ぐっすりよく眠ることが子供の身長を伸ばすための一つの方法です


昔から、寝る子は育つといわれてきましたが、睡眠を充実させることは子供の身長を伸ばすために不可欠です。
理由は、寝ている間に分泌される成長ホルモンが、1日のうちで最も多いとされていることにあります。

いかに良質な睡眠をとるかが、子供の身長を伸ばすキーポイントといえそうです。
よく眠れないという子供も、睡眠環境などを工夫することで改善が望めるとされています。

よく眠ることは成長ホルモンの分泌を高めます

睡眠は、子供の身長を伸ばすために欠かせない要素と言えます。
なぜなら、寝ている間には身長を伸ばすために重要な役割を果たす成長ホルモンが分泌されているためです。

成長ホルモンは一日のうちで睡眠中に最も分泌されるといわれており、質の良い睡眠をとることが成長ホルモンの分泌を左右します。
成長ホルモンは、子供の骨の両端に位置する軟骨組織、骨端線に働きかけます。

これにより子供の骨が伸びるため、成長ホルモンの分泌が少ないと骨が伸びにくくなるのです。

成長ホルモンには、タンパク質の合成を促す作用も持っています。人の体の20%ほどはタンパク質で構成されており、骨を育てるためには成長ホルモンが欠かせないのです。では、成長ホルモンを多く分泌するには、睡眠時間を多くとれば良いのかというとそうでもありません。

深い眠りをしているノンレム睡眠時に、成長ホルモンの分泌率は高まります。
人は眠りに入ると、深い眠りのノンレム睡眠に始まって、浅い眠りのレム睡眠がやってくるという交互の眠りを繰り返しています。

何らかの原因でこのサイクルが乱れてしまうと、良い眠りを得られなくなってしまうのです。
成長ホルモンを多く分泌させて身長を伸ばすためには、しっかり熟睡してノンレム睡眠をとることが大切です。

睡眠環境を整えればよく眠れます


子供はよく寝るといいますが、中には寝つきが悪い、眠りが浅いといった悩みを抱える子供もいるでしょう。
深い眠りと浅い眠りを繰り返すことが質の良い眠りですが、眠りの質を高めるには睡眠環境を整えるのが効果的です。

たとえば、寝具にこだわるのというのも一つの方法です。
布団や枕が柔らかすぎると、体が不自然に沈み込んでよく眠れる姿勢ではなくなります。
逆に、寝具が硬すぎても、血流の悪さから寝返りが多くなって熟睡しにくくなるでしょう。

寝具は、自然な姿勢をキープしながら、適度に寝返りを打てることが大切です。

子供のうちは新陳代謝も高いため、汗を吸収しやすい寝間着を選ぶことも役立ちます。

睡眠中には、消化機能が低下します。そのため、寝る直前に食事をすると、食べたものが胃で消化されないままに眠りにつくことになります。これにより眠りが浅くなることもあり、朝起きても空腹を感じずに朝食を抜いてしまうかもしれません。

生活習慣を整えるためにも、夕食は寝る2時間前までに済ませておくことが大切です。

眠りについたはじめからノンレム睡眠を得るためには、体の深部体温を下げておくことです。
体温が急降下するほど深い眠りにつくことができるため、睡眠の前に入浴するのが良い方法です。
寝る15~30分前に、ぬるめのお湯にゆっくり浸かるようにすると、体が芯から温まります。

そして、眠りにつくときには温まった体温が急激に冷めて深い眠りに入りやすくなるのです。

寝る前にテレビやスマホを見ると睡眠を妨げます

体の中でリズムを刻んでいる体内時計は、日が昇ると目が覚めて夜になると眠くなるというモードに切り替わります。
この体内時計が乱れてしまうと、自律神経失調症などの不調を招いてしまうかもしれません。

するとうつになったり、不眠を引き起こしてしまったりする恐れがあり、身長を伸ばすためには悪影響です。

体内時計は約25時間の周期ですから、地球での生活に合わせるためには毎日1時間のズレを修正する必要が出てきます。
役立つのが朝日を浴びることで、これが日中を活動的に過ごす要素ともなります。

しかし、朝に光を浴びないと体がなかなか目覚めず、活動的になれません。
睡眠の質も落ちてきてしまいますから、要注意です。

夜になると眠くなるのは、メラトニンというホルモンが関係しています。
メラトニンは睡眠を誘うホルモンで、体内時計の働きで、朝日を浴びてから14~16時間ほど後に暗くなってから分泌されるものです。
このため、眠りにつく前に明るい照明を浴びていると、メラトニンがなかなか分泌されません。

つまり、眠くならない状態になってしまうのです。
眠りにつく前にはなるべくうす暗い部屋で眠りの準備をするのが効果的でしょう。

このとき、テレビやパソコン、スマートフォンなどを目にしていると、うす暗い部屋にいても逆効果となります。
寝つきが悪くなるだけでなく、眠りの質も低下してしまいますから、寝る直前にテレビや携帯を見ないようにすることは大切と言えます。

(まとめ)子供の身長を伸ばす方法は?

1.ぐっすりよく眠ることが子供の身長を伸ばすための一つの方法です

睡眠の質を高めることは、睡眠中の成長ホルモン分泌率をアップさせて身長を伸ばすことにつながります。よく眠れない場合でも、睡眠環境を整えるなどの工夫をすることで眠りやすくなると言えるでしょう。

2.よく眠ることは成長ホルモンの分泌を高めます

睡眠中には、深い眠りのノンレム睡眠と浅い眠りのレム睡眠を繰り返しています。成長ホルモンがより多く分泌されるのはノンレム睡眠中ですから、いかに熟睡できるかが身長を伸ばすためには大切です。

3.睡眠環境を整えればよく眠れます

深い眠りを得るには、寝具を適度な硬さにしたり、寝る直前に食事をしたりしないことが効果的です。また、入眠するときに体温が急降下するほどよく眠れるため、寝る直前にお風呂に入って体を芯から温めると熟睡しやすくなります。

4.寝る前にテレビやスマホを見ると睡眠を妨げます

人の体内時計は、朝日を浴びることで毎日リセットされます。朝目覚めて朝日を浴びることで、一定時間後に眠りに誘うメラトニンが分泌され、自然と眠ることができるのです。
寝る前に明るい光を見てしまうと、質の良い眠りを得られないため注意しましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

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運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師