身長が伸びない原因は睡眠や食事の問題があるからかもしれません


子どもの身長が伸びない原因は、睡眠不足と食生活の乱れを考える必要があります。
どちらも骨を伸ばすために必要となってくるからです。

身長を伸ばすには骨を伸ばす必要があります。そのためには、骨の材料となる栄養素の補給と、成長ホルモンの分泌が必要です。
これらの要素を満たすために、適切な睡眠と食事を心がけましょう。

睡眠不足は成長ホルモンが分泌されにくくなります

骨を伸ばすためには成長ホルモンの分泌が必要で、成長ホルモンは寝ているときに多く分泌されています。成長ホルモンが少ないと骨の細胞分裂が促進されず、骨が伸びていくことができません。

どのくらい身長が伸びるか診断する材料として、骨端線を見る方法があります。
手首近くの骨をレントゲン撮影すると、骨端線という骨の端の隙間があるか判断することが可能です。

骨に隙間が空いているうちはまだ骨が成長する余力が残っているということで、骨端線がなくなると身長は伸びなくなります。
骨端線がなくなるのは女の子で15~16歳、男の子で17~18歳くらいです。
この時期までに適切な睡眠をとっており、成長ホルモンを促すことで身長を伸ばします。

どのくらい睡眠をとるとよいのかというと、幼稚園では10時間以上、小学生は10時間程度、中高生は9時間半、それ以降は8時間くらいだと言われています。
この時間より睡眠が短い場合は、成長ホルモンが十分に分泌しておらず、身長が伸びない原因となっている可能性があります。

日本の子どもは世界的に見ても睡眠時間が短い傾向があるようで、身長が伸びる思春期に9~10時間くらい寝ている子どもは多くはありません。
塾や習い事で帰宅時間が遅くなる場合や、自宅でテレビやパソコンなどを見て寝る時間が遅い場合は注意が必要です。

身長が伸びない原因のひとつには栄養不足も考えられます


骨を伸ばすには骨に必要な栄養を補給しなければなりません。
食生活が乱れていると、骨に必要な栄養が足りなくなってしまうため、身長は伸びにくくなります。

特に注意したいのが、おやつの習慣です。
小さなころからスナック菓子や菓子パンなどを食べていると、それだけでお腹がいっぱいになってしまい、食事が十分にとれません。
ジャンクフードと呼ばれる食品には、砂糖や塩分が多く、添加物も含まれているため注意が必要です。

特に添加物のリン酸塩は、カルシウムの吸収を阻害してしまい、骨への影響が考えられます。
おやつを食べる場合は、スナック菓子や菓子パンではなく、補食となるものが必要です。

たんぱく質が含まれる卵やツナサンド、カルシウムの摂取ができるヨーグルトや牛乳、ほかにもフルーツや焼き芋のように食事感覚で食べられるおやつをとり入れましょう。
骨の材料にはたんぱく質が必要で、食事だけでは補いきれない分を、おやつでとり入れる考え方が必要です。

牛乳はたんぱく質やカルシウムも含まれているため、おやつにもとり入れましょう。
乳製品をとり入れることは、お菓子の食べ過ぎを予防することにもつながります。

食事は朝食からしっかりたんぱく質やカルシウムを補給して、保存料の少ない食事を心がけることが大切です。

低身長を引き起こす病気の可能性も考えてみましょう

睡眠は十分にとっており、栄養バランスを心がけた生活をしているという状態であるにも関わらず身長が低いという場合があるかもしれません。
その場合は、もしかしたらなんらかの病気によって成長ホルモンの分泌に障害が出てしまっているかもしれないでしょう。
成長ホルモンは脳にある下垂体という部分から分泌されています。

しかし、成長ホルモン分泌不全である場合は、この成長ホルモンの分泌が正常に行われなくなり、低身長になってしまうのです。
また、そのほかにSGA低身長、突発性低身長、ターナー症候群などの病が存在し、それぞれ異なる理由で低身長が引き起こされてしまいます。

しかし、これらの原因による低身長であれば、専門のクリニックで治療を行う事ができます。
子どもの低身長を専門に扱った医療機関では、成長ホルモンの投与を用いた低身長治療を行っています。

そのため、このような低身長を引き起こす病気だったとしても、改善が期待できるでしょう。
低身長治療を行うクリニックでは、無料のセミナー、メールでの相談、カウンセリングなどを行っている所もあります。

早めの治療が高身長につながりますから、気になる場合は、まず連絡をとってみても良いかもしれません。

(まとめ)身長が伸びない原因とは一体なに?

1.身長が伸びない原因は睡眠や食事の問題があるからかもしれません

身長を伸ばすためには、骨の成長に必要な栄養補給と、成長ホルモンの分泌が必要です。これらには適切な食生活と睡眠が必要となります。
身長が伸びない原因はこれらの可能性が考えられるでしょう。

2.睡眠不足は成長ホルモンが分泌されにくくなります

身長を伸ばすには成長ホルモンの分泌が必要で、骨の細胞分裂のために成長ホルモンが使われています。思春期が終わるまでに身長が伸びますから、このころに十分な睡眠時間を確保することが必要です。

3.身長が伸びない原因のひとつには栄養不足も考えられます

骨の材料がなければ骨は伸びないため、食事やおやつの栄養補給に注意しましょう。たんぱく質やカルシウムは骨に必要な栄養素ですから、おやつの時間にも補食となるメニューを取り入れる必要があります。

4.低身長を引き起こす病気の可能性も考えてみましょう

身長が伸びない理由が、病気によるものという可能性もあります。その場合は専門の医療機関を利用する事で低身長を治療する必要があるでしょう。
まずは、カウンセリングやセミナー、メール相談などでお話を伺うところから始めてみてください。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe

 

経歴
2003 年 富山県立富山中部高等学校卒業
2011 年 金沢医科大学医学部医学科卒業
2011 年 順天堂医院 初期研修医
2013 年 順天堂医院 初期研修修了
2013 年 順天堂医院 整形外科入局
2014 年 順天堂大学大学院 整形外科学講座
2013-2018 年 下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
2018 年 日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
2018 年 順天堂大学大学院 医学博士取得
2018 年 SBCグループ・西新宿整形外科 入職
2018 年 西新宿整形外科  医院長
2019 年 ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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お問い合わせ 0120-962-992
院長 田邊雄医師