成長期のカルシウム摂取量は、大人よりも2~3倍必要です


成長期の子供にとってカルシウムは特に必要な栄養素の一つと言われています。
子供の年齢によってカルシウムの摂取量の目安は決められており、健康な身体を作るためには食事の中でしっかり摂ることが重要です。

体重あたりにすると、大人よりもおよそ2~3倍以上摂取することが必要になってきます。
しかし、成長期の子供の多くがカルシウム不足と言われており、日本人のカルシウム摂取量は先進国の中で最下位という報告もあります。

子供の多くがカルシウム不足と言われています

カルシウムは成長期の子供にとって重要な栄養素の一つと言われています。
カルシウムの摂取量の推奨されている目安として、10~11歳は700~750mg、12~14歳は1000~800mg程度とされています。

基本的には身体が大きくなる男の子の方が多くの量を必要と考えられているのです。

また男女ともに成長期であり、活動が活発である小学校の高学年~中学生にかけて1日に必要なカルシウムの摂取量は最大とされています。
大人の摂取量が約650mgであるため、体重あたりで計算すると子供のカルシウム摂取量は、大人の2~3倍以上必要と言われているのです。

しかし成長期の子供の多くがカルシウム不足との報告があります。
成長期はカルシウムの吸収率が最も良く、骨量を増やせる時期でもあります。

この時期にカルシウムをしっかり摂取することで骨量を増やし、将来の骨粗鬆症を予防することが期待できるでしょう。
カルシウムの上限量は、0歳~17歳までの子供に対しては設定されていません。

ただ、制限がないからと言っても過剰に摂取することの安全性が補償されているわけではありません。

カルシウムの不足はさまざまな悪影響につながる場合があります


カルシウムは、骨や歯を形成し神経や筋肉の興奮を抑制するなどの役割があります。
そのため不足すると、さまざまな影響を及ぼします。

  • 成長を妨げる
  • 骨や歯が脆くなる
  • 足がつりやすくなる
  • 高血圧になりやすくなる
  • イライラする
  • 集中力が低下する
成長期の子供がカルシウム不足になる原因

成長期の子供のカルシウムが足りない要因はさまざまあると言われています。

摂取量自体が少ない

先進国の中でも、日本人のカルシウム摂取量は最下位との報告があります。
また体内での吸収率が低いため、意識して多く摂取しないとすぐに不足してしまいます。

インスタント食品やスナック菓子の食べ過ぎ

インスタント食品やスナック菓子にはリンが多く含まれています。
このリンは、カルシウムの吸収を妨げると言われています。
そのため、インスタント食品を食べ過ぎると、カルシウム不足につながるのです。

日光不足

カルシウムはただ摂取するだけでは、不十分と言われています。
日光を浴びることで体内にカルシウムの吸収を助けるビタミンDが生成されると言います。

ゲームやスマートフォンの普及で、外で活動する時間が減り、そのぶんビタミンDも作られづらくなっていると考えられるのです。

カルシウムはビタミンDと一緒に摂ることで吸収率がアップします

カルシウムは吸収率が低い栄養素と言われています。
そのため摂取量を増やしても、うまく吸収されないことがあります。

カルシウムの吸収率を上げるためには、ビタミンDやマグネシウムの摂取が効果的です。
ビタミンDは青魚やキノコ類、卵など、マグネシウムは豆類、海藻類、ナッツ類などに多く含まれます。

これらの食材を意識し、カルシウムの摂取量を増やす食生活を心がけましょう。
カルシウム不足が心配な場合は、自己判断でサプリメントの服用などは控えた方がいいと考えられています。

それはカルシウムの過剰摂取によって副作用が起こる可能性があるからです。
心配な場合は、必ず専門の医療機関などに相談するようにしてください。

相談することで、正しい適正量の調整など行うことができます。

(まとめ)成長期に必要なカルシウムの摂取量とは?

1.成長期のカルシウム摂取量は、大人よりも2~3倍必要です

カルシウムは成長期の子供にとって必要な栄養素の一つです。子供の年齢によってカルシウムの摂取量の目安が決められていますが、多くの子供が不足していると言われています。
成長期の子供は、大人よりも2~3倍以上のカルシウムの摂取が必要になりきます。

2.子供の多くがカルシウム不足と言われています

カルシウムの摂取量の推奨されている目安は12~14歳は1000~800mg程度とされています。成長期の子供の多くがカルシウム不足と言われています。
この時期はカルシウム吸収率が最も良いため、しっかり摂取するように心がけましょう。

3.カルシウムの不足はさまざまな悪影響につながる場合があります

カルシウムが不足すると、成長が妨げられ、骨が脆くなりやすくなります。また集中力低下、イライラするなど精神面にも影響を及ぼすのです。
子供のカルシウム不足が起きる原因として、摂取量の不足やインスタント食品の食べ過ぎ、日光不足などが考えられます。

4.カルシウムはビタミンDと一緒に摂ることで吸収率がアップします

カルシウムは吸収率が低い栄養素の一つです。吸収率をアップさせるためには、ビタミンDやマグネシウムの摂取が効果的です。
カルシウムの摂取量を増やすような食生活を心がけるようにしましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe

 

経歴
2003 年 富山県立富山中部高等学校卒業
2011 年 金沢医科大学医学部医学科卒業
2011 年 順天堂医院 初期研修医
2013 年 順天堂医院 初期研修修了
2013 年 順天堂医院 整形外科入局
2014 年 順天堂大学大学院 整形外科学講座
2013-2018 年 下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
2018 年 日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
2018 年 順天堂大学大学院 医学博士取得
2018 年 SBCグループ・西新宿整形外科 入職
2018 年 西新宿整形外科  医院長
2019 年 ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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お問い合わせ 0120-962-992
院長 田邊雄医師