子供の身長は妊娠中の過ごし方よりも、生まれてからの生活環境の影響の方が大きいです


妊娠中に喫煙飲酒を続けていると生まれた子供の身長が低くなる可能性があり、その他にも健康被害が現れることもあります。
しかしそれ以外の妊娠中の過ごし方が大きく身長の伸び方に関わっているとは言い切れないため、生活習慣の改善で背を伸ばすよう促しましょう。

そのポイントは十分な睡眠とタンパク質の摂取で、これを続けることにより低身長が改善する場合もあります。
それでも身長の伸びが悪い時は、専門医療機関へ出かけてみましょう。

妊娠中の過ごし方を気にしすぎず、これからどう伸ばすかを考えることです

子供の身長の伸びが思わしくなく、中には妊娠中の過ごし方に原因があると思ってしまう方もいるかもしれません。
例えば、妊娠中は避けるべきと推奨させているタバコやアルコールを常用せず早い段階でやめていたのであれば、妊娠中の生活が直接子供の低身長に関わっているとは言い切れないでしょう。

まったく妊娠中の状況だけが原因で身長がうまく伸びないわけではないため、子供が誕生してからこれまでの生活環境や生活習慣を振り返り、その中に原因はないか探ることがおすすめです。

妊娠中の禁酒禁煙が勧められる理由

妊娠中に妊婦が喫煙していると低体重の子供が生まれやすいといわれており、初期のうちの喫煙であってもその影響が出る可能性があるのです。
そして妊娠中の飲酒についても、アルコールを分解した時に発生するアセトアルデヒドが胎児に届いてしまい、それを分解する能力がないために母体よりもひどく酔っていることになります。
すると胎児アルコール中毒になることがあるのです。

生まれてからの生活習慣に気をつけて身長を伸ばしやすくしましょう


出産後はアルコールが子供に直接届くことはなくなるものの、タバコは副流煙を吸いこむことになり健康被害がまったくないとは言い切れません。
そのため、禁煙は引き続き行うようにし、それ以外の生活習慣も子供の身長を伸ばすためのものにしましょう。
子供のために気を付けたい生活習慣のポイントは以下のものです。

睡眠不足にさせない

子供の身長を伸ばすには成長ホルモンの十分な分泌が必要で、そのためには夜の睡眠時間がきちんと確保されていることがポイントです。
日本の子供たちは慢性的な睡眠不足の傾向にあるので、幼児は10時間半以上、小学生でも9時間半~10時間は睡眠を取れるよう促しましょう。

タンパク質を十分取る

実は子供の身長を伸ばすために積極的に取りたい栄養素はカルシウムよりもタンパク質で、なぜなら子供の骨が伸びる時には軟骨細胞を増やすためです。
この軟骨細胞をつくる元になるものはタンパク質であることから、十分なタンパク質の摂取が背を高くする役に立ちます。

もちろんカルシウムも骨を丈夫にするために必要で、その他の栄養素もバランスよく取ることが健康的な体づくりにつながり、子供の身長を伸ばすことになっていきます。

普段の生活習慣を改善しても身長が伸びない時は専門医の診察を受けましょう

妊娠中に喫煙や飲酒をしていたわけでもなく、生活習慣の改善を行っていてもなかなか子供の身長が伸びない時は、何らかの原因があるかもしれません。
その場合は、専門医療機関で低身長についての診察を受けてみましょう。

専門医の元で診察や検査を受けるとその結果に基づいて、必要な施術や生活するうえでのアドバイスを受けることができます。
さらに必要があればより詳しい検査をしたり、成長ホルモン治療の提案がされたりすることもあります。

成長ホルモン治療のメリット

成長ホルモン治療とは、ホルモン不足によって低身長が引き起こされている時などに行われる施術で、注射により成長ホルモンを補っていきます。
注射で投与を行いますが毎日注射のために通院する必要はなく、針のごく短い注射器を使うため子供自身や家族が投与することも慣れれば安心してできるようになります。

そして成長ホルモン治療は、その子に対しての必要性や効果の期待があることなどから医師が施術するかどうかを判断し、提案されるので、無駄の少ない施術が受けられるのです。

(まとめ)子供の身長は妊娠中の過ごし方が影響するの?

1.子供の身長は妊娠中の過ごし方よりも、生まれてからの生活環境の影響の方が大きいです

妊娠中の喫煙や飲酒が子供の身長に影響を与えることはありますが、妊娠中の過ごし方だけで身長が決まるとは限りません。そのため生まれてからの生活習慣で、十分な睡眠とタンパク質の摂取を心がけると低身長の改善に役立つ可能性があります。

2.妊娠中の過ごし方を気にしすぎず、これからどう伸ばすかを考えることです

妊娠中に喫煙や飲酒を早めにやめたのであれば、妊娠中の過ごし方が原因で子供の身長が伸びないとは言い切れません。それよりも子供が生まれてからの生活習慣や、その環境に要因があることが考えられます。

3.生まれてからの生活習慣に気をつけて身長を伸ばしやすくしましょう

妊娠中以外も禁煙することはおすすめで、生活習慣では子供の身長が伸びやすいことを心がけましょう。そのためのポイントは睡眠不足にさせないことやタンパク質の十分な摂取などがあり、成長ホルモンのスムーズな分泌を大切にした生活がおすすめです。

4.普段の生活習慣を改善しても身長が伸びない時は専門医の診察を受けましょう

妊娠中に喫煙や飲酒をしておらず、生活習慣を改善しても子供の身長が伸びなければ、専門医療機関で低身長についての診察を受けましょう。診察や検査により適切な施術やアドバイスが受けられるため、低身長の改善に取り組みやすくなります。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

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運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師