子供の身長がいつ伸びるのかについては個人差があります


子供の身長が最も伸びる時期やどのくらい伸びるのかについては、個人差があるため一概に言うことはできません。
一般的に子供の成長期と呼ばれる時期は、産まれてから1歳頃までの「第一次成長期」と、思春期にあたる「第二次成長期」があります。

第二次成長期は男の子で11歳半頃から、女の子で10歳頃から始まると言われています。
思春期の後半には男の子であれば声変わりをし始め、女の子であれば初潮を迎えるなど、少しずつ大人の身体になっていく準備が始まります。

思春期についての理解を深めましょう

思春期と聞いて、どのようなイメージを思い浮かべるでしょうか。
大人であれば誰もがかつて思春期を経たはずですが、子供の思春期についてよくわからないという親御さんは少なくありません。

思春期は子供から大人へ変化を徐々に遂げていく大切な時期ですが、身長を伸ばす上でも非常に重要な時期となります。

最も身長が伸びる時期は生後~1歳までの1年間となりますが、思春期はそれに次いで身長が急激に伸びていく時期にあたります。
この思春期にあたる第二次成長期をどんなふうに過ごしたかによって、身長の伸び方に差が出ることがあります。
思春期は身体の変化だけでなく、心理的にもさまざまな変化が訪れます。

まず多いのが、大人の身体へと変化することへの戸惑いです。
肉体面の成長と精神面の成長が釣り合わず、子供はストレスを感じがちになります。

また自我が芽生え始めるのもこの時期の特徴で、あらゆることに本質的な疑問を抱くようになります。
人生経験がまだ浅いため、答えが出ないことにフラストレーションを感じることもあります。

このような疑問に対しては親が答えてあげられるというのがベストと言えますが、思春期特有の反抗心から親への反発を強めてしまうことも多くなるでしょう。
思春期の子供への接し方で最も気をつけたいのはまさにこの部分で、反発する子供に対して親が反発してしまうことで、子供との関係性が不安定になります。

不安定な親子関係は子供にストレスを与え、そのストレスが身長の伸びに影響することがあります。
愛情遮断症候群によって成長ホルモンの分泌が低下し、低身長の原因になることは医学的に指摘されています。

思春期の子供への接し方で悩んだら、専門医療機関の医師に相談しましょう。

タンパク質を中心にバランスの取れた食事が基本です


身長を伸ばすために必要な栄養素はいくつもありますが、中でもタンパク質は積極的に摂取したい栄養素の筆頭です。
タンパク質は骨や筋肉の成長と、成長ホルモンの分泌を促す働きがあります。

タンパク質が重要視されるのは、身長に関わる働きだけではありません。
皮膚、毛髪、臓器、血液などを構成する材料となり、免疫機能を司ることにも関係しているからです。

骨を伸ばすためには、タンパク質とカロリーを摂取する必要があります。
タンパク質を含む食材としては肉や魚、大豆、卵などが挙げられ、これらには良質なタンパク質が豊富に含まれています。

特に肉は育ち盛りの思春期の子供が好む傾向が強いので、ハンバーグやカレー、から揚げなどに調理して食べさせてあげると良いでしょう。
ただし食べ過ぎて、カロリーオーバーになると肥満を招くことになるので、大豆製品などのヘルシーな食材を使ったメニューも考えてみましょう。

規則正しい睡眠が成長ホルモンの分泌を促します

成長ホルモンは日中でも分泌されていますが、分泌量が最も増えるのが就寝中の時間帯になります。
特に成長ホルモンの分泌量が増えるのが眠りに落ちてから約2時間後であるとされ、ちょうどこの時間は深い眠りであるノンレム睡眠にあたります。

眠りが浅い状態が続くと成長ホルモンが充分に分泌されず、低身長の原因になることがあります。
日中に適度に身体を動かすと身体が休息を求めて、寝つきが良くなって深い眠りに落ちやすくなります。

運動をすることによって骨に刺激が与えられ、身長が伸びるとも考えられているため、適度な運動を取り入れることは効果的です。
あまり激しすぎる運動は骨の成長を妨げたり、食欲不振につながったりすることもあるので、運動量には気をつけてあげましょう。

(まとめ)子供の身長が伸びる時期はいつ?

1.子供の身長がいつ伸びるのかについては個人差があります

子供の身長が最も伸びる時期やどのくらい伸びるのかについては、個人差があります。子供の成長期は産まれてから1歳頃までの「第一次成長期」と、思春期にあたる10歳前後から始まる「第二次成長期」があります。

2.思春期についての理解を深めましょう

思春期の子供は精神的に不安定になることも多いため、保護者である親がきちんと対応して良好な関係を築くことが大切です。愛情遮断症候群によって成長ホルモンが低下し、低身長の原因になると考えられています。

3.タンパク質を中心にバランスの取れた食事が基本です

身長を伸ばすために必要な栄養素の中でも、最も重視したいのがタンパク質です。タンパク質には骨や筋肉の成長と、成長ホルモンの分泌を促す働きがあり、肉、魚、大豆などに多く含まれています。

4.規則正しい睡眠が成長ホルモンの分泌を促します

成長ホルモンが最も分泌されるのは、夜眠っている時間帯になります。眠ってから2時間後のノンレム睡眠の時に最も分泌量が増えるため、深く眠れるような環境に整えることが大切です。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

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運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師