質の良い睡眠は子供の身長を伸ばすのに効果的です


寝る子は育つと言われるように、たっぷりと眠ることは子供の身長を伸ばす効果があるとされています。子供の身長に影響を与える成長ホルモンが最も分泌されるのが睡眠中であることから、よく眠ることで身長が伸びるという考え方が成り立ちます。

ただし浅い眠りをだらだらと続けていても、成長ホルモンは十分に分泌されません。
質の良い睡眠とはどれだけ長く眠れたかよりも、どれだけ深く眠れたかに関わってきます。

身長を伸ばすためには、子供がよく眠れるような環境を整えてあげることが大切だと言えるでしょう。

成長ホルモンは就寝中に最も分泌されます

しっかりと睡眠をとることは、子供の身長を伸ばすうえでとても重要です。
なぜなら、成長ホルモンの分泌量が最も増えるのが夜眠っている時間帯になるからです。

睡眠には浅い眠りであるレム睡眠と、深い眠りであるノンレム睡眠の2種類がありますが、ノンレム睡眠のときに成長ホルモンの分泌が活性化すると言われています。
人間は眠っている間、レム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返していきますが、最も成長ホルモンの分泌量が増えるのは、眠りに落ちて最初のノンレム睡眠のときになります。
個人差はありますが、この最初のノンレム睡眠の70~90分の間に1日で分泌される成長ホルモンの約80%が、分泌されると言われています。

成長ホルモンは人間の体内に存在する多数のホルモンの中のひとつであり、身長を伸ばすホルモンとして知られています。
専門医療機関での低身長治療で成長ホルモンの投与が行われるのも、成長ホルモンの身長に伸ばす働きがあるからです。

成長ホルモンには身長を伸ばす以外にも重要な役割があり、体内にある物質をエネルギーに変換する代謝の働きや、筋肉を発達させるなど、身体の機能をコントロールしています。
深い眠りが得られなければ、身長を伸ばすために必要な成長ホルモンの不足を招くことになり、低身長の原因となります。

子供の睡眠不足が問題視されています


子供の睡眠不足については以前から問題視されており、その原因として真っ先に挙げられるのが就寝前のスマートフォンの使用です。
スマートフォンの普及率が大幅に上昇したことで、大人だけでなく子供もスマートフォンに触れるのが当たり前となっていますが、就寝前のスマートフォンの使用は自律神経を乱し、睡眠不足の原因として考えられています。

健やかな眠りにつくためには心身共にリラックスすることが大切ですが、スマートフォンの画面から発せられるブルーライトは体内時計を狂わせます。
ブルーライトは人間が感じる光の中でも波長が短くエネルギーが高い光であるとされ、目に疲労感がたまりやすく、網膜などに負担をかけることがわかっています。

寝つきが悪くなれば睡眠時間も当然短くなるので、朝早く起きられなかったり、たとえ眠れても眠りが浅くなったりと、睡眠障害のような症状が出やすくなります。
睡眠時間が短くなり、眠りが浅くなれば成長ホルモンの分泌も低下することになり、身長が伸びない原因となってしまいます。
家庭内でスマートフォンの使用に関するルールを設けるなど、スマートフォンが睡眠の妨げにならないようにしましょう。

良質な眠りが得られるような環境に整えましょう

良質な眠りとは、心も身体もリラックスした状態で深い眠りが得られた状態のことを言います。
そのような状態になるためには、眠りに落ちやすい環境に整え、生活習慣の見直しが必要です。

よく眠るためには、身体に合った寝具を使用することが大切です。
枕や布団が柔らか過ぎることはないでしょうか。

柔らかい寝具は一見心地よさそうに思えますが、頭や身体が必要以上に沈み込んでしまうため、寝返りをうちづらくなります。
寝返りをうたないと血流が滞り、身体の片側だけに負担がかかったり、肩こりや腰痛などの原因となったりすることがあります。

身体に負担をかけずに眠るには、適度な弾力のある寝具が良いでしょう。

また就寝時間の1時間くらい前に入浴を済ませると、副交感神経が優位になってリラックスできると言われています。
子供の身長を伸ばすには睡眠が肝心と心得て、睡眠環境を整えてみましょう。

(まとめ)子供の身長を伸ばすには睡眠が関係する?

1.質の良い睡眠は子供の身長を伸ばすのに効果的です

子供の身長を伸ばす成長ホルモンは睡眠中に分泌量が増えるため、規則正しい睡眠は成長ホルモンの分泌を促します。寝る子は育つということわざは、医学的にも証明されています。

2.成長ホルモンは就寝中に最も分泌されます

成長ホルモンは睡眠中に分泌量が増え、特に眠りに落ちて最初のノンレム睡眠のときに分泌が活性化します。専門医療機関で成長ホルモン治療が行われるのは、成長ホルモンに身長を伸ばす働きがあるためです。

3.子供の睡眠不足が問題視されています

スマートフォンの使用による子供の睡眠不足は、社会問題として認識されています。スマートフォンの画面から発するブルーライトは目に疲労感を与え、体内時計を狂わせるため、睡眠不足になりやすいと言われています。

4.良質な眠りが得られるような環境に整えましょう

良質な眠りを得るためには、眠りに落ちやすい環境に整え、生活習慣を見直すことが大切です。
身体にフィットする寝具への交換、就寝1時間前の入浴などが効果的だと言われています。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe

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経歴
富山県立富山中部高等学校卒業
金沢医科大学医学部医学科卒業
順天堂医院 初期研修医
順天堂医院 初期研修修了
順天堂医院 整形外科入局
順天堂大学大学院 整形外科学講座
下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
順天堂大学大学院 医学博士取得
SBCグループ・西新宿整形外科 入職
西新宿整形外科  医院長
ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 田邊雄医師