適度の筋トレは背を伸ばすのに効果的です


適度の筋トレは背を伸ばすのに効果的とされています。なぜなら筋トレをすることによって成長ホルモンが分泌されるからです。

背が伸びるときには成長ホルモンや、成長ホルモンによって産生が促されるソマトメジンCという物質が必要となります。成長ホルモンは脳のある下垂体という部分から放出されますが、別名をヒト成長ホルモン(HGH)と呼ばれています。

名前が表す通り人の成長にとって欠かすことのできないホルモンで、背を伸ばす際にも重要な役目を果たすのです。

成長という名前がついているので、成長期にしか分泌されないと思われがちですが、実際には大人になっても分泌されるホルモンです。

筋トレをすることによって背を伸ばす効果が期待できます

筋トレをすると背が伸びるのを妨げるなどと言われるケースがありますが、適度の筋トレであればむしろ背を伸ばすに効果的とされています。なぜなら筋トレをすることによって成長ホルモンが分泌されるからです。

成長ホルモンはヒト成長ホルモン(HGH)とも呼ばれており、脳下垂体から分泌され、私たちの身体にさまざまな影響を与えます。たとえば成長ホルモンによって骨が伸びることで、背が伸びることとなるのです。

子供が成長していく上で、とくに背が伸びる2つの時期があり、その時期のことを「第一次成長期」「第二次成長期」と呼んでいます。第一次成長期と第二次成長期の間あるのが「前思春期」と呼ばれる時期です。

前思春期には2つの成長期と比べ、比較的緩やかに背が伸びていきます。そして前思春期の子供のせを伸ばすのに、とくに必要とされる成長因子が成長ホルモンなのです。

前思春期は男の子の場合で4歳から11歳、女の子の場合で4歳から10歳の間とされます。この間にしっかりと身体を動かして成長ホルモンの分泌を促進すれば、背を伸ばす効果が期待できるのです。

ムリな筋トレは子供の健全な成長を妨げます


「過ぎたるは及ばざるがごとし」などという言葉がありますが、筋トレもやり過ぎれば子供の健全な成長を妨げます。筋トレのやり過ぎがもたらす弊害について知るためには、筋トレで筋肉が付くメカニズムを知っておかなければなりません。

筋肉とは1つの塊ではなく、筋線維という線維の束が集まってできています。鶏のささみをイメージしてもらうとわかりやすいのではないでしょうか。

鶏のささみを茹でると、細い線維状に裂くことができると思いますが、あの1本1本が筋線維の集まりなのです。では筋トレはなにをしているのかというと、筋線維を断裂させているのです。

断裂などというと驚かれるかも知れませんが、筋肉痛も筋線維の断裂によって起こる現象ですし、それがひどくなると肉離れにつながるのです。断裂した筋線維はしばらくすると再度結合します。

その時に以前と同程度の負荷では切れないように強くなるのです。これが筋トレで筋肉が付く仕組みです。

ただあまり幼い頃から激しい筋トレをしていると、筋肉を回復させることにばかりエネルギーが使われることとなります。その結果、子供の健全な成長を妨げるリスクが高くなるのです。

適度な運動や睡眠が背を伸ばすカギとなります

筋トレに限らず適度な運動は背を伸ばすカギとなりますし、睡眠も背を伸ばす上で重要なファクターとなります。昔から「寝る子は育つ」などと言いますが、それには科学的な裏付けがあるのです。

子供の背を伸ばすには「成長因子」と呼ばれるものが必要となります。第一次成長期の成長因子は栄養であり、前思春期の成長因子は成長ホルモンです。

第二次成長期には性ホルモンが活発に分泌され、身長を伸ばすとともに骨の成長をストップさせる方向に向かいます。思春期を過ぎると背が伸びにくくなるのはそのためです。

男の子の場合は4歳から11歳が、女の子の場合は4歳から10歳が前思春期にあたり、その時期の子供の背を伸ばす成長因子が成長ホルモンという訳なのです。成長ホルモンは筋トレをしたり運動をしたりすると分泌が活発になります。

また寝ている間にも成長ホルモンは活発に分泌されるので、しっかりと運動をして十分な睡眠をとることが背を伸ばすカギとなるのです。

(まとめ)背を伸ばすのに筋トレはOK?それともNG?

1.適度の筋トレは背を伸ばすのに効果的です

適度の筋トレをおこなうことは、背を伸ばすという意味でも効果的とされます。なぜなら筋トレをおこなうことで成長ホルモンが分泌されるからです。

成長ホルモンの働きによって筋肉が成長したり骨が伸びたりすることで、結果として背が伸びる訳です。

2.筋トレをすることによって背を伸ばす効果が期待できます

筋トレをすると成長ホルモンの分泌が活発になります。成長ホルモンには骨を成長させる働きがあるので、成長ホルモンの分泌が活発になれば、それだけ背が伸びる可能性も高くなるのです。

成長ホルモンはとくに前思春期の子供の背を伸ばすことで知られています。

3.ムリな筋トレは子供の健全な成長を妨げます

ムリな筋トレを継続しておこなった場合、子供の健全な成長を妨げる可能性があります。

筋トレは筋線維を断裂させる行為にほかならず、激しい筋トレをおこなった場合、損傷の修復にばかりエネルギーが費やされることとなるからです。

4.適度な運動や睡眠が背を伸ばすカギとなります

適度な筋トレや運動をおこなうと、成長ホルモンの分泌が活発になります。

とくに前思春期の子供にとって成長ホルモンこそが成長因子であるため、しっかりと運動をして成長ホルモンを分泌されることが背を伸ばすカギとなります。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe
経歴
富山県立富山中部高等学校卒業
金沢医科大学医学部医学科卒業
順天堂医院 初期研修医
順天堂医院 初期研修修了
順天堂医院 整形外科入局
順天堂大学大学院 整形外科学講座
下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
順天堂大学大学院 医学博士取得
SBCグループ・西新宿整形外科 入職
西新宿整形外科  医院長
ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
住所 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-3 新宿大京ビル7階
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院長 田邊雄医師