過度なダイエットは成長に悪影響ですが、肥満も身長を伸ばす期間を短くすると言われています


身長を伸ばすための期間である成長ですが、この時に食事制限などを用いた過度なダイエットを行う事は、おすすめできません。
なぜならば、成長のための大切な栄養を摂れないことで身長の伸びが止まってしまうことにつながってしまう場合があるからです。

しかし、肥満などになっている場合は別です。
肥満は身体の成熟を早めることにつながるため、成長期自体の期間が短くなってしまうことがあるのです。バランスの取れた適切な食事を行う事で、健康的な身体を作っていくことが子どもには大切と言えるでしょう。

過度なダイエットは身体の成長を阻害するきっかけになってしまいます

美しいモデルの写真やかっこいいスポーツマンの減量エピソードなどを聞いて、ダイエットをしてみたいと思ってしまうのは大人も子どもも変わりません。
しかし、身長を伸ばすことを考慮した上では、成長期の過度なダイエットは推奨できないと言えるでしょう。

成長期は、成長のためにさまざまな栄養を蓄え、身体を育てる期間でもあります。
その期間に、絶食や偏食などの食事制限などを用いたダイエットを行うのは非常に危険と言えます。
身体を健康な状態に維持し育てるためにはさまざまな栄養素が必要になりますが、それらの供給がなくなってしまったり偏ってしまったりすると、身体を育てる機構などに良くない影響が出てしまいます。
結果的には身長の伸びや身体の成長を止めるきっかけになってしまうこともあるのです。

また、カルシウムに関しては、18歳までに身体に蓄えられたカルシウムがその後の骨の密度や強度を左右するとも言われています。
そのため、偏ったダイエットの結果カルシウムの不足が生じ、将来の骨粗しょう症などにつながってしまうこともありえるのです。
成長期は食事制限などをせず、バランスの取れた食生活を送り、健康的に過ごすことが大切でしょう。

肥満も成長期の期間を短くするとも言われています


過度なダイエットはもちろん成長期に良くない影響を与えてしまうことがわかりました。
しかし、だからといって、逆に太っていることが成長期に良いというわけではありません。
脂質の多すぎる食事を続けていると、肥満になってしまうことがあります。

栄養を十分摂っているのだから、問題はないのではないのか、と考えてしまいますが、実は、成長期の肥満は、身長の伸びる成長期の期間を短くしてしまうことにつながってしまうのです。
肥満の状態になると、レプチンと呼ばれるホルモンが脂肪細胞から分泌されるようになります。
このレプチンは人間の身体の性成熟に大きく関係しているホルモンのため、このレプチンによって身体の成熟が早まり、身長の止まるタイミングがより早まってしまう場合があるのです。

その結果、成人になった時の最終身長が比較的低くなってしまう場合もあり、高身長につながらないことがあるのです。
そのため、肥満となってしまっている場合は、逆にバランスの取れた食生活を送ってダイエットを適度に行う必要があると言えるでしょう。
低脂質な食材を使ったカルシウム、たんぱく質を豊富に摂れる料理などを食生活に組み込んで、無理のないダイエットから始めて見ましょう。

栄養バランスの取れた食生活が身長を伸ばすことにつながります

では、実際、成長期におすすめの食事とはどのような食事なのでしょう。
まず、身長を伸ばすためにはたんぱく質を意識して摂ることが大切です。

そのため、肉や魚、大豆製品、チーズなどのたんぱく質を多く含む食材を食事に導入してみましょう。
このとき、太り過ぎないことを考えるのであれば、肉も鶏肉のささみのような低脂質ものを選ぶと無理なくダイエットにつながります。

ヘルシーであることと栄養満点であることは両立できるのです。

他にも、カルシウム、ビタミンD、マグネシウム、亜鉛などは摂取しにくい栄養素と言われているため、これらの栄養を意識し上手に摂取することが大切です。
普段の食生活に含めるのが難しい場合はサプリメントを使ってみても良いでしょう。
また、食生活の改善を行っても身長の伸びが見えない場合や、お子様の低身長が気になるときは、低身長専門のクリニックなどに足を運んでみて、お話を聞いてみるのも良いかもしれません。
成長ホルモンの分泌に問題があって身長が伸びない場合は、早期受診が大切です。

(まとめ)身長を伸ばす成長期にダイエットを行っても良い?

1.過度なダイエットは成長に悪影響ですが、肥満も身長を伸ばす期間を短くすると言われています

成長期は身長を伸ばすための期間ですから、食事制限などの過度なダイエットで栄養が不足してしまってはいけません。
しかし、肥満になってしまってはその成長期自体を短くしてしまうことになる場合があります。栄養バランスの取れた食生活を心がけましょう。

2.過度なダイエットは身体の成長を阻害するきっかけになってしまいます

食事制限などで栄養が不足すれば、身長を伸ばすための機構に良くない影響がでてしまいます。
また、カルシウムの不足は将来の骨粗鬆症などにつながる恐れがあるため、過度なダイエットは避けた方が良いと言えるのです。

3.肥満も成長期の期間を短くするとも言われています

肥満はレプチンと呼ばれる性成熟を促進させるホルモンを分泌させるため、成長期の終了を早めてしまう場合があります。
ですから、脂質の少ない食事に変えるなど、健康的な生活を心がけて肥満を解消することが大切だと言えるでしょう

4.栄養バランスの取れた食生活が身長を伸ばすことにつながります

たんぱく質やカルシウムを摂りつつ、栄養バランスの取れた食事を行う事が身長を伸ばすことにつながります。
もしこのような食生活の改善を行っても身長の伸びが改善されなかった場合には、低身長を専門としたクリニックに足を運んでみましょう。

監修医情報

西新宿整形外科クリニック院長
齋藤まい医師
さいとう まい/Mai Saito

 

経歴
2006 年 関西医科大学 医学部医学科 卒業
療法人藤井会 石切生喜総合病院 臨床研修医
2008 年 大阪市立総合医療センター 整形外科勤務
2010 年 医療法人浩仁会 南堺病院  整形外科
2011 年 医療法人宝持会 池田病院  整形外科
2016 年 西新宿整形外科

運営者情報

運営クリニック 西新宿整形外科クリニック
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院長 齋藤まい医師