成長期のダイエットには栄養不足で将来に影響を与える危険性があります


成長期にダイエットで食べる量を減らすと、鉄分不足による貧血やカルシウム不足などを招く危険性があります。すると、成長期にも関わらず身体が育ちにくくなり、脳の働きにも影響を及ぼしてしまうとされているのです。

また、カルシウム不足は、将来的に骨粗鬆症リスクを上げてしまう原因になるとも言われています。

成長期のダイエットは必要な栄養を確保した上で、カロリーオーバーを避けることがポイントです。
魚介類など良質なタンパク質などの栄養を含む食品を上手に活用しましょう。

成長期のダイエットには貧血やカルシウム不足の危険性があります

男女を問わず、美しい顔やプロポーションは憧れの的です
そして、それは子どもであっても変わりはありません。

しかし、子どものダイエットは方法を間違えると大きな危険があります。
特に心配なのがダイエットによるカルシウム不足や貧血です。

鉄分不足からくる貧血の症状は立ちくらみのほか疲れやすさを感じたり、勉強を続ける集中力がなくなったりといった症状からもわかります。
その一方でカルシウム不足は症状として表れにくいため、見逃されがちです。
カルシウムは骨や歯の材料になるとともに、血液によって身体の隅々に行き渡り、筋肉の動きなどさまざまな機能を調整しているのです。

実は、カルシウムは骨や歯の維持よりも、身体の調整のほうが優先しておこなわれます。
そのため、カルシウム不足になると、骨に使われるはずのカルシウムまで身体の調整に使われてしまうのです。

成長期に適切なカルシウムをとって高い骨密度を手に入れておくことは、将来の骨粗鬆症の予防にも効果的と考えられています。

近年、子どものくる病や骨折が増加してます。
骨づくりという観点からも成長期の子どもの食生活を見守る必要があります。

カルシウムとともにビタミンDやKも摂取しましょう


カルシウムの重要性が高く認知されている一方で、カルシウムを骨に吸着しやすくする ビタミンDやビタミンK2はあまり認知されていないと言われています。
ビタミンKは骨に作用して骨の形成を促す骨の健康維持に欠かせない栄養素です。

ビタミンKはビタミンK1とビタミンK2に分けられ、ビタミンK1は野菜や海草に含まれ、ビタミンK2は微生物が産生します。
特にビタミンK2は血中濃度が安定するため、ビタミンK1よりも高い効果が期待できるとも考えられ、カルシウムとともに摂取したい栄養素です。

また、ビタミンDは小腸からのカルシウム吸収を高める栄養素です。

魚介類や卵、きのこ類に含まれ、また日光を浴びることでも体内である程度作ることができます。
血液中のカルシウム濃度を保つ役割もあり、成長期には重要な栄養素です。

これらの栄養が不足すれば骨粗鬆症リスクが高まります。
特に閉経後に骨密度が下がる女性にとってはより重要な栄養と考えられるでしょう。

成長期の過ごし方で将来の健康リスクまで影響を受けます。
成長期に必要な栄養を摂取できるよう、家庭でも食生活を見直しましょう。

成長期のダイエットには魚介類がおすすめです

ダイエットをするときでもタンパク質の摂取は欠かせません。
しかし、タンパク質を肉類に偏りすぎてしまうとカロリーオーバーになりがちです。
そこでダイエット時におすすめのタンパク質が魚介類です。

魚介類はカルシウムが豊富で、特にイワシの丸干しなどは骨ごと食べられるためカルシウムを効率よく摂取できます。
また、魚の内臓にはカルシウム吸収を促進するビタミンDも多く含まれています。

魚に含まれる油は多価飽和脂肪酸と呼ばれ、DHAやEPAなどの健康に欠かせない必須脂肪酸を含んでいます。DHAやEPAの摂取は脂肪燃焼細胞と呼ばれる褐色脂肪細胞の増加を促すという報告もあります。

つまり、魚を摂取することで体内でエネルギーを消費して肥満を防止する効果も期待できると考えられるのです。身体の老廃物を流し、燃えやすい身体を作ることでダイエット効果も期待できるでしょう。

ダイエットは食事を減らすことではありません。
必要なタンパク質を魚介類から摂ることで、より効率的に必要な栄養を摂取できると考えられます。

成長期に適したダイエットで健やかな身体を作りましょう。

(まとめ)成長期のダイエットにはどんな危険性があるの?

1.成長期のダイエットには栄養不足で将来に影響を与える危険性があります

成長期のダイエットは、鉄分やカルシウム、タンパク質の不足につながる場合があります。その結果、骨や身体が育ちにくくなるうえ、脳の働きにも影響を及ぼすと言われているため、栄養不足には注意しましょう。

2.成長期のダイエットには貧血やカルシウム不足の危険性があります

成長期のダイエットは貧血やカルシウム不足を引き起こすと言われています。鉄分が不足することで集中力不足を招き、疲れやすくなることがあります。
カルシウムの不足も骨密度の低下の原因になります。

3.カルシウムとともにビタミンDやKも摂取しましょう

カルシウムだけでなく、カルシウムを骨にするための栄養素も重要です。ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、ビタミンKは骨の形成を促します。
カルシウムとともにこれらの食品を食べて成長期の身体をサポートしましょう。

4.成長期のダイエットには魚介類がおすすめです

ダイエットとは摂取カロリーを抑えることにとどまりません。ダイエットするためには良質なタンパク質を必要な栄養素とともに摂取することが望ましいと言われています。
魚介類などのビタミンやDHAに富む食品をとって健やかな身体を育てましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

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運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師