成長ホルモンが子供の身長の伸びを促すため、不足すると伸びが悪くなることがあります


脳下垂体前葉から分泌される成長ホルモンは子供の身長を伸ばすために必要で、不足すると身長が伸びにくくなってしまいます。
十分成長ホルモンを分泌させるには、日頃の生活でタンパク質を十分取り睡眠不足を防いで、全身運動に取り組みましょう。

しかしそれでも子供の身長が伸びなければ、専門医療機関での受診を検討してみましょう。

子供の身長を伸ばすには成長ホルモンの分泌が十分であることが必要です

成長ホルモンとは脳下垂体前葉から分泌されるホルモンのひとつで、夜寝ている間に最もさかんに分泌されます。
もし何らかの原因で睡眠不足が続いてしまうと成長ホルモンの分泌量が減ってしまい、身長が伸びにくくなることがあります。

子供の身長が伸びる仕組み

子供の身長は骨が伸びることにより身長が高くなっていきますが、この働きは成長ホルモンによって促されるため、成長ホルモンの分泌不足は子供の身長の伸びに関係しているのです。
そして子供の骨にある骨端線と呼ばれる部分には軟骨細胞でできており、その細胞が増殖することで骨が長くなり、石灰化されて硬く丈夫になっていきます。

成長ホルモンのその他の働き

成長ホルモンは子供の身長を伸ばすだけではなく、体の代謝を促す大切なもので大人になっても分泌されています。
先天的な原因で成長ホルモンが不足する場合もありますが、日頃の生活習慣の影響で十分な成長ホルモンが分泌されず子供の身長の伸びが小さくなる可能性があるのです。

成長ホルモンを分泌不足にさせないための生活の仕方を心がけましょう


生活習慣が原因で成長ホルモンの分泌が不足しないように、日頃の生活を見直し改善することがおすすめです。
そこで、次のような子供の身長を伸ばすためのポイントに取り組んでみましょう。

タンパク質をしっかり取る

成長ホルモンの元になり体をつくるためにも必要なタンパク質は、栄養が不足するとエネルギーとして消費されてしまうため、エネルギーもきちんと取りつつ十分なタンパク質を取ることが大切です。
そのためには、日頃の食事のうちタンパク質が少なくなりがちな朝食や間食のメニューを改善してみましょう。

十分な睡眠時間を確保する

夜寝ている間に成長ホルモンが最も分泌されることから、質の高い睡眠を夜のうちにしっかり取らせることがポイントです。
そのためには夜更かししないよう早寝を促し、寝る前の時間をリラックスして過ごしたり寝室を暗くしたりして深い睡眠を導きましょう。

全身運動を行う

運動後に成長ホルモンが分泌されるといわれるため、定期的な全身運動もおすすめです。
その場合は反らす・曲げる・ひねるといった要素を含む運動が良く、骨に縦方向の圧を加えることも子供の身長を伸ばすにはポイントになります。

生活習慣を改善しても子供の身長に不安があれば専門医療機関を受診しましょう

生活習慣を改善していてもなかなか身長が伸びない時には、原因を専門医に追及してもらう方法もあります。
そのためには低身長の専門医が在籍する専門医療機関を受診しましょう。

診察の内容

専門医を訪ねると、カウンセリングや検査を行いその結果によってさらに詳しい検査を行ったり、生活上の注意などアドバイスを受けたりすることになります。
具体的な施術を始めるまで何度か通院する必要はありますが、子供に対して必要性があり効果も期待できると医師が判断した結果、成長ホルモン治療を提案される場合もあります。

成長ホルモン治療の仕方

成長ホルモンの不足を補うために成長ホルモン剤を注射で投与する方法です。
ここで使用するホルモン剤は体内でも分泌されている成長ホルモンのため、安全性が高く安心して施術を受けられるという特徴があります。

そして注射は1日に決められた回数うつ必要があるものの、自宅で家族や子供自身の手で投与することができ、通院する手間がかからず取り組みやすいといえます。
しかし施術のスタートまでに病院で注射の仕方を指導し慣れるよう練習することができるので、注射を行う心配も解消できるでしょう。

(まとめ)成長ホルモンが足りないと子供の身長は伸びない?

1.成長ホルモンが子供の身長の伸びを促すため、不足すると伸びが悪くなることがあります

成長ホルモンにより子供の身長を伸ばすよう促すため、十分な分泌が大切です。日常生活の中で、タンパク質の摂取や睡眠不足を防ぐこと、全身運動を心がけることをおすすめします。
そのような改善をしても身長が変わらなければ専門医を訪ねてみましょう。

2.子供の身長を伸ばすには成長ホルモンの分泌が十分であることが必要です

成長ホルモンは子供の身長を伸ばす働きを持っているため、十分分泌されないと背が伸びにくくなってしまいます。先天的な原因で成長ホルモンが不足することもありますが、生活習慣が関係していることも少なくありません。

3.成長ホルモンを分泌不足にさせないための生活の仕方を心がけましょう

生活習慣による成長ホルモン不足にならないように、タンパク質をしっかり取って十分で質の高い睡眠を取り、適度な全身運動をするよう心がけましょう。日頃の生活の見直しによって子供の身長が改善する可能性もあります。

4.生活習慣を改善しても子供の身長に不安があれば専門医療機関を受診しましょう

子供の身長が生活習慣を変えても、伸びなければ専門医療機関を受診してみましょう。するとカウンセリングや検査を受けて、その後必要な施術の提案などが行われます。
必要性などにより成長ホルモン治療が紹介されることもあります。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe

 

経歴
2003 年 富山県立富山中部高等学校卒業
2011 年 金沢医科大学医学部医学科卒業
2011 年 順天堂医院 初期研修医
2013 年 順天堂医院 初期研修修了
2013 年 順天堂医院 整形外科入局
2014 年 順天堂大学大学院 整形外科学講座
2013-2018 年 下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
2018 年 日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
2018 年 順天堂大学大学院 医学博士取得
2018 年 SBCグループ・西新宿整形外科 入職
2018 年 西新宿整形外科  医院長
2019 年 ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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お問い合わせ 0120-962-992
院長 田邊雄医師