子供の身長が伸びない悩みは専門医療機関に相談しましょう


子供の身長が伸びない悩みを解決するためには、子供の低身長治療を行っている専門医療機関に相談することが一番の近道です。
子供の身長が伸びない原因はさまざまなケースが考えられるため、専門医療機関にてカウンセリングや検査を受けることが必要となります。

他の子供と比べて身長が伸びていないと感じたら、一度専門医療機関の医師に相談すると良いでしょう。
治療についての説明だけでなく、生活面でのアドバイスなどをしてもらえます。

子供が低身長となる原因は数多くあります

子供が低身長となる原因は大きく分けて2つあります。

まずは何らかの疾患が原因で低身長となっているケースです。
低身長を招く疾患にはさまざまなものがあります。

成長ホルモン分泌不全性低身長症

身長が伸びるのは成長ホルモンの働きによるものですが、この成長ホルモンの分泌量が少ないと、低身長になりやすくなります。
分泌量が減ってしまうのは脳腫瘍などが考えられますが、特に原因が見当たらなくても成長ホルモンの分泌量が低下することがあります。

SGA性低身長症

産まれた時に身長と体重が標準より小さいことを、SGA(small for gestational age)と言います。
子宮内発育不全とも呼ばれ、3歳を過ぎても成長があまり見られず、平均より身体が小さいままです。

甲状腺機能低下症

成長ホルモンだけでなく甲状腺ホルモンが不足しても、低身長の原因となります。
内分泌系疾患の一種で、原発性甲状腺機能低下症やクレチン症などがあります。

慢性腎不全

腎臓の機能が低下することでむくみが起き、老廃物をうまく排泄できない状態です。
栄養素を体内に取り込みにくくなるため、低身長を招くと考えられています。

ターナー症候群、プラダー・ウィリー症候群

ターナー症候群、プラダー・ウィリー症候群は共に染色体の異常であり、難病に指定されています。
ターナー症候群は女の子にだけ見られる疾患で、プラダー・ウィリー症候群は過食や肥満を招くことがあります。

また、疾患以外で低身長となる場合、栄養や睡眠が足りていないことが考えられます。
親からの遺伝で低身長となる可能性もあり、低身長を引き起こす原因は多岐にわたっています。

子供が低身長であると判断する基準について知りましょう


子供の低身長の治療は、早い時期に開始したほうが良いとされています。
低身長の治療には成長ホルモンの投与を行いますが、この治療法は骨端線が閉じてしまうと効果が出なくなるため、早い段階での治療開始が推奨されています。

では低身長であると判断する基準はどこにあるのでしょうか。
目安としては、成長曲線において、標準偏差が-2SD以下の場合に低身長である可能性が高いとされています。
標準偏差とは平均値と比較してどのくらい差があるかを示した数値で、低身長の判断基準として用いられています。

もし-2SD以下に当てはまらない場合でも、子供が自分の身長が低いことに悩みを持っているようであれば、一度専門医療機関に相談すると良いでしょう。
現在の身長がさほど低くなくても身長の伸びがあまり良くない場合、実は低身長症だったという例もあるからです。

成長ホルモン治療は子供の低身長の悩みを解決します

専門医療機関による成長ホルモン治療は、下記に挙げる疾患に対して効果を発揮する治療法になります。

・成長ホルモン分泌不全性低身長症
・甲状腺機能低下症
・SGA性低身長症
・ターナー症候群
・プラダー・ウィリー症候群
・ヌーナン症候群
・軟骨異栄養症
・慢性腎不全

3歳以上の子供で、専門医療機関にて低身長症であると診断された場合に限り、成長ホルモン治療を受けることができます。
個人差はありますが、治療を開始してからの1年間で最も身長が伸び、その後は急激に伸びることはないものの、少しずつ平均的な身長に近づいていきます。

成長ホルモンは注射によって投与しますが、これは成長ホルモンを口から摂取すると胃の中で消化されてしまうためです。
成長ホルモンはタンパク質の一種であるため安全性が高く、重篤な副作用が起こらないことが特徴です。

(まとめ)子供の身長が伸びない悩みを解決する方法とは?

1.子供の身長が伸びない悩みは専門医療機関に相談しましょう

子供の身長が伸びない悩みを解決するには、子供の低身長治療を行っている専門医療機関に相談するのが良いでしょう。治療についての説明や生活面でのアドバイスなど、低身長の悩みを解決するためのサポートをしてもらえます。

2.子供が低身長となる原因は数多くあります

子供が低身長となる原因は、疾患によるものとそうではないものの2つに分けて考えることができます。原因となる疾患には成長ホルモン分泌不全性低身長症や、SGA性低身長症があり、疾患以外の原因としては生活習慣や親からの遺伝の影響などがあります。

3.子供が低身長であると判断する基準について知りましょう

低身長であると判断する基準としては、成長曲線において標準偏差が-2SD以下であるとされています。-2SD以下に当てはまらない場合でも、低身長症であるケースも考えられるため、気になることがあれば専門医療機関に相談するのがおすすめです。

4.成長ホルモン治療は子供の低身長の悩みを解決します

専門医療機関にて行う成長ホルモン治療は、成長ホルモンの不足が原因の低身長症に対して有効です。個人差はありますが、治療を開始してからの1年間で最も身長が伸び、その後は徐々に平均身長に近づいていきます。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe
経歴
富山県立富山中部高等学校卒業
金沢医科大学医学部医学科卒業
順天堂医院 初期研修医
順天堂医院 初期研修修了
順天堂医院 整形外科入局
順天堂大学大学院 整形外科学講座
下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
順天堂大学大学院 医学博士取得
SBCグループ・西新宿整形外科 入職
西新宿整形外科  医院長
ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 田邊雄医師