホルモンです。
脳下垂体という身体に必要な甲状腺刺激ホルモンなどさまざまなホルモンが分泌される場所で成長ホルモンは生成されています。

成長ホルモンは睡眠や運動などから分泌が促されます。
特に、成長ホルモンは眠っているときに多く分泌されるので、分泌を促進するためには、質の高い睡眠や運動がとても大切になるのです。

そうして日常生活での運動や睡眠などによって刺激を受けると、視床下部という場所から成長ホルモン放出ホルモンが生成されます。
この成長ホルモン放出ホルモンの作用によって、脳下垂体から成長ホルモンが分泌される、というのが成長ホルモンを生成する仕組みになっています。

成長ホルモンは脳下垂体で分泌されてから血液とともに肝臓や身体の各細胞に運ばれて、成長因子のソマトメジン-C(IGF-1)という物質を作り出しています。
IGF-1には細胞の分裂を促す働きがあるため、その働きによって小児期の骨の伸びを助けて成長が促進されるという作用が期待できることになります。

成長ホルモンの分泌が促進されることでさまざまなメリットがあります


成長ホルモンが脳下垂体から分泌されることで、小児期の子どもの身長が伸びるだけでなく他にもさまざまなメリットがあります。
小児期の骨の成長時には、成長ホルモンが骨の両端の軟骨部分を刺激して骨の両端の軟骨細胞を増やしています。

その軟骨細胞がだんだんと硬い骨に変わっていくことで、子どもの骨が伸びていき、身長が伸びることになります。
成長ホルモンは主に小児期の間の身長の伸びに関係しており、思春期には成長ホルモンだけでなく性ホルモンも成長ホルモンと同じように骨が伸びるための働きをしています。

成長ホルモンなどのホルモンの働きがあるため、身長の伸びは思春期が過ぎて骨の成長が止まるまで続きます。また、身長の伸びが止まり骨を伸ばす働きがなくなってからも、成長ホルモンには骨や筋肉、皮膚の細胞分裂を促進する働きがあり、古くなった細胞の変わりになる新しい細胞を作り出すために必要なホルモンです。

成長ホルモンが分泌されることで健康で丈夫な身体を維持することができるようになるため、何歳になっても必要となるホルモンといえます。

成長ホルモンの分泌が足りないと低身長などの症状がでることもあります

成長ホルモンは脳下垂体から分泌されているのですが、生まれたときに脳下垂体付近が損傷したり、生まれたときには問題がない場合でも後から脳下垂体に腫瘍ができたりするなどの理由から成長ホルモンの分泌不全になることもあります。
小児期に成長ホルモンの分泌が足りない場合には「成長ホルモン分泌不全性低身長症」や「SGA性低身長症」、染色体異常が原因の「ターナー症候群」などの低身長の症状の場合もあります。

低身長かどうかは、いままでの身長の伸び方や現在の身長が成長曲線と比べて大きく異なっていないかをチェックすることである程度判断することができます。
また病院でもさまざまな検査が受けられるのでお子さんの成長が気になる場合には病院でしっかりと検査をしてもらうといいでしょう。

低身長と判断された場合、遺伝などが原因で健康に問題のない低身長の場合もあります。
しかし、脳下垂体の疾患による内分泌異常や染色体異常、慢性腎不全などが原因で低身長の症状がでている場合もあるので、身長だけでなく体調に問題がないか注意が必要です。

低身長症の治療には、成長ホルモンの投与などが適している場合も多く、正しい診断と成長ホルモン投与などの施術で改善が期待できます。

(まとめ)身長を伸ばすための成長ホルモンはどこで作られる?

1.成長ホルモンがどこで作られるかというと、他のホルモンなどと同様に脳下垂体から作られているといえます

成長ホルモンは子どものときに身長が伸びるために必要なホルモンです。睡眠や運動などが刺激となり、視床下部から出される成長ホルモン放出ホルモンの働きによって、脳下垂体から成長ホルモンが分泌されます。

2.成長ホルモンが作りだされる場所とそのしくみを確認しましょう

成長ホルモンは成長のために必要なホルモンです。甲状腺ホルモンなどの大切なホルモンが分泌される脳下垂体から分泌され、血液とともに身体の細胞に運ばれて成長因子のソマトメジン-C(IGF-1)を作り出しています。

3.成長ホルモンの分泌が促進されることでさまざまなメリットがあります

小児期に骨が成長するときには、成長ホルモンが骨の両端の軟骨部分を増やしてその軟骨が硬い骨に変わっていきます。身長の伸びが止まってからも、成長ホルモンは細胞の分裂を促す働きで健康な身体を維持するために作用しています。

4.成長ホルモンの分泌が足りないと低身長などの症状がでることもあります

小児期に成長ホルモンの分泌が足りないことで低身長になることもあります。成長曲線との比較や病院で受けられる検査などによって診断が可能で、成長ホルモン投与で改善が期待できる場合もあります。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe

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経歴
富山県立富山中部高等学校卒業
金沢医科大学医学部医学科卒業
順天堂医院 初期研修医
順天堂医院 初期研修修了
順天堂医院 整形外科入局
順天堂大学大学院 整形外科学講座
下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
順天堂大学大学院 医学博士取得
SBCグループ・西新宿整形外科 入職
西新宿整形外科  医院長
ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

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運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 田邊雄医師