思春期を過ぎると身長が伸びないのは思春期が第二次成長期にあたるからです


第二次成長期は、男女ともに子どもの身長が急激に伸びる時期になります。
第二次成長期が始まる年齢は、男の子が11歳半、女の子が10歳くらいだと言われています。

この年齢には個人差があるので、もっと早く始まることもあれば遅く始まることもあります。
身長が伸びるのは骨端線という骨が伸びるためですが、この骨は思春期までの子どもにしか存在しません。

思春期を過ぎると身長が伸びないと言われるのはそのためです。

骨には「骨年齢」と呼ばれるものがあります

骨には「骨年齢」と呼ばれるものがありますが、これは骨の成熟度を判定して骨の成長度合いを示したものになります。
通常であれば、骨年齢と実際の年齢は一致しています。

しかし成長ホルモンの分泌がうまくされないなどの異常が見られる場合は、骨の成長が不充分であるため、実際の年齢よりも骨年齢が遅れてしまいます。
子どもには骨端軟骨という組織があり、この部分が成長ホルモンや性ホルモンに刺激されることによって、軟骨細胞が増えていきます。

このように骨化が進むことで骨が伸び、骨が伸びることで身長が伸びていきます。
骨年齢は手のレントゲン撮影によって簡単に調べることができ、手根骨の数と形、指骨や尺骨の大きさや、骨端線の状態によって判定をします。
手根骨は軟骨であるため年齢が若すぎるうちはレントゲンに写らないこともありますが、骨の成長に伴って骨化が進むとレントゲンに写るようになります。

骨年齢が若ければ若いほど骨端線の幅は広いですが、成長するにつれて狭くなり、やがて閉じた状態となったところで身長の伸びが止まったと判断されます。
思春期になるとホルモンは分泌が促進され、骨の成長に大きな関わりを持ちます。

骨を一気に成熟させますが、やがて骨端線を完全に閉鎖したところで最終身長となります。
一般的に男の子が17~18歳、女の子は15~16歳で骨端線が閉じますが、成人後でも骨端線が残り、身長が伸びることがあります。

身長が伸びるためには成長ホルモンが不可欠です


成長ホルモンはその名の通り身長を伸ばすのに役立つホルモンとして知られており、他にも人間が生きていく上で重要な、体内でエネルギーを作る代謝の役割を果たしています。
生涯にわたり成長ホルモンは下垂体から分泌されますが、しかし何らかの原因により分泌がうまくされなくなってしまうことがあります。

大人になってからこういった症状が起こるケースもありますが、子どもの時に発症してしまうこともあり、このような場合は低身長の原因となってしまう場合があるのです。
思春期のお子さんの身長について気になるという場合は、子どもの身長外来を設けている専門の医療機関に相談してみると良いでしょう。

このようなクリニックでは子どもの身長を伸ばすための治療として、成長ホルモンの投与などを行っています。
成長ホルモンはそもそも体内で作られているホルモンであるため、大きな副作用はほとんど起こらず、安全性が高い治療となっていますから安心して利用できると言えるでしょう。

無料相談セミナーやメール相談などを行っているクリニックもあるため、気になる場合は一度お話を伺ってみてください。

規則正しい生活習慣が身長を伸ばすことに繋がります

成長ホルモンが最も分泌されるのが睡眠時です。
成長ホルモンの分泌を高めるためには、早寝早起きを習慣とし、睡眠の質を上げることが大切です。

そして睡眠と同様に重要なのが運動です。
適度な運動を続けることで骨の成長が促進され、太陽の光を浴びることで丈夫な骨を作ることに役立ちます。

ゲームやインターネットなど室内で過ごす遊びばかりでなく、時には屋外で身体を動かせる機会を設けてあげると良いでしょう。

また言うまでもなく、食生活を整えることが思春期に身長を伸ばすために重要です。
思春期に身長を伸ばすためにはカルシウム以外にも、多くの栄養素が必要となります。

好き嫌いを減らすのはもちろんですが、さまざまな種類の食材をバランス良く料理に取り入れてみましょう。

(まとめ)思春期を過ぎると身長が伸びないと言われるのは何故?

1.思春期を過ぎると身長が伸びないのは思春期が第二次成長期にあたるからです

思春期にあたる第二次成長期が始まる年齢は個人差がありますが、男の子が11歳半、女の子が10歳くらいだとされています。思春期を過ぎると身長が伸びないと言われるのは、身長を伸ばすのに重要な骨端線が思春期を過ぎた子どもには存在しないためです。

2.骨には「骨年齢」と呼ばれるものがあります

骨年齢は骨の成熟度を判定して、骨の成長度合いを示したものになります。手のレントゲン撮影によって調べることができ、骨端線の状態などによって判定をします。
ホルモンは思春期のタイミングに差し掛かると分泌が盛んになり、骨の成長に大きく関わります。

3.身長が伸びるためには成長ホルモンが不可欠です

成長ホルモンには身長を伸ばし、体内でエネルギーを作る代謝の役割があります。思春期にこの成長ホルモンが分泌されなくなると、低身長になる恐れがあります。
身長が伸びないと感じたら、成長ホルモン投与ができる専門医療機関を受診すると良いでしょう。

4.規則正しい生活習慣が身長を伸ばすことに繋がります

質の高い睡眠、適度な運動、バランスの良い食生活が思春期の子どもの身長を伸ばすことに繋がります。成長ホルモンが多く分泌されることを意識し、規則正しい生活習慣を身につけさせましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe

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経歴
富山県立富山中部高等学校卒業
金沢医科大学医学部医学科卒業
順天堂医院 初期研修医
順天堂医院 初期研修修了
順天堂医院 整形外科入局
順天堂大学大学院 整形外科学講座
下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
順天堂大学大学院 医学博士取得
SBCグループ・西新宿整形外科 入職
西新宿整形外科  医院長
ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

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院長 田邊雄医師