20代になるまでに身長を伸ばす鍵は成長ホルモンの分泌促進です


20代になるまでにお子さんの身長を伸ばすためには、成長ホルモンの分泌を促進することが効果的であるとされています。成長ホルモンは幼児期に骨の両端にある軟骨細胞の分裂と増殖を促し、骨を伸長させる働きがあります。

また特定のアミノ酸の取り込みを促すことでたんぱく質の合成を促進し、筋肉の成長にも一役買っています。成長ホルモンが不足すると、健康な身体を維持するための代謝調整作用に影響を与えることがあります。

成長ホルモンの分泌を促進させるためには質の良い睡眠が大切です

「寝る子は育つ」と昔から言われるように、睡眠は身体の健やかな成長には欠かせないものです。
ところが現代の子どもの生活時間は夜型へと変化しており、年齢が上がるにつれて就寝時刻が遅くなっていく傾向にあります。
就寝時刻が遅くなると睡眠時間が減少するだけでなく、朝すっきりと目覚めることが難しくなり、起床時刻がだんだんと遅くなります。

起床時刻が遅れることで朝食を食べる時間が確保しづらなくなるため、朝食を抜くなど生活習慣に影響を及ぼします。

社団法人日本小児保健協会の幼児健康度調査報告書によると、22時以降に就寝する幼児の割合は52%にものぼり、幼児の夜型化も深刻な問題となっています。
睡眠は身体を休めるという休息の意味合いだけでなく、子どもの成長に大きな関わりを持っています。

乳児期から思春期にかけての子どもは急激に成長していきますが、身長は成長ホルモンの働きによって特に大きな伸びを見せていきます。
成長ホルモンは眠っている間に最も多く分泌されるため、質の良い睡眠をとることが子どもの身長を伸ばすことに役立ちます。
特に年齢の低い子どもが夜型になってしまうのは、大人の生活習慣が影響を与えているケースも多く見られます。

子どもの生活習慣を整えるには、まずは大人の生活習慣を見直すことが大切です。

睡眠の質を上げるための2つのポイントがあります


質の良い睡眠には定義があります。
1回目および2回目のノンレム睡眠時に深い眠りまで達した後、レム睡眠を経て目覚めることができた状態が良質な睡眠であると言われています。
ここでは良質な睡眠を得るための2つのポイントについて述べていきます。

寝室を快適な環境に整える

上質なホテルの一室では間接照明で控えめな明るさに設定され、空調も適度な温度に保たれています。
部屋の内装もベージュやグレーなどの落ち着きのある色調にまとめられ、眠りを妨げるさまざまな要素がコントロールされています。

ホテルの部屋をそのまま真似るのは難しいかもしれませんが、照明やインテリアなどを工夫することで、眠りに落ちやすい環境を作ることは可能です。

寝心地の良い寝具を使う

寝心地の良い寝具とは肌触りが良く、寝返り、発汗、体温低下などの睡眠中の生理的変化を妨げない寝具のことです。
子どもは汗をかきやすいので、特に発汗については注意をしてあげましょう。
寝床内気象と呼ばれる布団の中の環境が寝心地の良さに関わりますが、理想的な寝床内気象条件は温度が33±1℃、湿度が50±5%(RH)とされています。

デジタル機器との付き合い方についてお子さんと一緒に考えてみましょう

現代の子どもの睡眠時間が短くなっている背景には、塾や習い事、共働きが増えたことで親の帰宅時間が遅くなったことが挙げられます。
そして最も大きな問題なのが、スマートフォンやゲームのし過ぎによる睡眠不足です。
現代の子どもはデジタル機器に触れる機会が多くあります。

幼い頃からスマートフォンでゲームをさせたり、タブレットでアニメを見せたりといった何気ない習慣が、子どもがデジタル機器に依存する環境を生むきっかけになることがあります。
デジタル機器との上手な付き合い方を教えてあげることが睡眠を改善させ、20代までに身長を伸ばす可能性を高めます。

専門家に相談したい場合は、子どもの身長について詳しいクリニックを訪れると心強いでしょう。

(まとめ)20代になるまでに身長を伸ばすことはできる?

1.20代になるまでに身長を伸ばす鍵は成長ホルモンの分泌促進です

20代になるまでにお子さんの身長を伸ばすには、成長ホルモンの分泌を促進することが重要です。成長ホルモンには骨を伸長させる働きや、筋肉を成長させる効果があるとされています。
成長ホルモンが不足すると代謝調整作用に影響を及ぼします。

2.成長ホルモンの分泌を促進させるためには質の良い睡眠が大切です

質の良い睡眠は子どもの身長を伸ばすために欠かせない要素です。ところが現代の子どもは夜型へと変化しており、年齢が上がるにつれて就寝時刻が遅くなっています。就寝時刻が遅くなると睡眠時間が減少するほか、朝食を抜くなど生活習慣に影響を及ぼします。

3.睡眠の質を上げるための2つのポイントがあります

質の良い睡眠とはノンレム睡眠で深い眠りに達した後、レム睡眠を経て目覚めた状態のことを言います。ホテルの部屋などを参考に、落ち着いた照明や内装などで眠りに落ちやすい環境作りをしてみましょう。肌触りの良い寝具を取り入れることも効果的です。

4.デジタル機器との付き合い方についてお子さんと一緒に考えてみましょう

現代の子どもの睡眠時間が短くなっている理由には、塾や習い事、親の共働き、スマートフォンやゲームのやり過ぎなどがあります。
特にデジタル機器への依存は睡眠時間に大きく影響してくるので、上手な付き合い方を教えてあげましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe
経歴
富山県立富山中部高等学校卒業
金沢医科大学医学部医学科卒業
順天堂医院 初期研修医
順天堂医院 初期研修修了
順天堂医院 整形外科入局
順天堂大学大学院 整形外科学講座
下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
順天堂大学大学院 医学博士取得
SBCグループ・西新宿整形外科 入職
西新宿整形外科  医院長
ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
住所 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-3 新宿大京ビル7階
お問い合わせ 0120-962-992
院長 田邊雄医師