整体だけで子どもの身長を伸ばすのは難しいです


子どもを整体に通わせたら身長が伸びた、という話を耳にしたことがあるでしょうか。

身体の歪みや骨や筋肉の柔軟性がないことは、子どもの身長が伸びにくい原因の一つだといわれています。整体で猫背の姿勢やO脚、X脚を改善することが可能なため、子どもの身長が伸びやすくなる可能性は十分あります。

しかしながら、整体に行くだけで子どもの身長を伸ばすのは難しいでしょう。

子どもの身長を伸ばすためには骨や筋肉の柔軟性が必要です

子どもの身長は第二次性徴期である10~17歳のときにもっとも伸びると考えられています。
この時期は成長期とも呼ばれており、骨端線に隙間がある状態とされています。
骨端線にある軟骨が骨を伸ばしているといわれており、身長の伸びに大きく関係していると考えられています。

しかし、成長期が終わるとこの骨端線は閉じてしまうといいます。
そのため、成長期に身長を伸ばせるかどうかが大切だと考えられています。

では、成長期の子どもを整体に通わせることで身長が伸びるというのはどんな理由からなのでしょうか?身長を伸ばすためには、骨や筋肉の柔軟性が必要とされています。

また、猫背などの姿勢の悪さやO脚、X脚などの身体の歪みなどがあることが身長を伸ばす妨げになるといわれています。
整体ではこれらの要素を解消することができると考えられているからなのです。

例えば、整体で骨や筋肉の柔軟性が生まれれば成長がスムーズになることが考えられます。
さらに、姿勢や身体の歪みを改善するだけで数㎝ほど身長が高くなる可能性もあります。

ただ、子どもの成長にはさまざまな要素が必要ですから、整体だけで身長を伸ばすことは難しいでしょう。

猫背の姿勢は消化吸収の妨げになります


猫背の姿勢は見た目の身長を低くさせてしまうだけでなく、子どもにとってデメリットがたくさんあるといわれています。例えば、猫背は前かがみになっているため、心臓や肺、胃腸などの臓器を圧迫してしまう可能性があります。

食事で摂った栄養素の消化吸収が上手くいかなくなったり、血液やリンパ液の循環を妨害したりする恐れがあるでしょう。
身長を伸ばすためには食事からタンパク質やカルシウム、亜鉛などの栄養素を摂取することが大切です。姿勢を改善するということは、栄養素を身体の中に正しく送り込むことができることと繋がると考えられます。

さらに、姿勢の悪さは子どもの学力低下や集中力、視力低下に繋がることもあるといいます。
これは、姿勢が悪いことで骨盤が傾き、脊柱にある神経系に負担をかけてしまうことが原因とされています。

実際、教育機関の調査によると、試験の結果が平均点以下だったグループの7割弱が姿勢の悪い子どもだったといいます。

子どもの身長を伸ばすには、自信をつけさせることも大切です。
姿勢を改善することが身長の伸びに関係しているといっても過言ではないでしょう。

身長を伸ばすためには睡眠が大切です

身長を伸ばすために必要な大きな要素となるのが、成長ホルモンの分泌です。
成長ホルモンは昼間にも分泌されているといいますが、その量が大幅に増加するのは寝ている間だといわれています。特に、夜の10~2時の間に多く分泌されるため、子どもがこの時間帯に睡眠をとれるような環境作りが大切です。

子どもが身長を伸ばすのに必要としている睡眠時間は、1~3歳で12~14時間、3~5歳で11~13時間、6~11歳で10~11時間、12~17歳で8~9時間が目安とされています。
この睡眠時間を確保するためには、夜遅くまでゲームやパソコン、スマートフォンなどをさせないことや勉強をなるべく早く切り上げさせることなどの対策が必要です。

日中に適度な運動を行うことで成長ホルモンの分泌が活性化され、質の良い睡眠に繋がると考えられています。ストレッチやジョギングのほかに、バスケットボール、バレーボールなどからだのさまざまな部位を動かす運動を行うのが良いといわれています。

(まとめ)整体で子どもの身長を伸ばすことができるの?

1.整体だけで子どもの身長を伸ばすのは難しいです

整体では姿勢を良くすることや、O脚やX脚などの身体の歪みを改善することが可能です。身体の歪みは子どもの成長の妨げになるため、整体が子どもの身長を伸ばす一助になることがあります。
しかし、整体だけで身長を伸ばすことはできないでしょう。

2.子どもの身長を伸ばすためには骨や筋肉の柔軟性が必要です

子どもの身長は成長期によく伸びるため、この時期に成長をスムーズにさせる身体づくりが必要です。整体では骨や筋肉の柔軟性を高め、猫背や姿勢の悪さ、O脚やX脚などの身体の歪みを改善するができるため、子どもの身長を伸ばす効果が期待できます。

3.猫背の姿勢は消化吸収の妨げになります

身長を伸ばすにはさまざまな栄養素を摂取する必要があります。姿勢の改善が身長の伸びに繋がる理由の一つに、猫背の姿勢が食事の消化吸収を妨げる可能性があることが挙げられます。
また、姿勢の悪さが学力や集中力、視力低下に繋がる恐れもあるといいます。

4.身長を伸ばすためには睡眠が大切です

子どもの身長を伸ばすのに不可欠なのが成長ホルモンの分泌となります。成長ホルモンは睡眠時に多く分泌されるため、子どもの年齢に準じた睡眠時間の目安を確保させることが大切でしょう。
また、日中の運動は質の良い睡眠に繋がるといわれています。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

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運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師