身長を伸ばすとされるサプリの効果は科学的に証明されていません


栄養が足りている状態でサプリを足しても、身長を伸ばす効果は期待できないでしょう。たとえばアルギニンや成長ホルモンを含むサプリを内服しても、実際の効果はほぼ期待できません。

そして成長に必要な栄養素は食べ物から取る方が、サプリよりも幅広い栄養を取ることができます。とくに身長を伸ばすためには、タンパク質・カルシウム・亜鉛・マグネシウムを不足しないよう取りましょう。

また成長ホルモンの分泌が行われる睡眠時間が十分取れていることもポイントです。

栄養が十分であればサプリの効果はまず期待できません

もしなんらかの栄養素が不足した状態でそれの成分が含まれたサプリを取った時、体によい変化があるかもしれません。ですが日頃から食事で栄養を取り、さらに身長を伸ばす目的でサプリを使ったとしても変化は期待できないでしょう。

それに身長を伸ばすことに役立つとされる成分がサプリの宣伝に使われている場合、実際は内服で働くものではない場合もあります。

アルギニンを含むサプリ

アルギニンは成長ホルモンの分泌を促進する働きが期待される成分ですが、販売されている多くのサプリには、身長に変化が出るほどの量のアルギニンは含まれていません。

もし食べ物以外でアルギニンを与えて身長を伸ばすには血液中に投与する必要があり、しかもサプリの含有量を大きく超えます。したがってアルギニンを取る時は食べ物に含まれた天然の状態で、他の栄養素と取った方が子供の成長に役立つでしょう。

成長ホルモンを含むサプリ

アルギニンと同じく成長ホルモンは内服しても効果がそのままでるものではなく、血中に分泌されて身長を伸ばすよう促す働きをします。そのため成長ホルモンの成分入りのサプリを飲んだとしても身長が伸びる効果は低いでしょう。

成長に必要な栄養素は食べ物から取ることをおすすめします


さまざまな栄養素が子供の健やかな成長には必要ですが、身長をよく伸ばしたい時に心がける栄養素の取り方は次の通りです。

子供の身長を伸ばすために欠かせない栄養素

・タンパク質
肉・魚・卵・乳製品・大豆製品などに含まれており、これらのどれかに偏ることなくまんべんなく取るようにすると、栄養の幅が広がります。また肉に偏ると脂肪の取りすぎになりやすく、脂肪の少ない食べ物とバランス良く取りましょう。

・カルシウム
日本人の食が欧米化したことにより小魚や海藻を取る機会が減ってきていますが、料理にプラスしたり間食のメニューに加えたりしましょう。

骨ごと食べられる小魚や海藻類、乾物には豊富なカルシウムが含まれているため、和食メニューを加えることが理想的です。

・亜鉛
身近な食品では、豚もも肉・納豆・アーモンド・いわし水煮・凍り豆腐・鶏ささみなどがあります。亜鉛はサプリを使うと取りすぎになることがあり、食べ物から適度に取りましょう。

・マグネシウム
ナッツ類に多く含まれますが脂質も高いため、食べ過ぎに注意しましょう。他には、大豆製品・ひじき・かき・ほうれんそうなどにも含まれています。

成長ホルモンの分泌がスムーズであることも身長に関わります

子供の身長を伸ばすために役立つと言われる栄養素を積極的に取っても、成長ホルモンが十分分泌されていなければ身長の伸びを促す効果も半減してしまいます。そこで成長ホルモンの分泌を阻害しない生活の仕方も心がけましょう。

とくに成長ホルモンの分泌がさかんになる夜の睡眠中は、熟睡できており睡眠時間が不足しないことがポイントです。

理想的な睡眠時間を確保

勉強や習い事、ゲームなどで睡眠時間が短くなりがちですが、幼児の間は10時間以上、小学校低学年で10時間、高学年から中学生でも9時間半は眠りましょう。

そして疲れた時はさらに睡眠時間を長めに取って体を休めます。

ストレスを解消する

ストレスを抱えた状態ではなかなか熟睡をすることができないため、日中に運動や外遊びをして発散したり、寝る前にゆっくりストレッチをしたりしましょう。

やや暗めの照明にして寝る前の時間を過ごすと心が落ち着きやすく、ラベンダーなどの香りを寝室に置く方法もあります。

(まとめ)身長を伸ばすサプリに効果はあるの?

1.身長を伸ばすとされるサプリの効果は科学的に証明されていません

サプリに直接身長を伸ばす効果は期待できないため、食べ物で必要な栄養素をバランス良く取りましょう。とくに身長を伸ばすにはタンパク質をはじめとして、カルシウムなどが必要です。

また成長ホルモンが身長の伸びを促すので、夜の睡眠時間確保も心がけましょう。

2.栄養が十分であればサプリの効果はまず期待できません

栄養不足の状態でサプリを取れば体調に変化があるかもしれませんが、食事が取れていればサプリの効果で身長が伸びることはないでしょう。

アルギニンや成長ホルモン成分入りのサプリも、内服では本来の効果の発揮は難しく、身長を伸ばすことは難しいです。

3.成長に必要な栄養素は食べ物から取ることをおすすめします

子供の身長を伸ばすために取るべき栄養素は、タンパク質・カルシウム・亜鉛・マグネシウムです。

これらの栄養素を多く含む食品をバランス良くメニューに取り入れて、補給しましょう。

4.成長ホルモンの分泌がスムーズであることも身長に関わります

成長ホルモンの分泌がスムーズでなければ、食べ物から取った栄養を身長の伸びに十分生かしにくくなります。

そのためには夜の睡眠時間が不足し内容、確保することが必要で、ストレスを抱えていると熟睡しづらいため、ストレス解消もしましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
川原 昭久医師
かわはら あきひさ/Akihisa Kawahara
経歴
福島県立医科大学 医学部 卒業
平塚共済病院 臨床研修医
昭和大学藤が丘病院 整形外科 入局
下記 昭和大学藤が丘病院関連施設にて勤務・研修
東戸塚記念病院、横浜新都市脳神経外科病院、横浜旭中央病院、海老名総合病院、山梨赤十字病院、戸塚共立リハビリテーション病院、相模野病院
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
下田総合病院
西新宿整形外科クリニック 医院長に就任
ロコモアドバイスドクター 就任(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
住所 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-3 新宿大京ビル7階
お問い合わせ 0120-962-992
院長 川原 昭久医師