成長ホルモンの働きが悪いと、骨や筋肉が作られなくなり心身に悪い影響を与えると言われています


成長ホルモンの分泌が悪くなることで、骨や筋肉が作られなくなり、身長が伸びにくくなると言われています。さらに成長ホルモンは代謝を司るホルモンでもあります。

成長ホルモンが不足することで、生活習慣病になったり、精神面での不調があらわれたりすることもあります。睡眠の質を高めるなど、成長ホルモンの分泌を促すようにしましょう。

成長ホルモンの働きが悪いと心身に大きな影響を及ぼします

成長ホルモンが出なくなるとさまざまな症状を引き起こします。

身長は骨の先端の細胞が増えて軟骨が生成され、やがて軟骨が骨となることで伸びてきます。
成長期までに成長ホルモンが不足すると、骨が伸びないため身長の伸びも悪くなると言われています。

また、大人になってからも成長ホルモンが出なくなると、骨が弱くなって骨折や骨粗鬆症になりやすくなると考えられるでしょう。

さらに成長ホルモンの分泌が悪くなることで代謝に関わるさまざまな症状があらわれます。
コレステロールの増加もその一つです。
成長ホルモンは脂肪を分解したり、血中のコレステロールを調整したりする役割があります。

そのため、成長ホルモンが出なくなることで動脈硬化が進み、心筋梗塞や狭心症の危険もあるとも言われています。

また、成長ホルモンが出なくなることで精神面にも影響を与えます。
疲れやすくなるほか、集中力が続かない、感情の起伏が激しいといった症状は成長ホルモンが減って起きることがあります。

身体と精神面の不調が続く場合は、病院での検査を検討しましょう。

成長ホルモンの働きは子どもと大人両方に必要です


私たちの身体は身体のなかで作られるホルモンによって、機能がコントロールされています。
体内のホルモンは100種類以上あり、それらが密接に関わりあって正常に保たれているのです。

成長ホルモンはホルモンのなかでも、骨や筋肉などの発達を促すホルモンです。
身長を伸ばすためには成長ホルモンの働きは欠かせません。

さらに身体にある物質をエネルギーに変換する代謝も成長ホルモンの働きでおこなわれます。

成長ホルモンという名前からは成長期に必要なホルモンというイメージが先行してしまうかもしれません。しかし、脂肪の分解を促したり、タンパク質を合成したりするのも成長ホルモンの役割です。

私たちが生きていくためにはエネルギーを作り続ける必要があり、成長ホルモンがずっと必要になります。

成長ホルモンは加齢とともに、低下していきます。
成長ホルモンが最も分泌されると言われる時期は思春期後期です。

その後は右肩下がりに減少して、身体の機能が低下してしまうこともあります。
成長ホルモンが少なくなることで身体の機能が低下するだけでなく、感情が不安定になったり疲れやすくなったりと精神面でも影響を与えています。

成長ホルモンの働きを高めるには生活改善が大切です

寝る子は育つという言葉を聞いたことがある方は多いでしょう。
成長ホルモンは寝ている間に分泌されるホルモンです。

特に子どもの身体や脳の成長のためには十分な睡眠時間をとって、睡眠の質を高めることが大切です。

成長ホルモンは深い眠りのときに分泌されるため、睡眠の質を高めて気持ち良く眠れる環境を作りましょう。眠りに入りやすくするにはリラックスして副交感神経優位にしておくといいと言われています。

交感神経を働かせて興奮するような行動は寝る前には避けてください。

パソコンやスマホのような明るい光は寝る前には見ないようにしましょう。
就寝前は、ストレッチしたり音楽を聴いたりすることで身体を休めます。

また寝る直前に食事を摂ることも避けたほうが良いと言われています。
脂質は消化に時間がかかるため、遅い時間の夕食は油物は避けるようにするといいでしょう。

成長ホルモンが分泌されるための睡眠習慣は成長期の子どもにはもちろん大切です。
それに加えて疲れが取れにくいという人や、肌や髪の調子が悪いという人も睡眠の質を高める工夫を試してみましょう。

(まとめ)成長ホルモンの働きが悪いとどうなるの?

1.成長ホルモンの働きが悪いと、骨や筋肉が作られなくなり心身に悪い影響を与えると言われています

骨や筋肉は成長ホルモンの働きによって作られます。身体を動かすエネルギーを作るのも成長ホルモンの働きです。
身体の不調や、倦怠感を抱くときは成長ホルモンの不足を疑ってみましょう。

2.成長ホルモンの働きが悪いと心身に大きな影響を及ぼします

成長期までに成長ホルモンが不足すると、身長が伸びないなどの症状があらわれることがあります。さらに大人になっても成長ホルモンが出なくなることで、コレステロールや中性脂肪の増加、メンタル面の不調などを引き起こすと言われています。

3.成長ホルモンの働きは子どもと大人両方に必要です

私たちの身体は100種類以上のホルモンの働きによって、コントロールされています。そのなかでも骨や筋肉の発達を促しているのが成長ホルモンです。
エネルギーを作るのも成長ホルモンなので、生涯を通じて必要なホルモンであると考えられます。

4.成長ホルモンの働きを高めるには生活改善が大切です

成長ホルモンは寝ているときに分泌されます。成長ホルモンの分泌を増やすには睡眠の質を高めるようにしましょう。
寝る前には明るい光を避け、早い時間に食事を終わらせておきます。リラックスして交感神経優位にしておくことが大切だと言われています。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe

 

経歴
2003 年 富山県立富山中部高等学校卒業
2011 年 金沢医科大学医学部医学科卒業
2011 年 順天堂医院 初期研修医
2013 年 順天堂医院 初期研修修了
2013 年 順天堂医院 整形外科入局
2014 年 順天堂大学大学院 整形外科学講座
2013-2018 年 下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
2018 年 日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
2018 年 順天堂大学大学院 医学博士取得
2018 年 SBCグループ・西新宿整形外科 入職
2018 年 西新宿整形外科  医院長
2019 年 ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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お問い合わせ 0120-962-992
院長 田邊雄医師