猫背を治すだけでは身長を伸ばすことは難しいです


姿勢が悪いことによって、成長ホルモンの分泌が妨げられている可能性があります。
そのため、猫背を治すことによって成長ホルモンの分泌が盛んになることが期待できるでしょう。

猫背を改善することには子どもの身長を伸ばす間接的な効果があると考えられています。
しかしながら、身長を伸ばすにはさまざまな要素が必要となり、猫背を治すだけでは身長を伸ばすことは難しいです。

猫背を治すことに成長ホルモンの分泌を促進する効果が期待できます

子どもの身長を伸ばすためには、さまざまな要素が必要になります。
身長を伸ばすということは、骨を太く長く成長させるということと同じだと考えられます。

骨の成長には脳下垂体から分泌される成長ホルモンが不可欠で、血中の成長ホルモン濃度は深い睡眠をとっているときに最も高くなるといわれています。
そのため、子どもの身長を伸ばすには、成長ホルモンや睡眠がなくてはならないといっても過言ではないでしょう。

成長ホルモンの分泌は姿勢の悪さが原因で妨げられる可能性があります。
猫背の姿勢もその一つで、骨格が歪むことで骨の成長に悪影響が及ぶと考えられています。

そのため、猫背を改善することに成長ホルモンの分泌を促す効果が期待できます。
また、猫背は内臓を圧迫する姿勢ですから、消化不良の原因の一つといえます。

身長を伸ばすためには、たんぱく質やカルシウム、ビタミンDなどの栄養素が必要となります。
猫背を治すことで成長に必要な栄養素を消化吸収しやすくなると考えられるでしょう。

さらに、猫背は前かがみになっている姿勢のため、本来の身長よりも低く見えてしまう恐れがあります。猫背が改善されれば、結果的に身長の数値が上がる可能性はあります。

猫背の姿勢は日常の意識を変えることで改善されます


猫背の姿勢は、首が少し前に出ており、背中が丸まっているのが特長です。
では、猫背を治すには一体どうしたらよいのでしょう。
よく、猫背を治すために大きく背伸びをしている方がいますが、この方法では一時的な効果しか得られず、すぐに元のような猫背に戻ってしまうと考えられています。

力を入れて背筋を伸ばしたり腰を反らせたりすることは、だんだん疲労になってしまい継続することは難しいです。
そのため、背中を反らそうとするのではなく、胸を張ることを意識するようにすると良いです。

胸を張れば、内臓が圧迫されることも少なくなるでしょう。
また、背骨の土台となる骨盤の傾きを治すことが大切です。

そのためには、脚を上下左右に動かす股関節の筋肉を鍛える必要があります。
さらに、骨盤に上半身の体重を乗せるように意識すると自然と正しい姿勢になると考えられています。
普段椅子に座る姿勢を改善するだけでも同様の効果が期待できます。

椅子の高さは高すぎず低すぎないことが理想的で、足の裏は地面にぴったりと付いている必要があります。背中や腰が浮いておらず、背もたれにしっかりと固定されている状態が正しい座り方とされています。

姿勢が悪くなる原因は日常生活に多くあります

姿勢が悪くなる原因は、日常生活のさまざまなところにあると考えられています。
椅子の座り方だけでなく、立っているときの姿勢も同様です。

立っているとき、無意識のうちに片足に重心をかけてしまう子どもがいますが、これも、骨格を歪ませ、姿勢を悪くする原因の一つとなります。
また、重いカバンをもつとき、片方の手ばかりを使っていると重心がそちらに傾いてしまう可能性があります。

重いものを長時間持ち続けることは姿勢を悪くする原因となるため、体の小さな子どもには特に注意が必要です。
長時間のパソコンやスマートフォン、テレビゲームなども猫背の原因になるため、これらの時間は極力減らすようにしましょう。

成長ホルモンの分泌に必要不可欠な睡眠ですが、睡眠時の寝方も姿勢が悪くなる原因とされています。
本来、人は仰向けで寝ることが理想的とされています。
しかし、実際には横向きで寝る子どももいれば、うつ伏せで寝る子どももいることでしょう。

これらの姿勢は、全身の骨格を歪ませ、O脚やX脚などの原因になる可能性があります。

(まとめ)猫背を治せば身長を伸ばすことができるの?

1.猫背を治すだけでは身長を伸ばすことは難しいです

子どもの身長を伸ばすためには、さまざまな要素が関係しているといいます。
姿勢もその一つですから、猫背を改善することで間接的に身長を伸ばす効果が期待できます。
しかし、猫背を治すだけでは身長を伸ばすことは不可能でしょう。

2.猫背を治すことに成長ホルモンの分泌を促進する効果が期待できます

子どもの身長を伸ばすためには、成長ホルモン、そして睡眠が必要不可欠となります。
姿勢の悪さが成長ホルモンの分泌を妨げる可能性があり、猫背もその一つだといわれています。
そのため、猫背を治すことで間接的に身長を伸ばす効果が期待できます。

3.猫背の姿勢は日常の意識を変えることで改善されます

猫背の姿勢を直すには、無理に背中を反らすのではなく、胸を張ることを意識することが大切だといわれています。
また、骨盤の傾きを治し、股関節の筋肉を鍛えることも効果的です。
普段椅子に座る姿勢を正しいものにするだけでも、十分改善が期待できます。

4.姿勢が悪くなる原因は日常生活に多くあります

立っているときの姿勢や寝ているときの姿勢も、普段の姿勢を悪くさせる原因になると考えられています。
片足に重心をかけたり、重いものを片方だけ持ったりすることは骨格を歪ませてしまう可能性があるので注意しましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
田邊雄医師
たなべ ゆう/Yu Tanabe

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経歴
富山県立富山中部高等学校卒業
金沢医科大学医学部医学科卒業
順天堂医院 初期研修医
順天堂医院 初期研修修了
順天堂医院 整形外科入局
順天堂大学大学院 整形外科学講座
下記順天堂医院関連施設にて勤務・研修
(順天堂本院、順天堂練馬、伊東市民病院、宮川病院、杏雲堂病院、浅草病院、東部地域病院、賛育会病院、王子病院 等)
日本整形外科学会認定 整形外科専門医取得
順天堂大学大学院 医学博士取得
SBCグループ・西新宿整形外科 入職
西新宿整形外科  医院長
ロコモアドバイスドクター 就任
(「ロコモ チャレンジ!推進協議会」公認)

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 田邊雄医師