子供はカルシウムを吸収率の高い取り方で摂取する必要があります


カルシウムは、食品によって吸収率が大きく異なるという特徴があります。カルシウムを多く含んでいる食品は多くありますが、とくに乳製品からの摂取が吸収率が高いとされています。

牛乳などの乳製品は吸収率が約50%で、小魚は約30%、青菜が18%、カルシウムの含有量だけではどれだけ吸収できるのかはっきりわからないといえるでしょう。

カルシウムをしっかり摂取するためには、摂取方法にも気をつける必要があります。

カルシウムを多く含む食品には魚や野菜もあります

成長期は、カルシウムを吸収する必要がある時期と言われています。成長期にカルシウムをしっかり摂取していると、骨にたくさんのカルシウムを蓄えておけるとされています。

カルシウムを多くとっていると骨が丈夫になるため、骨折などの心配が減るでしょう。

また子供の頃に骨に蓄えたカルシウムが多いほど、年齢が上がってからも丈夫な骨を維持しやすく、骨粗しょう症になりにくいといわれています。

カルシウムの必要摂取量は大人になると減少しますが、成長期にはかなり多くの量が必要とされています。身体の小さい子供でも、8歳からは1日に約650mg以上摂取しなければなりません。

とくにカルシウムの必要量が一番多い時期という12歳から14歳の間は、1日の摂取量が男子約1,000mg、女子約800mgとされています。

大人では、30歳以上で1日に約650~700mgのカルシウムが必要とされているので、成長期には大人の倍近くのカルシウムが必要といえるでしょう。

また15歳から29歳の時期には、男子が約800mg、女子約650mgのカルシウムが必要とされていて、基本的には女子よりも男子の方がカルシウムの必要量が多いといえます。

カルシウムを多く含む食品には魚や野菜があります


カルシウムを多く含む食品には魚や野菜があります
日本人は一般的にカルシウム摂取量が必要量に足りていないと言われています。日本人のカルシウム不足は、カルシウムの含有量が多く吸収率の高い乳製品の摂取量が少ない、和食ではカルシウムがとりにくいなどの原因のためと考えられています。

そのため成長期には積極的にカルシウムを多く含む食品を摂取する必要があるでしょう。カルシウムの多い食品には、 以下のものがあります。

・牛乳・ヨーグルト・チーズなどの乳製品
・しらす・ししゃも・桜えび などの魚介類
・ひじき・わかめなどの海藻類
・小松菜・水菜・モロヘイヤなどの緑黄色野菜
・納豆・豆腐・厚揚げなどの大豆製品

牛乳は200mlで220mgのカルシウムが摂取できるとされています。成長期の子供は、毎日カルシウムを含む食材に気をつけながら、コップ1杯の牛乳を飲むと、カルシウムを摂取しやすいでしょう。

カルシウムは食品によっては吸収されにくい栄養素と言われています。食品を多くとっても吸収されないという心配もあるので、効率よくカルシウムを摂取するために、ビタミンDも同時に摂取しましょう。

ビタミンDは、魚介類・卵・きのこ類などに多く含まれ、日光を浴びると体内で合成される栄養素です。

カルシウムは身長の伸びには関係ないとされています

カルシウムは骨を丈夫にする働きをするため、基本的に身長を伸ばすための栄養素とは異なります。成長期で身長が伸びる時には、骨の端にできる「骨端線(こったんせん)」という軟骨組織が増えて骨が長くなるとされています。

軟骨はタンパク質から作られるので、身長を伸ばすために必要な栄養素は実際にはタンパク質とも言われています。

ただ身長を伸ばしたいからとタンパク質だけを多く摂取して、カルシウムが不足すると歯や骨が弱くなる場合もあるでしょう。

タンパク質は肉や魚、大豆製品などに多く含まれています。とくに動物性のタンパク質を過剰に摂取すると、体内のカルシウムが使われてしまう場合もあるので気を付けましょう。

成長期に身長が伸びないという場合には、カルシウムの摂取量が足りないからではなく、さまざまな原因が考えられます。

身長が成長曲線の平均身長から大きく外れている場合には、病気が原因で低身長になっていかもしれません。

主に成長ホルモンの分泌不全や染色体の病気、SGA性低身長症、骨の病気などの心配もあるため、早めに専門の医療機関に相談しましょう。

(まとめ)子供に必要なカルシウムの効果的な取り方は?

1.子供はカルシウムを吸収率の高い取り方で摂取する必要があります

カルシウムは食品によって吸収率が異なる栄養素とされています。カルシウムを含む食品には、乳製品や魚などがありますが、その中でも牛乳などの乳製品はカルシウムの吸収率が高く摂取しやすい食品と言われています。

2.カルシウムを多く含む食品には魚や野菜もあります

成長期にはカルシウムをたくさん摂取する必要があります。カルシウムの必要量が一番多い12歳から14歳の間には、男子が約1,000mg、女子は約800mgが必要で、大人の倍近くの必要量があるとされています。

3.カルシウムを多く含む食品には魚や野菜があります

日本人は一般的にカルシウムの摂取量が少ないといわれています。 多くのカルシウムが必要な成長期には、なるべく乳製品や魚介類などのカルシウムの含有量が多い食品を摂取するようにし、吸収率を高めるビタミンDを含む食品も一緒に摂取するとよいでしょう。

4.カルシウムは身長の伸びには関係ないとされています

カルシウムは骨を丈夫にする働きをする栄養素で、 身長を伸ばす働きはないとされています。成長期に子供の身長が伸びない場合には、病気にかかっていることもあるので早めに医師に相談しましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe
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経歴
富山県立富山中部高等学校卒業
金沢医科大学医学部医学科卒業
順天堂医院 初期研修医
順天堂医院 初期研修修了
順天堂医院 整形外科入局
順天堂大学大学院 整形外科学講座
下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
順天堂大学大学院 医学博士取得
SBCグループ・西新宿整形外科 入職
西新宿整形外科  医院長
ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

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院長 田邊雄医師