肥満になると思春期が早く訪れやすく、身長が伸びないこともあります


思春期が早く訪れると身長が十分伸びにくくなりますが、肥満の場合はホルモンの影響により思春期が早めに到来することが多くなっています。
そのため肥満を解消することで身長を伸ばす期間をしっかり取り、すると生活習慣病の予防にもつながります。

肥満解消のためには、栄養バランスの取れたカロリー控えめの食事にし、有酸素運動を定期的に行いましょう。
この時、身長を伸ばすために必要なたんぱく質を抜いてしまわないように工夫することが大切です。

子どもの身長が大きく伸びるのは思春期までです

子どもの身長が伸びる時期は年齢で決まっておらず、思春期の到来と関係があるため、思春期が早いうちに訪れてしまうと身長が十分伸びないままになってしまいます。
そのため生活習慣を整えて十分身長を伸ばした上で、思春期が到来するようサポートしてあげることがおすすめです。

肥満は思春期を早める

性ホルモンの分泌により思春期が促されますが、その働きを抑制しているのがメラトニンです。
メラトニンは睡眠と関わりの深いホルモンで、光を浴びる時間が長いほど分泌量が減り、性ホルモンの抑制が難しくなります。

これは睡眠不足だけでなく肥満の状態にあっても同じことが言え、脂肪細胞からは食欲や代謝に関係するレプチンと言うホルモンが分泌されていますが、レプチンも性成熟と大きく関わりがあるからです。

思春期は骨を硬くしていく

思春期に入り身長のスパートがかかって伸びたあとは、骨端線が石灰化し次第に硬くなっていきます。
すると骨が伸びる部分はなくなるために身長が大きく伸びることはなくなるのです。

そのため骨端線が柔らかい状態である思春期前の状態をできるだけ長くすることが、身長をより高く伸ばすために必要と言えます。

肥満解消と成長ホルモン分泌を目指して運動をしましょう


肥満を解消することは、生活習慣病の改善にもつながり、健康的に暮らすためにもおすすめです。肥満解消の方法としてはまず運動があり、余分なカロリーを消費することで脂肪を増やさないようにし、体に付いた不要な脂肪も燃焼することを目指しましょう。
肥満を解消するために必要なポイントはいくつかあります。

有酸素運動がおすすめ

運動は成長ホルモンの分泌を促すことにも役立つため、定期的な運動を継続して行いましょう。脂肪を燃やしたい時には有酸素運動が適しており、たとえばウォーキング・ジョギング・なわとび・水泳などがあります。
そして運動の中に反らす・ひねる・曲げるといった動きがあるものは、骨に適度な刺激を与えるため軟骨細胞へ栄養を行き渡りやすくし、骨を伸ばすことにも役立ちます。

食事内容の改善も行う

脂肪を減らすために食事量を減らそうとしても、食事回数は1日3回きちんと取りましょう。
子どもの成長のためにもたんぱく質など必要な栄養素はしっかりと取り、脂肪の元になる糖質や脂肪の摂取を控えめにしたメニューにすることです。

そして食物繊維をたっぷりと取ってビタミンやミネラルも不足しないようにし、おやつでは甘いお菓子やジュースはやめてたんぱく質がきちんと取れるヘルシーな物を用意してあげましょう。

肥満を解消しても身長が伸びない場合、他の原因があるかもしれません

食事内容を見直したり積極的に運動を行ったりと生活習慣の改善を続けてもなかなか身長が伸びない時は、何か別の原因が関わっているかもしれません。
不安がある時は、低身長の専門医がいる専門医療機関を受診してみましょう。ちなみに一般的な整形外科では身長の伸びに関する相談は難しいので、必ず専門医がいるクリニックへ出かけることがポイントです。

専門医療機関ではお子さんの成長の具合を成長曲線で把握し、カウンセリングや検査を行って身長を伸ばすための施術を提案してくれます。
必要があればさらに詳しい検査を行い、効果が期待できそうであれば成長ホルモン療法の紹介も受けられるでしょう。
成長ホルモン療法は直接的な低身長改善の施術のため、生活改善よりも短期間での身長の伸びが期待できますが、スタートする年齢によって使用する成長ホルモン剤の量は増えてしまいます。

従って身長に不安を感じた時は、できるだけ早めに専門医と相談することが安心への第一歩になります。

(まとめ)身長が伸びない原因は肥満なの?

1.肥満になると思春期が早く訪れやすく、身長が伸びないこともあります

肥満は思春期の到来を早めて身長が十分伸びなくなりやすいため、肥満を解消しましょう。そのためにはたんぱく質が十分取れる栄養バランスの良い食事内容への改善や有酸素運動を定期的に行うことがおすすめです。

2.子どもの身長が大きく伸びるのは思春期までです

年齢で子どもの身長が伸びる時期は決まっておらず、思春期が到来する時期によって身長の伸びは変化します。肥満の場合、性成熟に関わるレプチンというホルモンの分泌が多くなり思春期が早く訪れることがあるため、身長の伸びが十分でなくなることがあるのです。

3.肥満解消と成長ホルモン分泌を目指して運動をしましょう

運動をして余分なカロリーと体についた脂肪を消費するためには、有酸素運動がおすすめで、運動は成長ホルモンの分泌促進にも役立ちます。食事内容の改善では3食栄養バランスの良いメニューにし、おやつは甘いお菓子やジュースを避けましょう。

4.肥満を解消しても身長が伸びない場合、他の原因があるかもしれません

肥満を解消してもお子さんの身長が伸びない時は専門医に診てもらいましょう。カウンセリングや検査によって原因の追及をし、必要であり効果も期待が持てる時は成長ホルモン療法の選択肢もあげられます。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe

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経歴
富山県立富山中部高等学校卒業
金沢医科大学医学部医学科卒業
順天堂医院 初期研修医
順天堂医院 初期研修修了
順天堂医院 整形外科入局
順天堂大学大学院 整形外科学講座
下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
順天堂大学大学院 医学博士取得
SBCグループ・西新宿整形外科 入職
西新宿整形外科  医院長
ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

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運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 田邊雄医師